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2011/07/15

麗澤大学のISO26000の取り組みが『アイソス』 で紹介

本学のISO26000の取り組みの特集記事が、マネジメントシステム規格の専門月刊誌『アイソス』8月号に掲載された。8ページから41ページまで合計34ページに及ぶボリュームたっぷりの特集記事である。今回の取り組みの発案者であり、本活動の中核で活躍している経済学部長の高巖教授への取材から、学友会の会長と副会長へのインタビューまで盛りだくさんで、実に広範囲に、そして中身まで深く切り込んだ構成になっている。今まで本学が外部の媒体を通して社会に発信した情報の中で、量的にも質的にも、ここまでカバーしたものはないと言っても過言ではない。

2010年9月、本学はISO 26000を活用することを公式に宣言した。ISO 26000は、企業による利用だけでなく、多様な組織による採用を前提として作成された国際規格であるので、本学は、大学組織としてこの社会運動を側面から推進するため、日本のどこの大学よりも早くISO 26000の導入を機関決定したわけである。出発点は高教授を中心とした経済学部の独創的な教材開発から始まったステークホルダー重視の取組みであったが、これをさらに全学的な運動へと高めるため、非公式組織であった作業チームを、全学の「社会的責任推進グループ」(SRG)を経て、「社会的責任推進委員会」へ格上げした経緯がある。

ISO 26000は「パフォーマンス」(結果)を重視する規格であるので、本学の組織資源を集中的に投入する課題を明確にしなければ、そのパフォーマンスを高めることができない。そこで本学は、次の5つの課題を設定した。

課題1 「学生基点に立った教育を推進し、学生の成長を助けること」
課題2 学生基点に立った窓口業務・対応に徹すること」 
課題3 温室効果ガスの削減を図ること」
課題4 環境の美化・保全に努めること」
課題5 ミュニティ貢献を持続的に実施すること」

学長としても、この国際的通用性を備えた社会的責任への全学的動きを、できる限りバックアップしたいと考えている。また教職員や関係者の方々にご協力をお願いする次第である。

広大なキャンパスを管理する学校法人廣池学園および公益財団法人モラロジー研究所も、さっそく理解を示し、協力を申し出てくださった。たとえば、課題④に関連し、生物多様性を維持するため、キャンパスのゾーニング(自然保護の程度に応じた区分け)を実施することを計画している。問題はそのパーフォマンス、「見える化」をどうするかということであるが、一つにはキャンパスマップを自然保護の観点から作り変えてはどうかという案が出ている。今までのマップのようにただ建物の所在を示すものではなく、「保護樹林」「景観樹林」「利用樹林」「公園広場」というように自然環境保護活動の視点からゾーニングし直したマップを作るわけである。

幸い、廣池学園には「麗澤の森に学ぶ会」という自然をこよなく愛する環境保全団体(職員OBが中心)があり、定期的にキャンパス内の植物を紹介する『ニューズレター』を発信したり、清掃活動を行ったりと、有意義な活動を展開している。そのようなグループのご意見も伺いながら、自然保護マップができれば、学内だけでなく、学外からキャンパスを訪れる人々にとっても、自然保護活動に対する理解が深まるのではないかと期待している。それは小さな一歩かもしれないが、将来への有意義な一歩であると信ずる次第である。