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2016.08.22|最終更新日:2020.07.31|

麗澤大学の教育改革への取り組み学内報告

「先進的な教育取り組み」報告会を実施

平成28年8月4日、「先進的な教育取り組み」に学内報告会を開催しました。この報告会は、学長裁量経費を活用して、本学の専任教員が教育改革に取り組んだ内容を、学内に共有化することを目的に開催されたものです。

■外国語学部

 PBL学習(海外体験型学習)を通じた学習体制の確立と実施体制の構築・・・・・成瀬 猛 教授

 学外での英語ボランティア実践(ホスピタリTeeプロジェクト)・・・・・・・田中 俊弘 教授

■経済学部

 経済分野での理論と現実を「つなげる力」育成手法の開発・・・・・・・・・・阿久根 優子 准教授

 「知」と「徳」をつなぐアクティブ・ラーニングの方法論と教育改革の実践・・大場 裕之 教授

報告された方の内容を全て紹介したいところですが、ページの関係で、カリキュラム改革に組み込まれた阿久根准教授の先進的な取り組みの報告を紹介します。他の報告された方の活動内容は、リンクから参照ください。

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成瀬 猛 教授

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田中 俊弘 教授

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阿久根 優子 准教授

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大場 裕之 教授

阿久根准教授は、「経済理論に基づいた観察・整理・考察の実践的な学びをつくる上での課題洗い出しと効果的な教育手法の探索」に学生と共に取り組みました。実践的な学びの場としたのは東日本大震災で甚大な被害のあった大槌町。事前学習を経て、実際に大槌町の農家を尋ね、フィールドワークを実施しました。参加した学生たちからは、力不足を感じながらも、なんとか課題をやり遂げた成功体験から成長を実感できたという感想がありました。さらに、その経験を同級生や下級生に伝えたいという、予期せぬ副産物もあり、実際に1年生の必修科目である経済原論の授業で報告を兼ねたプレゼンテーションを実施。話を聞いた4割以上の学生がこのような実践的な学びの活動に参加したい、今後の学習の動機付けになったとの前向きな回答があり、上級生からの伝達に効果があったようです。

こうした課題の洗い出しと教育手法を探索したことで、実践的な学びは、専門基礎科目を終了してから卒業研究の前段階の科目として位置づけることが効果的であると阿久根准教授は振り返りました。