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2011/06/10

新校舎「あすなろ」

3月以来、久しぶりのブログとなった。ブログは頻度が重要なのに、一度、他のプロジェクトに気が奪われると、あっというまに時間が過ぎてしまう。まさに溶鉱炉の火のように、一旦火を落としてしまうと、再度、鉄を溶かすまで熱するのにはかなりの時間がかかるということだろう。

さて、最近、江戸時代前期の儒学者、貝原益軒(1630~1714年)の『楽訓』という和綴じの古書(1711年)を購入し、『養生訓』とともに読んでいるのだが、これが実に面白い。『楽訓』は益軒80歳の作品だが、貧賤でも孤独でも、人生を大いに楽しめる趣味として、読書と自然鑑賞をあげ、その楽しみを「清福」と名付ける。「いとまありて閑に書をよみ、古の道を楽しむは、是清福のいと大なる楽也。又其心風雅にして、古書をよみ詩歌を吟じ、月花をめで・・・・四時のおしうつる折々の美景と、草木のかはるがはるさかえうるはしきをみて楽しみ・・・・」と綴られている。

校舎「かえで」と「あすなろ」をつなぐブリッジから、青々茂る木々の表情をみていると、まさに、そのような「清福」の楽しみを味わうことができる。よく学生たちが集まってランチを食べている自校史コーナーからの「つどいの広場」の美景も、高くそびえる樹木の影と芝生に反射する眩しい日光のコントラストが素晴らしい。

建物内にも、そのような周囲の自然との一体感を醸し出す工夫がなされている。たとえば、窓枠、コミュニティ・サークルのベンチ、東屋、テーブルなど、いたるところに建築時の伐採木が有効利用されていること。教室に設置した斜めの天井は、新鮮な外気を取り入れる空調用ダクトのカバーであると同時に、外の自然光を柔らかく教室内に取り入れるための反射板の役割も果たしている等だ。

あとは49万冊の蔵書を誇る本学の図書館で、学生諸君が読書の楽しみを味わうことを願うばかりだ。

「かえで」「あすなろ」を つなぐブリッジ

「かえで」「あすなろ」を つなぐブリッジ

「かえで」「あすなろ」を つなぐブリッジ

「つどいの広場」

「かえで」「あすなろ」を つなぐブリッジ

「つどいの広場」

「かえで」「あすなろ」を つなぐブリッジ

「自校史コーナー」から望む「つどいの広場」の美景

「かえで」「あすなろ」を つなぐブリッジ

「つどいの広場」の景色を眺めながらのランチ

「かえで」「あすなろ」を つなぐブリッジ

伐採木を利用したベンチ

「かえで」「あすなろ」を つなぐブリッジ

伐採木を利用したベンチ

「かえで」「あすなろ」を つなぐブリッジ

伐採木を利用した東屋

「かえで」「あすなろ」を つなぐブリッジ

「自校史コーナー」の机も伐採木を利用しています。

「かえで」「あすなろ」を つなぐブリッジ

背景に緑の映えるカフェ・ラウンジ