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2012/01/30

イスラエルのガリリー・インスチチュート(GIMI)訪問報告(その2)

報告:国際交流センター長 堀内 一史教授

【研究所の概要と訪問の目的】

 GIMIは、1987年以来、主に開発途上国の高等教育機関、民間企業、政府機関などの指導者層に対し、農業・安全保障・教育・環境など12分野でのリーダーシップおよび管理能力育成、各種技能獲得のための研修を行う国際公共研修機関である。GIMIの学習センターはナザレから7キロ離れたキブツ・ミズラに置かれ、研修参加者は同施設の宿泊施設で宿泊する。キブツとは、外郭に農場が広がり中央部分に居住者が自給自足の共同生活を営む、外部世界から遮断され固有の時間が流れる異空間ともいうべき農業共同体である。研修担当の講師は専任ではなく、周辺の高等教育機関・研究機関の専門家が非常勤である。中には米国ハーバード大学生涯学習センターが協賛で行うプログラムもある。

 本学の学生7名を含む日本人学生の中東研修は2011年に2週間にわたって開催された。学生はキブツ・ミズラで生活をしながら、イスラエル・パレスチナの歴史・社会・経済、中東の民族・宗教・生活習慣、中東和平、紛争解決などについて学修し、併せてスタディーツアーを通じてイスラエル・パレスチナ問題を中心とする中東情勢についての理解を深めた。

 今回の訪問の目的は、本学において当該プログラムを安定的・継続的に提供するために必要な教育環境(カリキュラム・担当教員・語学指導など)構築の可能性と限界について議論するための情報収集である。


【打ち合わせ参加者】

ジョセフ・シャレル学長
ショシ・ノーマン氏(中東・宗教研究センター、プログラム・ディレクター)
リズ・シャニ氏(プログラム開発部門、諸大学間協力部ディレクター)
緒方氏(日本プログラム、プログラム・ディレクター)


【打ち合わせ内容】

最初にシャレル学長によるプレゼンテーションがなされた。西欧、北欧諸国についでアフリカ諸国で行ってきた従来の研修を振り返りながらGIMIの業績を紹介。ほとんどの研修は医療、大学を含む学術・研究・教育機関、政府省庁、企業のリーダー層を対象に英語で行われてきた。その意味では本学を含む日本の大学生(学部生)が参加した既述の研修は特殊なものであったといえる。

従来のプログラムの紹介がなされた後、本学の学生を含む日本の学部大学生を対象としたプログラムへのプロポーザルがなされた。

1.比較文明比較文化
2.平和研究および紛争解決
3.国際関係、中東研究、アフリカ研究
4.宗教研究
5.国際法
6.中東を中心としたMBAプログラム
7.ハイテク産業を中心としたMBAプログラム
8.アジアのMBA、グローバルMBA

  

 大きなポテンシャルのあるプログラムであるだけに、安定的かつ継続的なプログラムの提供を実現する方策を考慮する必要性がある。ただし、学部生を対象とするためにはさまざまな工夫が必要であろう。

 研修中の宿舎については、キブツ・ミズラ内の宿泊施設に滞在し、食事はキブツ内にある食堂でいただく。学生にとり異文化体験としては格好の機会を提供しているといってもよい。


<GIMIの様子>















<ナザレの様子>















<キブツ・ミズラの様子>





















イスラエルのガリリー・インスティチュート訪問(その1)
http://www.reitaku-u.ac.jp/president/essay/20120130-3642.html