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学長メッセージ

世界と地域から存在を期待される小規模だがきらりと光る大学へ

21世紀になり、情報通信や交通手段の革命的な発達やメガ自由貿易協定(FTA)の出現等により、日系企業は欧米やアジアを中心に海外へ7万社以上が進出し、経済・経営のグローバル化が進展しグローバル競争時代を迎えていますが、一方でAmerica First等の自国第一主義や米中の貿易戦争等の動きも出てきて世界経済は混とんとしています。国内では少子高齢社会やAI(人工知能)に代表される第4次産業革命を迎えると共に、海外から多数の訪日外国人や外国人材の受け入れなど、なかなか先が見えない時代でもあります。しかし危機はまた新しい始まりでもあり、新たなグローバルリーダーが求められています。

我が国が昭和恐慌、ブロック経済化など一連の危機に見舞われた昭和10(1935)年に、本学の創立者である廣池千九郎(法学博士)は、知識と道徳はひとつに調和すべきであるという「知徳一体」の理念の下に、本学の前身である道徳科学専攻塾を緑に囲まれたこの地に開設し、多くのリーダーを輩出しました。その後、本学は昭和34(1959)年に外国語学部、平成4年に国際経済学部(現在の経済学部)を開設し、2020年度に国際学部を新設致しますが、緑に囲まれた小規模の学び舎に変わりはありません。

60年の歴史を持つ外国語学部では、「知徳一体」の教育理念の下、主体的な学びを実践するアクティブラーニングの授業や英語、ドイツ語、中国語などの多様な外国語や外国文化が修得できる専攻や留学プログラムが配置されており、学生は日常のクラスやサークルで世界の仲間と学びあい、多文化・多言語社会で活躍できるグローバル力を身に付けることができます。

一方、経済学部では、道徳と経済は一体であるという「道経一体」の理念を根幹に据え道徳と自主性で人間力を、経済、経営、会計ファイナンス、スポーツビジネスという多様な専攻とビジネス交渉ができる英語カリキュラムにより、専門性と創意工夫で実践力を身に付けることができ、グローバル時代に活躍できるビジネスパーソンが育っています。2020年度には新たに観光・地域創生専攻を設け、学部全体でプロジェクト型学習の導入と体系的な専門教育により、グローバルな視点を持ちローカルに活躍できる「グローカルリーダー」を育成します。

2020年度に新しく誕生する国際学部は、世界で通用する専門性と世界の人々と共生できる力を兼ね備えた人材を輩出します。北米・EU・アジアなどの海外協定校への留学制度や海外協定校とのダブルディグリープログラムを整備し、グローバル教育の推進とPBL(課題発見解決型)学習の導入により、刻々と変化する世界と地域をデザインする「品格あるグローバルリーダー」を育成します。

しかし、これらのグローバル力は、大規模校の大教室の座学だけでは身に付きません。キャンパスを飛び出し、世界や地域と直に触れ合い、お互いに切磋琢磨する中で身に付くものです。学生の顔と名前が一致する小規模の本学では、学生の「やる気に火をつける仕掛け」が豊富に用意されていますし、学生の伸びる力を教職員や先輩・仲間がサポートしています。これらは、80余年前に創立者・廣池が残した先駆的な取り組みや組織風土を受け継いだものであり、麗澤の森に脈々と流れています。

今後も、「知徳一体」に基づく有為な人材育成のために、“小規模にこだわる”、“国際性にこだわる”麗澤大学として、世界と地域から期待される大学となるよう邁進いたします。