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2012/06/15

グローバル・ドミトリー(Global Dormitory)が来年4月に完成!

現在、来年の4月オープンを目指して、本学の国際寮「グローバル・ドミトリー」の建設が着々と進行中である。本学の学生寮には歴史があり、本学の前身の道徳科学専攻塾が創設された昭和10[1935]年以来、全寮制度は麗澤教育の中核を担ってきた。

その後、時代の変化と規模の拡大に伴い、全寮制度から希望入寮制度に移行したが、全寮制度時代からの伝統と「学び」の精神は連綿と受け継がれている。寮の玄関には「自我没却神意実現の自治制」という掲板が掲げられ、創立以来、寮生の生活信条となってきた。

寮生活とは共同生活を通じて自己の品性を向上させる場であり、他からの規則や命令によって律せられたり、自己中心の考えによって生活するのではなく、他人を思いやる温かい心を中心とした高いモラルの意識によって自己を律してゆく自治制が根本であるというものだ。


学生寮には、地方出身の学生や外国人留学生の経済的な支援という側面もあるが、それ以上に人間形成の場として、また国際的な交流の場として、まさに広い意味での「学びの場」としてファンクションするものである。

鳥瞰図

 現在建設中の新学生寮は、上に述べたような歴史と伝統を誇る麗澤教育の中心的機能を尊重しつつ、グローバル化を迎えた21世紀の大学教育にふさわしいGlobal Learning Community(国際的な「学び」の共同体)をコンセプトに、「グローバル・ドミトリー」(Global Dormitory 略して「グローバル・ドーム」)と名づけた。以下、グローバル・ドームの数ある特色から3点ほどピックアップしてみよう。


 

◎ピア・ユニット(Peer Unit)の導入 

グローバル・ドームは1ユニット6人構成で、「家族的なコミュニティ」である「ピア・ユニット」を形成する(1ユニットの構成は、ユニット・リーダー1人+日本人・留学生のユニット・メイト5人)。このコンセプトを実現するため、ユニットは、6つの個室(パーソナル・スペース)とキッチンとリビングを併設した共用空間であるグリーン・ビュー・ラウンジ(Green View Lounge)で構成。ピア・ユニットの中核的メンバーがユニット・リーダーUnit Leader)で、4つのユニットが1フロアを構成し、各フロアに、フロア・リーダー(Floor Leader)をおく。

共用スペース:「グリーン・ビュー・ラウンジ」


 

 

 

 

◎コミュニティ・イベント(「学び」のプログラム)

グローバル・ドームでは、コミュニティの交流や親睦をはかり、快適で充実した寮生活を実現するため、さまざまな「学び」のイベントが開催される。学生が企画する学長講話、教職員の個性・特技を活かしたセミナーや交流会、谷川セミナーハウス(群馬県みなかみ町、露天風呂つき宿泊施設)での合宿形式のユニット・リーダー・セミナーなど。




◎ランドスケープ・デザインに創立者の「三方よし」のコンセプト

グローバル・ドームには、コモン・スペースを設け、大学ゾーンとの一体感と、道路を通る地域の方々にも安心感と快適感を与えるように、道路を含めたランドスケープ・デザインを工夫。


具体的には、道路と寮を分断していたフェンスを、植え込みを中心とする緑地に変え、また道路側に面したベンチを配置するなどして、快適なセミ・パブリックゾーン(中間領域)を設けたことだ。①寮を所有する大学、②プライマリー・ユーザーとしての寮生、③セカンダリー・ユーザーとしての道路を通行する地域住民にとって寮の価値の最大化を図るように考えられたもので、創立者廣池千九郎の「三方よし」の考え方をランドスケープ・デザインに応用したもの。「三方よし」とは、自己、相手方、第三者のそれぞれの利益を図るように配慮することがモラルだという考え方で、現在、世間一般に近江商人の心得として知られている「売り手良し」「買い手良し」「世間良し」の三つの「よし」は、廣池の思想に基づくもの。


完成模型(大学校舎「かえで」1階の入り口に展示)