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2017/03/14

廣池千九郎生誕150年記念経済・経営シンポジウム大阪会場を開催

麗澤大学の創立者である、廣池千九郎(1866~1938)の生誕150年記念事業の一環として、経済・経営シンポジウム大阪会場を3月5日(日)に大阪府立国際会議場(グランキューブ大阪)を会場に開催されました。シンポジウムは全国3会場で実施するもので、昨年の福岡会場、東京会場での開催を経て、今回の大阪会場開催が最終回となり、800名を越える道徳的経営に関心を持つ多くの企業関係者などが参加しました。
廣池千九郎は、日本が経済的苦境にあった昭和初期に、各層の会社経営者に対して、「道徳と経済は本来一体であり、常に一致すべきである」(道徳経済一体思想)と呼びかけました。一人でも多くの経営者が、高い道徳性を持って事業を行うことが、社会の真の安全と幸福につながると説いたのです。時を越えた現代において、その重要性は不変であるばかりか、ますます高まっています。
本シンポジウムでは、基調講演に麗澤大学学長の中山理、パネルディスカッションに道徳的経営を推進する経営者4氏が登壇し、企業の暖簾を守り継ぐために、いかにして「信用(社徳)」を培うべきかを、道徳経済一体思想をもとに、議論を深めました。

< 基調講演 >
『企業永続の条件――21世紀に生かす廣池千九郎の道経一体思想』 麗澤大学 学長 中山 理

最初に、企業の道徳的経営と社徳の関係を語るうえで、廣池博士の「物をつくる工場ではつまらない。人間を作る工場でないといけない」という言葉を紹介し、経済活動の根本は人づくりであると強調。そして人づくりの第一歩は自分自身や家族、社会との関係性を理解することであり、それが最も効果的に行われるのが道徳的共同体であるから、社員の結びつきが深い企業ほど人づくりがうまくいき、品性も高まると解説しました。続いて、「持続可能な企業経営は何か」という問題に対し、大阪の日本最古の企業である金剛組を例に挙げながら、伝統技術継承のための企業努力を紹介し、多様なステークホルダーを重視した「三方よし」の道徳的経営こそが永続企業の秘訣であると指摘しました。最後に、これからの時代に生き残るための企業経営については、雇用に影響を与える問題として、AI(人工知能)とIOT(モノのインターネット)を挙げ、そんな中でもなくならないのはホスピタリティ(おもてなしの精神)・マネジメント(管理)・クリエイティビティ(創造性)・モラリティ(道徳性)の分野だと述べ、「グローカル」な視点を持ち、世界の人々の安心・平和・幸福という普遍性に加え、相手が大切にするものを大切にする「人間尊重」の発想をもつ人材を育てる必要があるとまとめました。


< パネルディスカッション >
株式会社新宮運送 代表取締役社長 木南一志
佐藤薬品工業株式会社 代表取締役社長 佐藤 進
ジャトー株式会社 代表取締役社長 小野謙治
株式会社堀商 専務取締役 堀 英子