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2008/10/09

アメリカ西海岸の提携校訪問Ⅱ

9月25日、シアトルからサンフランシスコに到着すると、また夏に逆戻りしたように、ちょっと歩いただけで汗ばむほどの陽気となった。サンフランシスコ、ロサンゼルスとも大都会だが、個人的には、サンフランシスコの街並みの方が趣もあって親しみやすい感じがする。

ちょっと話題がそれるかもしれないが、アメリカ国内を飛行機で移動する場合、日本より厳しいセキュリティーチェックには注意が必要であろう。ロスの空港で も、シアトルの空港でも、靴を脱ぎ、ズボンのベルトまで外しての入念な身体検査は当たり前で、靴やカバンの中も、何やら試験紙のようなもので拭って薬物検 査のようなことを行っている。スーツケースは、ロックしておくと、中身をチェックするために、鍵を無理やりにこじ開けられることもある。

サンノゼ州立大学訪問
サンフランシスコ空港で私たちを出迎えてくれたのは、堀内教授とはすでに面識のあるサンノゼ州立大学アカデミック・コーディネーターのマリアンヌ・ウィー ラーさんだった。善良なアメリカ人を絵に描いたような女性で、わざわざ私たちのために日本食のお弁当を用意してくれるなど、実に細かいところまで配慮が行 き届いていた。
サンノゼ州立大学は、レッドランズ大学のように郊外にある大学とは異なり、キャンパスが町と隣接している関係上、ちょっと歩けば、劇場、おしゃれな喫茶店、中華料理店などが軒を並べ、今回訪問した2大学と比べると、都会的な雰囲気の漂う大学だといえよう。
今回の訪問では、まずジョン・ウィットモア学長、マーク・ノバック副学長補佐、アメリカ語研究のカレン・オニール主任らと面会し、両校の交流や社会人教育 について活発な意見交換をした。特に年間延べ約3600人の柏市民が学ぶ麗澤のROCKについて説明をしたところ、生涯教育では歴史と伝統のあるサンノゼ 州立大学だけに、関係者も非常に興味を示していた。またウィットモア学長は演劇芸術がご専門で「日本の能や歌舞伎をぜひ鑑賞したい」とおっしゃったので、 これに対しては、歌舞伎座の話題とともに、麗澤の英語のシェイクスピア劇は伝統があり、堀内教授は『ジュリアス・シーザー』のシーザー役に、私は『あら し』のアロンゾー役を演じたと答えると、ともに興味のある演劇談義の効果であろうか、場も雰囲気も大いに和らいだ。
その後のキャンパスツアー には現在麗澤から留学中の高木大地君と田宮尚明君(2人とも経済学部2年次)、そして大学院でコミュニケーションを専攻している卒業生の手塚典子さんが同 行し、実際に生活をしている学生寮をはじめ、いろいろな施設を案内してくれた。特に興味深かったのでは斬新なデザインとアカデミックな雰囲気がうまく溶け 合った図書館で、昔キャンパス内にあった大木が、図書館の柱として活用されていた。麗澤との関係では、大学の特別コレクションや古文書を展示するモダンな 特別室に、廣池学園の廣池幹堂理事長の寄贈した二宮尊徳像と学祖廣池千九郎著『道徳科学の論文』の英訳書が展示されており、特に興味がそそられた。
サンノゼ大学とは経済学部を中心に1993年から留学生の派遣が始まり、2008年までに166名がこのプログラムに参加している。ピーク時は22名を派 遣した年次もあったが、ここ数年は一桁代に減少している。今後はショートプログラムなどを開拓してサンノゼ州立大学のほうから麗澤へ派遣する学生を勧誘す ることも含めて、提携の在り方をさらに検討することが必要であろう。

サンノゼ州立大学の広大なキャンパス

サンノゼ州立大学の広大なキャンパス

央が両大学学長

央が両大学学長

留学中の学生・スタッフとともに

留学中の学生・スタッフとともに

大学のコレクション・古書特別展示室

大学のコレクション・古書特別展示室

二宮尊徳の像と英訳『道徳科学の論文』

二宮尊徳の像と英訳『道徳科学の論文』

図書館の内部

図書館の内部

往復の移動も含めて全旅程1週間という短い期間ではあったけれども、提携校の関係者と貴重な情報交換を し、親睦を深め、また現地での麗澤大学OBの活躍ぶりを見聞するなど、非常に充実した内容であった。さらに来年の10月に開催予定の麗澤大学開学50周年 記念式典参加への案内もとどこおりなく済ませることができたことも収穫である。今後も麗澤大学とこれらの海外提携校との関係はますます発展するに違いない との手ごたえを覚えつつ帰路についた提携校訪問であった。