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2009/10/11

「ホームカミングデイ・大同窓会」で恩師に感謝状

“The Best Ever Reitaku Alumni Reunion”

麗澤大学開学50周年記念式典の翌日、10月3日には「ホームカミングデイ・大同窓会」が開催された。50年というのは歴史的に見ても一つの大きな周期 になるので、今回の同窓会はぜひともこれまでにない盛大な会にしたいという熱い想いがあり、グローバル化する現代、日本で活躍するOB・OGはもちろんの こと、世界を股にかけるOB・OG、そして世界各国の外国人卒業生の参加も期待して、今年のテーマは“The Best Ever Reitaku Alumni Reunion!”とした。

J.H.Payneが“Home, home, sweet, sweet home! There’s no place like home!”と詠い、それを里見義 が「おゝ 我が宿よ たのしとも たのもしや」と訳出したように、帰るべき“home”があることは楽しいものである。創立者の廣池千九郎は、さらに精神的に高い次元から、昭和12年3月 8日の夜、退塾就職してゆく道徳科学専攻塾生11人に訓話を行い、その最後の要領として「毎年2回以上小金の神壇に参拝して霊地の有形無形の空気を吸い、 もって精神を一洗すべし」という言葉を残している。

周年を迎えて「今までで最高の麗澤同窓会を!」という教職員や学生の想いが天に届 いたのか、国内外の企業など様々な分野で活躍している卒業生ら1,200名以上の参加者があり、文字どおり最高の同窓会となった。遠路参加してくださった 卒業生を始め、関係者各位のなみなみならぬご尽力のお陰であるので、大学を代表し、この場を借りて皆様に心から「ほんとうに、ありがとう」と申し上げた い。

大同窓会の会場では、これまで長年にわたって課外活動で学生指導に誠心誠意ご尽力いただいたギャビン・バントック先生と堀ノ内勇 吉先生に感謝状と記念品を贈呈させていただいた。言うまでもなく、大学での教育は授業や講義だけで成り立つものではない。課外活動のような「単位にならな い」教育が学生の人格向上にとっていかに大切か、麗澤の卒業生なら誰でも実感するところである。そこで、お二人の先生と縁の深い廣池学園常務理事の田中駿 平名誉教授と本学の奥野保明外国語学部長から両先生のご貢献を紹介し、大学を代表し感謝の気持ちをお伝えすることになった次第である。残念ながら、堀ノ内 先生は、ご体調の関係で出席できなかったため、後日、剣道部OB5名がお宅へ伺い、奥野学部長の紹介文と学長からの感謝状をその場で読み上げて、記念品と ともに先生にお渡しした。堀ノ内先生のご子息からは、大変感激しましたとの御礼のご連絡をいただいている。

≪田中常務理事によるギャビン・バントック先生の紹介≫
ギャビン・バントック先生は1968年春に、当時ロンドン大学で研究生活を送っておられた廣池千太郎先生から、麗澤大学での専任の教員としての職の提供を受け、即座に、翌1969年春からの麗澤大学への赴任を決断されました。
1968年秋に、イギリスに派遣された私たち家族が、千太郎先生が築いてくださったバントック先生との人間関係を引き継ぎ、何度かお会いし、1969年3 月に、その時はバーミンガム近くのバーント・グリーンのご自宅で会い、そこから、ロンドン郊外の我々の家にお連れし、翌日ヒースロー空港へお送りし、お見 送りしたのを記憶しております。
1969年に着任後、麗澤大学で英作文の授業や英文学等の講義を担当されるとともに、英語劇グループの指導に、本格的に、情熱をこめて、当たってくださいました。
それまでも麗澤では、短大時代から、英語劇を文化祭で公演する伝統はありましたが、それはシェイクスピアの作品でも、いくつかのシーンだけか、短い作品を 選んで公演していたものを、バントック先生の代になると、シェイクスピアでも、ギリシャ悲劇でも、全編を通して演ずることになりました。やがて、1979 年には渋谷の東邦生命ホールでの東京公演を実現し、これは2002年まで14年間継続されました。
1学期末の新入生公演、11月の大学祭公演、2学期末の卒業公演、さらには卒業生で構成された劇団FESTEの指導を通して、25年間にわたり昼も夜も、学生と関わり、学生を激励してくださいました。
1993年3月に、詩作・創作に専念したいということで、本学を退職されましたが、その後も、毎回、大学を訪れ、変わることなく指導を続けてくださっています。
劇以外のことも含めて、紹介したいことに際限がありませんが、これらの劇との関わりの中で、学生たちを、そして卒業生たちを、常に激励し、指導し、一緒に なって楽しんで、その人間的成長に計り知れない影響を与えてくださった、いや、与え続けていてくださっている先生であることを付け加えて、感謝をこめて、 私からの紹介にしたいと思います。

≪奥野学部長による堀ノ内勇吉先生の紹介≫
堀ノ内勇吉先生は、昭和41年(1966年)に麗澤大学剣道部の師範として就任され、平成17年(2005年)86歳をもって勇退されるまで、40年間に亘って剣道部のご指導をいただき、麗澤大学において多大な功績を残されました。 
堀ノ内先生ご自身は、海上自衛隊剣道大会、全日本高齢者武道大会等で優勝・入賞を重ねられ、日本剣道連盟の代表として、海外での剣道の指導と普及のため に、オーストラリア、アメリカ、イギリス、ドイツ、シンガポール、イラン、中国、その他世界各地に派遣されるなど、日本武道の発展に寄与されてきました。
そして平成8年には、剣道界における最高峰の段位である「剣道八段範士」の称号を授与された方であります。
その先生が常々、「麗澤大学のお陰で、学生さんのお陰で、こうして剣道に励むことができました。ありがとうございます。」とおっしゃっています。
剣道場正面左右には、「文武高徳」、「不撓不屈」という堀ノ内先生の揮毫による二つの額が掲げられ、先生にご寄付いただいた立派な太鼓の力強い響きと共に、稽古に励む学生達を勇気付けてくれています。
堀ノ内先生は、剣道の修業を通じて、道を求めて、人格を磨くということを、身をもって教えて下さった方であり、まさに麗澤の建学の精神そのもの。そのお姿を手本として、剣道に、そして職務に励む多くの卒業生が全国で活躍しております。
本学の学生に偉大な感化を与えてくださった堀ノ内先生に、あらためて感謝申し上げます。

ギャビン・バントック先生(中央)を紹介する田中駿平廣池学園常務理事・本学名誉教授

ギャビン・バントック先生(中央)を紹介する田中駿平廣池学園常務理事・本学名誉教授

ギャビン・バントック先生へ感謝状を授与する中山学長

ギャビン・バントック先生へ感謝状を授与する中山学長

堀ノ内勇吉先生

堀ノ内勇吉先生

感謝状を届けた剣道部OBと記念撮影

感謝状を届けた剣道部OBと記念撮影