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2018/03/22

平成29年度学位記授与式 答辞

平成29年度学位記授与式にて、卒業生代表として答辞を読まれたデットジェンス・マルテさん(経済学部経済学科卒業)の言葉を、ご紹介いたします。

麗澤大学での学びを糧に、マルテさんはじめ、卒業生・修了生皆様のご健勝とご多幸、ますますのご活躍を心よりお祈りしています。

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答辞 

本日、早春のこの良き日に私たちは麗澤大学を卒業します。廣池理事長、中山学長をはじめ、教職員の皆様、ご来賓の皆様、本日は卒業していく私たちのために素晴らしい式典を催して頂き、誠にありがとうございます。 

また、数多くの卒業生の中で留学生の私に卒業生を代表する機会を与えてくださり、大変光栄で御座います。重ねて御礼申し上げます。

およそ6年前、当時麗澤大学に留学していた友達に連れられて来たことがきっかけで私は初めて麗澤大学を訪れました。当時私はまだ麗澤大学の学生ではありませんでしたし、日本語も今ほどは話せなかったにもかかわらず、国際交流の場 ‘I Lounge’ に足を踏み入れると、職員の方も日本人学生も留学生もそこにいたみんながとても温かい心で迎えてくれました。

新しくできた友達はキャンパスをすみずみまで案内してくれました。美しい木々や花、広々とした芝生の自然豊かなキャンパス。麗澤大学に興味のある私を理解して特別に授業に参加させてくださる寛大な教授の方に出会えたり、学生たちの優しさが嬉しく、私は麗澤のことがますます好きになりました。

私の母国ドイツの学校とは違い課外活動も豊富で、それまで経験した中で一番落ち着いて勉強に集中し、有意義な大学生活が送れる場所が見つかったと感じました。そうして麗澤大学に入学するという夢が生まれました。東京で働き貯金をして、およそ一年半後、ようやく念願の麗澤大学への入学が決まりました。

私の両親はすでに他界しているため、私にとって大学生活の特に最初の2年間は常に経済的な苦労の連続でした。私は5つのアルバイトを掛け持ちする苦学生でした。私の悩みを聞き相談に乗って下さった教職員の皆様には、改めて深く感謝を申し上げたいと思います。麗澤大学だからこそ心から真剣に助けて下さる方々に出会えたと感じますし、そうでなければ途中で諦めていたかもしれません。3年次より奨学金を得て経済的に楽になり、勉強により集中できるようになりました。 

私は大学生活を通じて人生の三つの重要なレッスンを習いました。一つ目は、夢を持つということ。二つ目は、決して諦めないことの大切さ。そして三つ目は、人生では誰も一人ではないということ。

人生はどれほど暗くて辛いと感じても、叶えたい夢を心に持ち、応援して下さる人々のことを忘れず、そして諦めずに挑戦し続ければ、どんなに暗いトンネルの向こうにも明るい陽射しが待っています。

たとえ人生のハードルにぶつかっても、そこで諦めなければ、必ず成功すると信じています。成功の形は人それぞれで、それはたとえ最初に想像していた通りではなくても、一歩一歩進めばきっとより良い明日に繋がります。

大学時代を振り返れば、全ての卒業生の皆様がそれぞれ人間として必ず成長したことと思います。どのような背景があっても、私たちはそれぞれの悩みをなんとか乗り越え、責任感を持って課題を達成し、子供から大人になったのではないかと思います。

苦労がなければ幸せとは何なのかも分からないように、私たちは楽しいことばかりではない多くの壁を乗り越えて来たからこそ、今日この時を迎えられたことの喜びを感じることができるのだと思います。 

私はこの春から東京大学大学院に進学します。麗澤大学での経験と人々の支えがあったからこそ、新たな夢を持つことができたと感じています。日本人であっても留学生であっても、私たち卒業生一同にとって麗澤大学が心の故郷になったことに変わりはありません。私たちはこれからもずっと麗澤ファミリーの一員です。

最後に、卒業生一同を代表し、私たちが麗澤大学時代で得た良い経験を大切にし、一生忘れないと誓います。4年間のご指導とご支援に、心から感謝の気持ちを申し上げます。ありがとうございました。

 

平成30年3月14日

麗澤大学 卒業生代表

経済学部経済学科

デットジェンス・マルテ