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2009/10/08

廣池学園創立75周年・麗澤大学開学50周年の記念式典の開催

去る10月2日、雨天にもかかわらず、日本私立大学協会会長など私大関係者のご来賓をはじめ、海外提携大学関係者、教職員OB、卒業生らが多数出席し、廣 池学園創立75周年・麗澤大学開学50周年の記念式典が第1体育館で盛大に開催された。式上、本大学を代表し、以下のような式辞を述べたのでご紹介した い。

式辞

本日、ここに麗澤大学開学50周年、廣池学園創立75周年の記念式典を挙行するにあたり、麗澤大学を代表して一言ご挨拶を申し上げます。
初めに、本日はご多忙中にもかかわらず、多数のご来賓の方々にご参集いただき、誠にありがとうございました。平素より麗澤教育に対する深いご理解とご支援 を賜り、心から御礼申し上げたいと存じます。また本日は、本学の海外提携校でありますアメリカのセントマーチンズ大学、ドイツのイェーナ大学、中国の上海 財経大学と天津理工大学、台湾の淡江大学と国立屏東商業技術学院、そして韓国の又石大学校から、学長、副学長、そして関係者の方々のご臨席を賜っておりま す。高い所からではありますが、遠路ご参列いただいた海外提携校の皆様にも厚く御礼申し上げます。
さて平成21年は経済の世界でも政治の世界 でも未曾有の変化に見舞われた年でありますが、このような激動の時代に、本学が周年を迎えますことは象徴的でもあり、また意義深くもあります。今日のよう な国家的な危機の時代であるからこそ、国力の基盤である教育の充実が重要なのであり、高等教育の一翼を担う麗澤大学もその存在意義を社会から問われている からでございます。今こそ、本学の創立者・廣池千九郎の言葉、「大勢には、善きものと悪しきものとあり。大勢に逆行するもの、または順応するものは滅ぶ。 順応しつつ真理を守るものは残る」を思い起こし、グローバル化された現代社会に順応しつつも「守るべき真理」とは何かという問いを自らに投げかけたいと思 います。
今から50年前の本学開学式で初代学長の廣池千英は、麗澤教育の特徴をいみじくも次のように述べています。「そもそも教育というもの は、人間の心に仁愛の精神を植えつけますところの最高の理想であると私は信じておりますものでございます。この精神の上に現代の科学と知識とを植えつけ て、これを応用してこそはじめて学問というものの光が出てまいるものでございます。」この「知徳一体」の建学の精神こそ、私どもが守るべき真理であり、こ れからも麗澤の道統および学統として受け継いで大学教育の中で展開してゆくべきものだと信じます。 
麗澤大学は、多様化、グローバル化する新 しい時代に対応すべく、全学をあげて抜本的な教育システムの改革を推進し、平成20年4月、外国語学部と国際経済学部を両学部とも改組し、外国語学部外国 語学科、経済学部経済学科・経営学科として新たにスタートいたしました。 本学の特徴である、少人数による語学教育、倫理・道徳教育に加え、将来の進路とキャリアを視野に入れ、両学部あわせて30の専門領域を設けました。これに より、卒業後の就職と専門分野を見据えたカリキュラムと教育環境が整い、入学から卒業までの一貫した実践的教育が実現されることになります。また本学に は、比較文明文化研究センター、企業倫理研究センターなど、麗澤ならではの研究機関がございます。特に企業倫理研究センターにおきましては、本日記念講演 をいたします高巌経済学部長が全米企業倫理コンプライアンス協会(SCCE)より「企業倫理コンプライアンス賞」を受賞するなど、その研究活動や社会貢献 は世界的に評価されております。
さらに新約聖書で「新しいワインは新しい革袋に」と言いますように、そのような研究体制および新しいカリキュ ラムに基づいた教育体制にふさわしい教育環境の整備も進めております。具体的には「森との共生」をテーマにした新校舎の建設に着手したのを始め、本学の伝 統的な教育施設である「国際寮」の建て替えも計画中でございます。
さらに21世紀にふさわしい「開かれた大学づくり」を目指す本学は、地域振 興や生涯学習推進など、地域貢献の一環として、平成18年に麗澤オープンカレッジ(ROCK)を開講いたしました。20年度の講座数はおよそ230、受講 者数は延べ4,400人に達しております。今後も大学の知的、教育的、人的財産をさらに地域社会のために活用すべく、内容の充実、発展を図りたいと思いま す。
また本学では、本年度と来年度を周年記念年間と位置づけ、「知のモラルの再構築‐地球と人類の平和をめざして‐」という統一テーマを掲 げ、本式典に至るまで様々な記念行事を開催してまいりました。世界から著名な学者を招いての国際人口学セミナー、「倫理道徳の理論と実践」と題するモラ ル・サイエンス国際会議、「持続可能な社会の構築にチャレンジする企業」をテーマにした企業倫理シンポジウムなどの行事でございます。これらの行事を通し て、21世紀の知識基盤社会において、いかに「知徳一体」の建学の精神を実現していくかという問題意識を前提に、知識の倫理・道徳性、すなわち「知のモラ ル」の必要性を社会に訴えてまいりました。
同じく記念事業の一環として、平成20年4月には、道徳・倫理に関する教育・研究を組織的、全学的 に展開し、広く社会の道徳教育の推進に資することを目的に「道徳科学教育センター」(Center for Moral Science and Education)を設置いたしました。本年4月に刊行しました『大学生のための道徳教科書』はその最初の成果の一つでございます。今後は国際的な教 育・研究プロジェクトとして、アメリカのボストン大学倫理人格向上研究センターと学術・研究協定を締結し、道徳教材の共同開発を行うとともに、その研究成 果をアメリカでも発表する予定でございます。
本学は、「日々に孜孜、日に新たなり」と校歌に謳われるごとく、この50周年を機に教職員が一丸 となって、さらに一歩も二歩も前進したいと決意を新たにしております。最後になりましたが、今後も挑戦し続ける麗澤教育にご理解とご支援を賜りますようお 願い申し上げ、本日ここにご臨席の皆様のご健勝とますますのご発展を祈念し、私のご挨拶といたします。

式辞を述べる

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海外提携校からの参列者

海外提携校からの参列者

大沼淳氏(日本私立大学協会会長・文化女子大学理事長・学長)による祝辞

大沼淳氏(日本私立大学協会会長・文化女子大学理事長・学長)による祝辞

長谷川匡俊氏(千葉県私立大学短期大学協会会長・淑徳大学理事長・学長)による祝辞

長谷川匡俊氏(千葉県私立大学短期大学協会会長・淑徳大学理事長・学長)による祝辞

功労者の表彰

功労者の表彰

交声曲「稀人」の演奏

交声曲「稀人」の演奏