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2010/06/28

日本道徳教育学会での挨拶

梅雨の中休みの週末(6月26日~27日)、本学で日本道徳教育学会第75回大会が開催された。テーマは「学習指導要領の検討―道徳教育 を根本から考えるために」で、学校教育の目標や内容の基本を示す指針である学習指導要領を取り上げ、広範囲な教育論の視点から道徳教育の本来的な在り方に ついて貴重な議論が展開された。開会にあたりホスト校を代表して以下のような挨拶をしたのでご紹介したい。

「ご紹介にあずかりました麗澤大学学長の中山理でございます。

さて、本日、私どもの麗澤大学で、第75回日本道徳教育学会がこうして開催されますことを大変光栄に存じますとともに、麗澤大学を代表いたしま して、今回、本大会に参加される先生方を心から歓迎いたします。「学習指導要領の検討―道徳教育を根本から考えるために」という本大会のテーマだけを拝見 しましても、非常にチャレンジングであり、またインスパイアリングであり、きっと素晴らしい大会になるにちがいないと期待に胸が膨らみます。

さて、今年、平成22年は、麗澤大学にとりましては特別の年でございまして、本学の母体であります廣池学園が創立75周年を迎えます。奇しくも 今回の日本道徳教育学会の大会も75回ということでございます。この75という数の一致に単なる偶然の巡りあわせ以上のものを感じるのは私だけでしょう か。

本学は創立以来、知識と道徳は一体であるとする「知徳一体」を建学の精神とし、道徳教育に力を入れてまいりました。平成20年、21世紀におけ るモラルの再構築と道徳教育のさらなる深化を目指すとともに、本学における道徳・倫理教育を推進する全学的な組織として「道徳科学教育センター」 (Center for Moral Science and Education)を開設いたしました。

その成果の一つが『大学生のための道徳教科書―君はどう生きるか?』でございまして、恐らく本書は、大学教育における「初めての試み」としての モラルの教科書ではないかと自負しております。この教科書は、学生の中からモニターを募集し、ワークショップを開催して完成した、まさに教員と学生とのコ ラボレーションの成果でございます。現在は、キャンパスライフの中でのモラルの実践とは何かをテーマにした「実践編」の作成に取り組み中で、来年の4月に は上梓する予定でございます。

さらにはグローバルな時代に対応すべく、本年、アメリカ・マサチューセッツ州にありますボストン大学と学術交流協定を結び、アメリカの一般市民 のために道徳の啓蒙書を英語で刊行する計画であります。明日、ご講演をいただくケビン・ライアン博士は、かつてボストン大学でアメリカにおける人格教育研 究を推進しておられた第一人者でありまして、現在も同分野で積極的に活躍しておられ、本書の共同執筆者のお一人でもあります。

そのような中で、本日、道徳教育の最先端の研究者の先生方の学会であります日本道徳教育学会の大会が麗澤で開催されますことは、まことに意義深 いことでございまして、これを機会にご専門の先生方から多くのことを学ばせていただきたいと思います。最後に本大会の成功を心より祈念いたしまして、ご挨 拶といたします。」

挨拶する学長

挨拶する学長

挨拶に耳を傾ける参加者

挨拶に耳を傾ける参加者

 

シンポジウム

シンポジウム