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学生生活
2015.12.08

ビブリオバトルで大沼さん決勝大会出場!

11月21日(土)柏市立図書館主催の「柏市内図書館ビブリオバトル」の決勝大会が開智国際大学(旧:日本橋学館大学)にて開催されました。

麗澤大学からは『アドルフ・ヒトラーの青春-親友クビツェクの回想と証言』 アウグスト・クビツェク (著), 橘正樹 (翻訳),三交社,2005. で外国語学部外国語学科(ドイツ語・ドイツ文化専攻)4年 大沼洋文(おおぬまひろふみ)さんが出場しました。

大沼さんのほかに市立図書館、開智国際大学図書館、二松学舎大学図書館、東京大学柏図書館から1名ずつ出場しました。残念ながらチャンプ本には選ばれませんでしたが、大沼さんは大変堂々とした態度で臨み、観覧者の方々からも高い評価を受け、奨励賞を受賞しました。

大会終了後に大沼さんから寄せられたコメントです。

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右から2番目が大沼さん

右から2番目が大沼さん

『ビブリオバトルに出場して』     大沼 洋文

「今回、ビブリオバトルに麗澤大学の代表として出場できたこと、光栄に思います。今回私は、麗澤大学ドイツ語・ドイツ文化専攻として、戦後70周年の節目として「ヒトラーの青春」を取り扱いました。皆様にこの本の存在、そしていかにこの本が、非常に不安定な現代に重要かを、遺憾なくお伝えできたことが、私にとって非常に満足である理由です。大会である以上、一位をつけなければならないのは、やむをえませんが、そもそもビブリオバト ルの原点である「本を通して人を知る、人を通して本を知る」を会場にいた全員が大いに堪能できたことは言うまでもありません。活字離れが叫ばれる昨今ですが、私は電子書籍でも大いに結構なので、皆様にはぜひ、改めて本を読んでほしいです。本を通して著者の想い、本に描かれた一つの思想に触れて頂きたいです。触れることによって、新たな観点、思想に私たちは驚嘆することもあれば、同情もするでしょうし、もしかしたら軽蔑をするかもしれません。私は、この体験をすることが好きです。私の場合は、江戸川乱歩の『人間椅子』や『二銭銅貨』を初めて読んだ時の衝撃を、私は忘れられません。 私の体験のように、ぜひ皆さんにも、友達や家族に紹介したくなるような「私の一冊」を発見して欲しいです。本から衝撃を受けて欲しいのです。その衝撃は恐らく、皆様の人生に非常に良い影響を与え続けることだと思います。まずは是非、図書館に行かれてはいかがでしょうか?」