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2009/05/13

韓国の又石大学校創立30周年式典に参加し、本学との交流協定を締結 I

去る5月7日から10日まで韓国を公式訪問した。その目的は二つある。一つは、又石(ウソク)大学校創立30周年式典にご招待を受け、これに併せて同大学と本学とで交流協定の調印をすること、もう一つはソウルでミニ同窓会を開催することである。

又石大学校は韓国の伝統文化と味覚の都である全羅北道全州に位置している。私たちが宿泊したホテルの裏手には、韓国の伝統的家屋が軒を並べる「韓屋村ハン オッマウル」があり、ホテルの窓からもその歴史的趣のある村の全景が見渡せた。味覚といえば、全州名物のビビンバが有名であるが、初日の歓迎夕食会でもこ の人気料理が振る舞われ、又石大学校の羅総長から、御自身の創作絵本『ビビンバの話』をプレゼントしていただいた。この絵本には、貧しい村人たちが、それ ぞれ食べ物を持ち寄ってそれらを大きな器に入れて混ぜわせると、栄養価の高い健康食品となり、それを皆で分かち合って元気を取り戻したというビビンバの起 源が綴られている。初日の晩餐会に海外からいろいろな関係者が一堂に会したことは、まさにこの「混ぜご飯」の料理を味わい、互いの友好を深めるにはぴった りのセッティングのように思えた。

食後の散歩がてらホテルの外に出ると、何やら独特の香りが辺りに漂っているような感を覚えた。その わけを私たちのホスト役でもある李道烈先生に伺ってみたら、朝鮮戦争後、生活用木材のないときに、アメリカ人が植えたというアカシアの白い花が放つ香らし い(こちらのアカシアの木には棘があり、日本のアカシアとは種類が違うという)。またそれと同時に、松の花粉が飛散する季節でもあるという(松の花粉は薬 用にこそなれ、日本のスギ花粉症のようなアレルギー症状は引き起こさないというので安心した)。大都会ソウルとは一味違う牧歌的な雰囲気を楽しむことがで きた。

5月8日、朝の10時から2度目の晩餐会が終わる夜の9時まで、又石大学校が用意したスケジュールに従い、あっという間に1日 が過ぎた。10時から羅総長との面会、11時から12時半まで文化館にて30周年記念式典、12時50分から午後2時まで体育館でのレセプション、2時か ら22階のコンフェランス・ホールで調印式と続き、メイン行事はすべてつつがなく終了した。その後、2時半からは全州観光ツアーで韓国村訪問、晩餐会と懇 親の催しが準備されていた。今回の訪問では、本学との交流を積極的に推し進めてくださった羅鐘一総長や李道烈先生をはじめ、又石大学校の関係者の方々には いろいろとお世話になった。この場を借りて御礼を申し上げたい。

また2日目の晩餐会の時には、又石大学校の先生方が、本学の道徳科学 教育センターと大学における道徳教育に強い興味を示され、この分野でも交流を深めたいとの要望があった。帰国後、今年の4月に出版されたばかりの『大学生 のための道徳教科書』を献本させていただくことにした。

蛇足ながら、又石大学校と麗澤大学とが交流提携を結ぶに至る経緯については、記念式典で披露した祝辞の中で簡単に触れてあるのでご覧いただきたい。

≪記念式典祝辞≫
「本日、又石大学校創立30周年に当たり、麗澤大学を代表し、衷心よりお慶びを申し上げるとともに、この記念式典に海外からの参列者を含む大勢の関係者とともに参加できますことを心から光栄に思います。

さて、麗澤大学と又石大学校との交流の歴史を振り返りますと、第3回日韓人文社会科学学術会議が麗澤大学で開催されました時、当時、駐日韓国大使のご要職 にあられた羅鍾一先生に特別講演をしていただいた2006年にまで遡ります。日韓友好の必要性を真摯に訴えられた羅先生の素晴らしいご講演には、多くの参 加者が深い感銘を覚えました。

翌年、2007年5月2日に開催されました羅鍾一博士の又石大学校第10代総長就任式には、前学長の梅 田博之名誉教授(玉冠文化勲章受章、東崇学術賞受賞)が出席する栄誉に浴し、両校の相互交流が始まりました。その翌年2008年には、貴学の李道烈先生が 麗澤大学大学院言語教育研究科の客員研究員として来学され、目覚ましい研究成果をあげられました。同研究科では、梅田前学長に続き、宝冠文化勲章と東崇学 術賞を受賞した藤本幸夫教授によって韓国語研究および日韓対照比較言語研究が継承されております。

このようにこれまで両校は友好的に 交流を続け、それも年を追うごとに充実してまいりましたが、それはあくまでも個人的な学術交流のレベルに留まるものでした。今後はそれをさらに発展させ、 より組織的、包括的に展開すべく、今回、両校の間でめでたく大学間交流に関する協定書を締結した次第です。

折しも今年は麗澤大学にと りましてもエポックメイキングな年でありまして、開学50周年を迎えました。大学の前身である私塾の道徳科学専攻塾まで含めますと、来年には創立75周年 を迎えます。このめぐり合わせは、人知を超えた天の采配がもたらす祝福すべき偶然であるように思えてなりません。両校にとって、ともに喜ぶべきこの年に当 たり、学術と教育の交流を通して両校および両国の友好関係がますます深まり、ともに発展しますことを祈念して、私のお祝いの言葉といたします。 2009 年5月8日」
<番外編へ続く>

又石大学校本館

又石大学校本館

本館前の記念撮影

本館前の記念撮影

又石大学校の建学の理念

又石大学校の建学の理念

記念式典での祝辞

記念式典での祝辞

交流協定の調印式

交流協定の調印式

交流協定の調印式2

交流協定の調印式2

ビビンバをふるまう呉錫興先生

ビビンバをふるまう呉錫興先生

夕食会後に羅総長(右端)と

夕食会後に羅総長(右端)と

ホテルから見た韓国村の風景

ホテルから見た韓国村の風景

アカシアの木

アカシアの木

学生の案内で史跡見学

学生の案内で史跡見学