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教育・研究
2014.01.29|最終更新日:2020.07.31|

経済学部教授が最終講義を実施

北川治男特任教授、高橋三雄教授の最終講義が1月21日に、大貫啓行特任教授の最終講義が1月23日に行われました。それぞれの教室には卒業生やゼミ生、また多くの教職員が駆け付け、教室を埋めました。

北川治男特任教授は1980年4月に着任され、「道徳科学」、「教育本質論」や「生徒・進路指導論」等をご担当され、創立者広池千九郎が掲げた道徳教育や教職科目を熱心に教授されてこられました。「大学生のための道徳教科書」(麗澤大学出版会)では、執筆者として学生視点に立ち、刊行に大きく貢献されました。

高橋三雄教授は1996年4月に着任され、「インターネットビジネス論」、「意思決定科学」等をご担当されました。「意思決定における情報技術の活用」をご専門とし、ITを活用したビジネスモデルを紹介し、時代に即した授業を展開されました。また、本学大学院の麗澤オープンカレッジ(ROCK)のメールマガジンでは、身近な情報技術をテーマに、連載をご担当されております。

大貫啓行特任教授は、1996年4月に着任され、「日本国憲法」、「政治学」、「法学」、「中国経済社会論」等をご担当頂きました。講義以外でも、警察庁にご勤務された経験からリスクマネジメントをテーマに特別講演会での講師をご担当され、また就職部長(現:キャリアセンター長)を歴任され、学生の就職活動にもご尽力されました。

北川治男特任教授の最終講義は「道徳科学B」の授業で行われ、テーマは「総合人間学としての道徳科学(モラロジー)の基本的な考え方と廣池千九郎先生からのメッセージ」とし、1学期からの授業内容のまとめ、モラロジーの基本的な考え方、廣池千九郎博士からのメッセージを現代に当てはめ、学生に伝えられました。学生たちは「先生からの最後の教訓」に耳を傾けていました。

高橋三雄教授の最終講義は「インターネットビジネス論B」の授業で行われ、「若者の起業事例と新たなビジネス・アイデアの探索」をテーマに、実際に行われている起業事例を挙げ、これから新たに可能性のあるビジネスを提案されました。麗澤大学での思い出を交えながら、和やかに授業は進められ、学生達の未来と可能性について多くのメッセージを送られておりました。

大貫啓行特任教授の最終講義は「政治学B」の授業で行われ、「麗澤大学の現状とこれからの日本について」をテーマに、ディスカッション形式で授業が進められました。学生から活発な意見が飛び交い、最後には、恥ずかしがらずに自分の意見を言う事の大切さ、チャレンジする精神を常に持ってほしいと学生達にメッセージを送られていました。

講義終了後、出席した多くの学生から「先生、お疲れさまでした」と声をかけられ、学生一人一人と握手されるお姿もありました。また、卒業生や教職員から花束を受け取られた先生方は、感無量の面持ちで最後の講義を終えられました。

大貫啓行特任教授

北川治男特任教授

高橋三雄教授