Q & A
|
Q1.日本では排出権取引市場の導入に慎重な立場もあります。A.確かに新たな社会基盤の導入に反対する立場もありますが、麗澤大学では持続可能な社会の構築に貢献するものであれば、反対し続ける必要はなく、むしろ「排出権取引が持つ可能性を探り、活かし、地球温暖化問題の解決に役立てるべきである」と考えます。学生たちは、社会基盤の一つとして排出権取引市場をとらえ、各自がそこでどのような行動を取るべきかを学びます。 Q2.専用のPCソフトなどは使用しますか。A.最初からパッケージ化されたソフトを使用すると、学生はメニューに従って入力するだけになり、計算プロセスがブラックボックス化されるので、原価計算を理解することもありません。計算能力や書類作成能力の向上を図るには、学生自らの手で関係書類を作ることが大切です。レベル5になると、大学側がコンピュータ・システム上に近未来のビジネス環境を用意しますが、学生一人ひとりは、あくまでもすべての書類を手計算で作成します。ただし、手計算を繰り返すことで、学生たちは、自ずと、表計算ソフトなどを活用するようになるはずです。 Q3.履修にあたってのサポート体制はありますか。A.各レベルにおいては最初のオリエンテーションが終了次第、ビジネスゲームに入ります。実際のゲームでは学生はさまざまな失敗を繰り返しますので、そのサポートのために、上位レベル履修者から成績上位者を選抜し、TA(ティーチングアシスタント)としてサポートにあたらせます。また、授業時間内に書類作成などの履修が終了しなかった学生は、時間を延長して指導する体制をとります。 Q4.ビジネスゲームの評価はどのように行われますか。A.学生の評価は、1)「計算書類の作成が迅速かつ正確であるか」、2)「各自の会社の当期純利益は十分か」、3)「利益剰余金の残高はいくらか」の3つを基準に成績をつけていきます。特にレベル1では1)「計算書類の作成は迅速かつ正確であるか」が重視されます。レベル2以上になりますと、各学生が経営する会社の業績も、成績評価の対象となります。 Q5.ビジネスゲームは就職にはどんな効果が期待できますか。A.温室効果ガスについては、現在のところ国内ではデータの報告のみが義務づけられていますが、ヨーロッパの国々での先行状況やアメリカの取り組みを見れば、排出権取引市場がスタートするのは時間の問題だと思われます。このプログラムを通じて排出量の把握、排出権の原価計算をはじめ、さまざまな専門知識を学んだ学生は、大きな財産を持つことになります。特に、他大学の学生に先行して、また、今、企業で働いている社員よりも先に、近未来社会を経験したということ自体が社会人として自立する上で、大きな意味を持ちます。 Q6.経済学部の10の専門コースについてご紹介ください。A.経済学科に「理論・計量コース」「経済政策コース」「ファイナンスコース」「公共政策コース」「国際社会コース」の5コース、経営学科には「戦略・マーケティングコース」「組織・人事コース」「会計・政務コース」「経営情報コース」「企業法務コース」の5コースがあります。学生たちは「将来どの分野で活躍したいか」を決めていくために、10の専門コースを自らの履修パスを構築するための「羅針盤」(案内標識)として活用します。専門的な能力を、計画的・体系的に身につける上で、各コースが描くキャリアパスは、大変参考になります。 Q7.ビジネスゲームと専門コースの関係を教えてください。A.たとえば、ビジネスゲームでヒトの問題に関心を持てば、その専門性を高めていくため、「組織・人事コース」の科目群を履修していきます。あるいは、レベル4・5での温室効果ガスの削減に関心がわけば「公共政策コース」の科目群の履修を考えればよいでしょう。つまり、学生たちが自分の将来やキャリアを検討する際に、どんな科目の履修が適切なのかの理解を助けるために、専門コースとビジネスゲームは有機的に連動しています。 Q8.専門コースが決まった後でもビジネスゲームを続けるべきですか。A.専門コースへの関心が高まり、「特定分野に集中して高度な専門性を身につけたい」と考え、かつ「そのためにこれ以上のビジネスゲームの履修は必要ない」と判断した学生は、難度の高いレベルまでチャレンジする必要はありません。ビジネスゲームは学生ひとり一人が関心を持てる分野を探すための「きっかけ」であり、経済・経営の学問領域全体で、各専門分野がどんな位置づけになっているかを把握するための枠組みを示すものだからです。 Q9.特別コースに参加してもビジネスゲームは学べますか。A.経済学部の4つの特別コース、「IMCコース」「中国MCコース」「REPPL税理士コース」「REPPL公務員コース」は、10の専門コースと比較して目指すべき方向が絞り込まれているため、履修の自由度は限定されています。これらの特別コース履修者は、高レベルのビジネスゲームを履修する必要はありませんが、レベル1など平易なレベルは経営の基礎知識を得るために履修を勧めます。IMCコースの1年生などに対しては、英語版のビジネスゲームも用意しています。 Q10.経済学科や外国語学部の学生は、ビジネスゲームに参加できますか。A.もちろん参加できます。ただし、経営学科で必修となっているレベル1を選択として履修する必要があります。経済学部の学生はもちろん、外国語学部の学生にとってもこのプログラムは非常に有効だと思います。なぜなら、外国語学部の学生も卒業後に企業就職をするケースは多く、ビジネスゲームによって短期間で会社経営が理解できるからです。語学+αが重要な今の社会、計算書類(財務諸表)を読めること、作成できることは大きなアドバンテージです。 |
