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2013.05.08

ミクロネシア自主企画研修報告会のお知らせ

 外国語学部学生有志による国際教養セミナール(団体名:SALIX)が、2月3日から18日にかけて行った「ミクロネシア自主企画研修」の報告会を、下記の予定で行います。是非、ご参集ください。

日  時 : 5月24日(金) 18:30~20:40
会  場 : 校舎「あすなろ」 I-Lounge

 以下は、SALIX代表の根本元気さん(国際交流・国際協力専攻4年)からの報告です。

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 私達国際教養ゼミナール「SALIX」は、リアルタイムで変化する世界の情勢や国際問題の理解を深めたいという強い思いを持つ外国語学部の有志により結成された自己学習チームで、2011年末に発足してから、空き時間や祝日を活用して大学の図書館で毎週勉強会を行ってきました。
当初は各々関心のある国を選択し、その国が抱える国際問題や日本とのつながりを調べてプレゼン形式で発表を行いました。更に、国際問題を考える上でキーワードとなる「宗教」「民族」「資源」に関して教養を深め、勉強会を繰り返す中で、実際に世界の問題を目で見て学びたいという意識が芽生え、結果今回のような研修を企画するに至りました。
2012年の後期からは、大学が設けている「自主企画ゼミナール」の制度を活用し、正式な授業としての体制を整備。担当指導教員は結成当時から私たちへアドバイスを下さっていた国際協力の専門である成瀬猛教授に依頼しました。授業ではまず関心が多く集まったいくつかの国々を研修地候補として取り上げ、旅費、治安、言語、魅力などの様々な視点から分析し、最も私達のニーズに合った国を選択。その結果、ミクロネシア連邦への研修を企画することになりました。私達がこの国に関心を持ったきっかけは、同国が環境循環型社会という斬新な特徴を持っていたからです。環境循環型社会とは、言い換えれば有限である環境資源を再生可能なレベルで使用し、人と自然が共生している社会のことで、本や文献で調べてみると、農業や水産業などで人々が廃棄した生ごみをほぼ完全再利用しているなどという事が分かり、これからの環境社会の在り方を学べるいい機会になると判断しました。以下が主な活動の柱です。

 ①   現地の農園での環境循環型農業の体験学習
②   自然を活かした産業の見学
③   青年海外協力隊(特に環境教育隊員)の活動視察と意見交換
④   ミクロネシア大学の学生との交流および環境プロジェクトの立案

 上記の活動を実現する為に、現地でお世話になる現地の大学やJICA事務所などの機関と連絡を取り、研修のプランを作成しました。
報告会では、現地での体験や研修で得た知識の発表だけでなく、参加してくださる皆様との交流会も行う予定です。
メンバー一同、皆様のご参加をお待ちしております!