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2013/01/18

台湾の実践大学・国立屏東商業技術学院を訪問

去る1月14日(月)から17日(木)にかけて、渡邊 信外国語学部長、台湾出身の国際交流グループの中島 淑子さんとともに台湾の実践大学と国立屏東商業技術学院を訪問し、前者とは新たに交流協定を提携し、これまで本学より日本語教育実習生を派遣してきた後者とは交流協定の更新を行った。

この二大学とは以前から個人的にも繋がりがある。実践大学の山下先生は私の教え子で、大学時代は英語専攻でありながら中国語の達人であったし、国立屏東商業技術学院校の林学長とは、2011年「第1回台日大学学長フォーラム」(台湾の教育部[文部科学省相当]主催)でお会いして意気投合し、同キャンパスを訪問するようお招きいただいた経緯がある。以下は、同行した渡邊学部長の報告である。

実践大学 謝孟雄理事長・陳振貴学長とともに

屏東商業技術学院 林 俊昇学長とともに


 

 

 実践大学・国立屏東商業技術学院訪問 報告書
報告者:外国語学部長 渡邊 信

1月14日(月)

9:40羽田発全日空1185便で出発。台湾松山空港に現地時間12:45に到着した。時差-1時間のため4時間強のフライト。タクシーで台北シェラトンホテルへ向かう。シェラトンで私たちを出迎えてくれたのは本学国際経済学部出身の劉意新さん(シニア・セールス・マネージャー)。早速のサプライズに、台湾と麗澤の強いきずなを再確認。その後、本学提携校である淡江大学の彭春陽先生(日本語文学系副教授)に国立台湾大学のキャンパスなどをご案内いただく。彭先生は日本文学がご専門で、かつて麗大で教鞭をとられたことがある。その後、淡江大学の施信余先生(日本語文学系助理教授)も加わり会食となり、淡江大学と麗澤大学の提携関係をこれまで以上に強固にしていくことを確認しあった。


1月15日(火)

ホテルを8:50に出発。台北から台南までを台湾高速鉄道 (高鉄)で移動。9:18発-11:01着、およそ1時間40分の快適な「新幹線」での旅だった。台南駅は広くて清潔、本学部からの留学生もこの駅を使うことになる。実践大学応用日文学科主任の山下訓(くに)儀(よし)先生と何啓華先生にお出迎えいただく。このお2人も麗澤大学の出身だ。山下先生は英語学科、何先生は日本語学科のご卒業。

山下先生の運転で実践大学高雄キャンパスに向かう。山下先生の超高速運転でも50分かかるので、バスなら1時間以上はかかるだろう。
12時過ぎに実践大学高雄キャンパスに到着、丁副学長(高雄キャンパスの責任者)にお出迎えいただき、早速ワーキング・ランチに移った。

実践大学キャンパス

私は特に劉開鈴先生(応用英語学系主任)と李宗定先生(応用中文学系主任)と、本学部の英語専攻の学生が実践大学に「クロス留学」する場合のカリキュラムなどについて意見交換した。

ワーキング・ランチの後は、キャンパスを見学させていただく。校舎も図書館も素晴らしい。女子寮を見学させていただいたが、基本的に4人部屋で、2段ベッドが備え付けられている。個室に慣れた麗大生には慣れないと少々きついかもしれないが、光熱費込みで年2万円という寮費を考えればありがたい。規律のある集団生活を経験することは、チームワークを学ぶ上でもよい訓練だ。食堂もかなり充実しており50元(日本円で約150円)でおなか一杯食べられる。

同窓生の皆さんとともに

19:00からは高雄市内の澎湖海産専門店『海王子』で麗澤大学同窓会を開催した。出席された方は、実践大学の山下先生と何先生に加えて、本学の中国学科卒業の沢井さん、安田さん、日本語学科卒業の林仁仁さん、林淑華さん、盧曉音さん、国際経済学部卒業の戴宏哲さん、別科修了の呂梅吟さん、辜河景さんの10名。在学時に皆さんと直接知り合う機会はなかったが、麗澤大学で生まれた絆を台湾南部でもこれから大切に育てていかなければいけないと思った。中山学長が、麗澤大学で何が一番印象に残っているかと聞くと、林淑華さんが間髪いれず「寮生活」と答えたのが印象深かった。本学の「教育寮」の伝統は、新しく建設中のグローバル・ドミトリーでも継承していかなければいけないと強く思った。和やかな同窓会は21:30に散会し、再会を誓って皆さんは家路についた。


1月16日(水)

屏東商業技術学院にて

この日は、もう一つの提携校である国立屏東商業技術学院を訪問した。ホテルを9:20に出発、10:10に到着した。学長はじめ教職員のみなさんに玄関で1列に整列して出迎えていただき恐縮してしまった。ヤシの木が整然と植えられた広大なキャンパスはトロピカルな趣で、かつて留学していた南カリフォルニア大学を思い出した。

学長室での会談では、屏東商業の林学長が麗澤との交流を今後多角的に深めていきたい旨発言された。とても明るく、ポジティブな方だ。中山学長は、2011年に発生した東日本大震災の際、台湾政府から200億円という支援金をいただいたことを日本国民としてお礼を申し上げ、また今回の訪問を歓迎してくださったことに対してお礼の言葉を述べられた。

屏東商業技術学院のキャンパス

その後、役職者の先生方や日本語担当の先生方を交えて昼食となった。昼食にはわざわざ日本風のお弁当を用意していただいた。林学長と中山学長はとても意気投合された様子で、テーブルには始終笑いが絶えなかった。ランチの後、早速協定に関するビジネス・ミーティングに入った。

屏東商業からは交換留学生の増員が提案され、本学からは日本語教育実習生に加えて交換留学生も派遣したい旨を伝えた。英語専攻の学生のクロス留学先としては申し分のないパートナーに思える。いずれにせよ屏東商業はレベルの高い大学であり今後パートナーシップを強めていきたい。

また、林青穎先生(研究発展所国際組長、応用英語系助理教授)から2013(平成25)年度中に麗澤大学で共催の学術シンポジウムを開きたい旨の打診があった。本学にとっても名誉なことであり、ぜひ実現させて林学長はじめ屏東商業技術学院の先生方を柏キャンパスにお迎えしたい。


続いて、16:00に昨日も訪問した実践大学を再度訪問した。「包括協定書」に調印することが目的であったが、教職員50人近くが見守る中、調印式が厳かに行われた。協定書調印に先立つ挨拶のなかで、中山学長はここでも東日本大震災の際に世界で最高額の義捐金と援助を賜ったことを披露し、日本国民の1人としてお礼を述べられた。また天皇陛下が春の園遊会に台湾政府代表を40年ぶりにお招きになり直接感謝の意を伝えられたことをお話になると先生方は大変感動された様子であった。その後、謝孟雄理事長(中華民国第6代副総統謝東閔氏の御子息)が見守る中、陳振貴学長と中山学長が「包括協定書」にサインを交わした。陳振貴学

バーベキューの準備をする学生

長は私が大学院修了後初めて就職したアメリカ・マサチューセッツ州ノーサンプトン市のスミス・カレッジに1年間留学したそうである。世界は本当に狭い!

19:00からキャンパス内にあるバーベキュー場で多くの教員のみなさんと一緒に夕食をいただいた。ここでも中山学長と謝孟雄理事長は歴史の話で大いに盛り上がっていた。その後、山下先生に台南駅まで猛スピードで送っていただき、20:49発の高鉄で台北に戻った。長い一日だったが、充実していた。これで今回の出張の公式行事は全て終了した。ご尽力いただいた山下先生への感謝の気持ちは言葉では言い表せない!


1月17日(木)

淡江大学の先生方とともに

台湾出張最終日を迎えた。台湾は今回で2度目であるが、改めて台湾の人々の人柄の良さを感じた。彼等のホスピタリティーには私たちも学ぶところが多い。チェックアウトの際には、シェラトン社員で本学卒業生の劉意新さんがわざわざ挨拶においで下さった。

午前中は彭春陽先生に淡江大学台北校舎を案内していただいた。彭先生は日本語文学系の副教授であり、また23万人の会員を擁する淡江大学同窓会の責任者だ。大変にお忙しいはずだ。わざわざ時間を割いていただき本当にありがたいと思う。

12:00に淡江大学の施信余先生、馬日本語文学系主任、高棟梁保険経営研究所所長が加わり、昼食会となった。その席上、彭先生から本学から淡江に現在留学中の学生がダブル・ディグリー・プログラム(淡江大学に2年間留学し麗大と淡江両大学を卒業すること)に参加したがっていると聞く。現在、<淡江→麗澤>のダブル・ディグリー制度は存在するが、<麗澤→淡江>は制度自体がない。大学に持ち帰って早急に検討することとなった。

その後松山空港に移動。16:50発全日空1188便で羽田空港に20:10に着いた。短かったが、大変実りの多い出張だった。


実践大学 丁斌首副学長(右)とともに

実践大学の皆様と

実践大学のキャンパスに咲く、九重葛(ブーゲンビリア)


屏東商業技術学院にて

屏東商業技術学院キャンパス

屏東商業技術学院の皆さまからのウェルカムボード