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2010/01/18

教え子が「平成21年度文部科学大臣優秀教員表彰」を受章

教師をしていて心から良かったと喜びを覚える瞬間がある。それは、教え子が立派に成長して社会で活躍する姿を見ることである。本学の教育理念の一つに「出 藍の教育」がある。出藍とは「青は藍より出でて、藍よりも青し」(荀子勧学)からとった表現で、藍から採った青色は、藍よりも青いことから弟子が師よりも まさりすぐれることの譬えである。今回、平成21年度文部科学大臣優秀教員表彰受章のニュースは、まさに「出藍の誉れ」と言うのがもっともふさわしい朗報 だった。以下に受章の喜びを伝えるメールをご紹介したい。

◇ ◇ ◇

中山 理 先生

ご無沙汰しています。45期卒、北海道の大塚謙二です。
私は、先生がイギリスから帰国後、麗大で授業をされるようになってから、最初に卒論を見ていただいた学生でした。覚えていらっしゃいますか?現在は、サ ミットの開かれた街、洞爺湖温泉中学校で英語教師をしています。もう今年で24年になりますが、大学時代のことは、つい先日のことのように思い出されま す。麗澤大学は本当にたくさんの思い出がつまっている、なつかしい第二のふるさとだ、と私の仲間はみんな言っています。
さて、この度メールさせていただいたのは、来週(1/25)、平成21年度文部科学大臣優秀教員表彰を受章することになりまして、そのご報告とこの道に進ませていただくことになったきっかけをいただいた大学の先生方に感謝の気持ちを伝えたく書いております。
この表彰される経緯は、今から12年前、全国各地で英語教育の授業実践のワークショップを行っている達人セミナーという団体の講師をするようになり、その 後、東京学芸大学の金谷憲教授と授業実践をビデオにまとめて発売したり、明治図書から第二言語習得の理論と実践事例を出版する機会をいただきました。その 本が多くの先生方に読まれるようになりそれがきっかけで、全国各地、南は沖縄、北海道の多くの市町村でセミナーを行い、昨年70回目をむかえました。この 様なわけで、地域の英語教育への貢献を認めていただいて今回の受章につながりました。
これも、全ては麗澤大学の先生方のおかげだと思っています。なぜなら大学3年生まで何になろうかと決めかねていた自分を、熱心な先生方のご指導で教師の道に進ませていただいたからです。
1年生の入学したての頃は、朝6時半から、英語学科の先輩たちが、発音指導をしてくださり、その後、夏になるとEarly Morning Class で20の英文を暗記し、それを毎朝7時半から英語学科の先生方が分担してテストしてくださいました。また、中山先生は、我々の寮に住んでいらっしゃって、 少林寺拳法の練習後、風呂場で一緒になったり、授業では、ウイスキーなどイギリス文化の話をしてくださいました。とにかく、中山先生は熱い先生で、勉強不 足の私たちに、やる気になるようなお話をたくさんしてくれました。
中道先生は、授業で学生一人ひとりの発音を録音して指導されたり、私が教員採用試験に合格した時には、研究室に呼んでくださり、先生の書かれた本をいただき、これから生徒のために一生懸命頑張るんだよと激励してくださいました。
宮島先生には、教職を指導していただいた上に、流山市の実習校まで紹介していただき、その学校での経験が本当に楽しくて教師を志すきっかけとなりました。このような学生に寄り添い、心の距離の近い指導が、麗澤大学の良さだと確信しております。
夜、田中駿平先生のお宅で勉強会をしていただいたり、ESSや英語劇では、G.バントック先生に長い時間を私たちのためにさいてくださり指導していただき、いま自分が教師になって振り返ると、本当にすごい熱意と愛情をいただいたことに感動します。
他にも諸先生方からいただいた熱心な指導のエピソードは数えきれません。こんなに熱心に指導していただける大学は他にはないでしょう。
今、自分の生徒達との接し方を振り返ると、大学でしていただいたように、生徒達の心に近づき、心を育てるようにしています。学校教育は知識を教える場所で はありますが、その子供達の人格形成に大きな影響を与えてしまう時期だけに、子供達がしあわせな選択ができるように心の指導や道徳の時間を大切にしていま す。これも、麗澤大学と寮で学ぶことができたおかげだと思っています。
現在、教師をする傍ら、平成24年度版の中学校教科書サンシャインイン グリッシュコースの著者メンバーのひとりとして、教科書づくりのお手伝いもしています。より良い教科書をつくり、少しでも日本の英語教育がより良い方向に 進んでくれれば幸いです。これからも麗澤大学で学んだことを生かして頑張っていきます。
本当にありがとうございました。

大塚 謙二
※大塚謙二さんウェブサイトへ

教壇にたつ大塚謙二さん

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