言語研究センター第36回研究セミナーを開催
2008.1.29

2003年10月に開設された言語研究センターでは、様々な言語研究分野でのセミナー・ワークショップ・講演会を開催しています。1月26日には「『説文解字』データベースソフトについて」というタイトルで第36回研究セミナーを開催、本学教員・大学院生などが参加しました。 
今回のセミナーの講師は上智大学高橋由利子教授。高橋先生は漢の時代に作られた中国語の辞書『説文解字』の研究をする説文会会員として長く活動され、今回は研究を進めるためのデータベースソフトウェア作成の進捗状況と、このソフトウェアを使った研究の可能性について発表されました。 
『説文解字』のような辞書では、ある漢字の発音を表すために反切(はんせつ)という方法を用います。Aという漢字の発音を表すのに、B、Cという二つの別の漢字を使って、「Bという漢字の最初の音と、Cという漢字の最初の音以外の音を組み合わせた発音」として表すのです。そこで、古い辞書の漢字の反切を他の音に関する説明と総合的に対比できるソフトを作ることによって、これまでの漢字音についての研究成果を検討することができます。高橋先生はじめ説文会のメンバー作成のデータベースソフトによって、中国語の中古音、上古音についての研究が進むことが期待されます。 
言語研究センターでは今後も、教員・学生だけでなく一般の方も参加可能なセミナーなどのイベントを開催していく予定です。次回のイベントとして、2月9日(土)に日本語コーパス研究についてのワークショップが予定されています。詳しくはHPをご覧ください。http://r-linc.org/

ソフト基本画面

高橋由利子先生

聴講する参加者達