言語研究センター第37回研究セミナーのご案内
2008.3.26

麗澤大学言語研究センター(LinC)は言語研究に関連するイベントの企画・開催を行っていますが、第37回研究セミナーでは、4月より麗澤大学に赴任される玉岡賀津雄先生が「基本語順を決める情報は何か―意味役割、格助詞および文法機能に関する心理言語学的研究」というテーマで発表されます。 
言語の研究において理論的な研究の成果をデータによって検証することが重要なのは言うまでもありません。文には基本語順と呼ばれる、もっとも普通の語順があります。例えば「犬が猫を追いかけた。」とも「猫を犬が追いかけた。」とも言えますが、前者のほうがより「普通の」文であるため、基本語順に従っているということになります。それでは、基本語順は何によって決まるのでしょうか。それぞれの名詞が文の中でもつ意味(意味役割)でしょうか。それぞれの名詞がどのような格助詞(「が」「を」など)を伴うかによって決まるのでしょうか。それとも「主語」であるか、あるいは「目的語」であるか(文法機能)によるのでしょうか? 玉岡先生は言語学習を心理言語学的に考察した多くの論文・研究発表のご業績を持っておられ、理論的な研究と実証的研究がどのような形でお互いを補完できるか、そして望む結果を得るための実験をどのように設計・実行するかという観点からも大変有益な講演となるはずです。言語研究センターのイベントは一般公開されていますので、どなたにでもご参加いただけます。多くの皆様の参加をお待ちしています。 
言語研究センターHP http://www.r-linc.orgでイベント予定やプロジェクト情報をお知らせしています。ぜひお気に入りに登録してください。

玉岡 賀津雄 先生

2月ライデン大学での先生の講演の様子