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教育・研究
2016.03.07

外国語学部「第5回卒業研究コンテスト」受賞作決定・授賞式が行われる

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本学外国語学部では、3年生になると全員が専門ゼミナールに所属します。ゼミの内容や研究テーマは、それぞれの指導教員の専門によって様々です。共通しているのは、4年次終了時に、卒業研究として、各ゼミで学んだことを集大成することです。

今回で5回目となる「卒業研究コンテスト」は、卒業研究に取り組む学生たちのモチベーションをより高め、優秀な卒業研究を後進の学生たちに模範として示す、という目的のもとで毎年実施されています。このほど、受賞作が決定し、授賞式が行われました。

8人の学部教員で構成された審査委員会による厳正な審査を経て、今年度は、以下の6作品が今回の受賞作と決まりました。

最優秀賞

 No.氏名所属専攻所属ゼミタイトル
大堀 裕貴日本語・国際コミュニケーション専攻正宗ゼミ

メールコミュニケーションにおける
記号の持つ意味と使い方
―実験とインタビューを通して―

 

優秀賞

 No.氏名所属専攻所属ゼミタイトル
生田 文香英語コミュニケーション専攻黒須ゼミ

いじめを乗り越えるということ 
―社会構築主義と自己―

津田 絵里菜日本語・国際コミュニケーション専攻野林ゼミCMの意味論 
―お茶CMの意味構造分析―

 

佳作

 No.氏名所属専攻所属ゼミタイトル
林田 夏美英語・英米文化専攻黒須ゼミ

老後の施設生活とは? 
―高齢者施設のホスピタリティ―

森 建太英語・英米文化専攻松田ゼミ日本の英語教育に対する一提言
―中国・台湾との比較を通じて―
矢野目 大地日本語・国際コミュニケーション専攻野林ゼミ「仮説」の文学 
―安部公房「赤い繭」論―

何れも力作ぞろいでしたが、なかでも最優秀賞に輝いた大堀裕貴さんの卒業研究は、各審査員から大変高い評価を得ました。大堀さんの研究は、電子メールで使用されている記号が、コミュニケーションの過程において、どのような作用や意味付けを有しているのかを明らかにしようとしたものです。今日の新しいタイプのコミュニケーションスタイルであるメールコミュニケーションの実態を紐解く研究として、意義のある興味深い意欲作となりました。

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最優秀賞に輝いた大堀さん(左)と指導教員の正宗教授(右)

学部教授会終了後、会議室で行われた授賞式には、受賞した6名全員が出席しました。先生方が見守る中、受賞者たちはちょっと緊張した面持ちで、渡邊信外国語学部長より賞状と賞品を受け取りました。

今回の受賞作だけでなく、各ゼミでは、それぞれ独自の卒業研究が作成されています。4月から卒業研究に取り組む新3年生も、先輩たちに続いて頑張ってほしいものです。