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2016.12.07

12/2 本学の教員と学生が私大協70周年記念国際シンポジウムに参加しました

 平成28年12月2日(金)、東京都千代田区にあるアルカディア市ヶ谷にて、日本私立大学協会創立70周年記念「国際シンポジウム」が開催され、本学の中山理学長、渡邊信外国語学部長、犬飼孝夫外国語学部教授・国際交流センター長、山下美樹経済学部准教授・国際交流センター副センター長、そしてASPIRE Reitakuの学生5名が参加し、中山学長および学生は、11時からのセクション1「量から質へ ~1-6-1留学プログラム~」での発表やディスカッションで登壇しました。

 まず、中村文美さん(外国語学部 国際交流・国際協力専攻1年)と他大学学生がこの留学プログラムを考案するにあたり、事前に学生や学校関係者を対象に実施したアンケート調査の結果を発表しました。その結果から、最初の留学では不安を抱えたまま生活し、課題の残る学生が多いことが明らかになり、さらに再度留学すれば課題や不安が解消されることが立証されました。

 次に、小磯尚子さん(外国語学部 国際交流・国際協力専攻4年)、志賀千晃さん(外国語学部 日本語・国際コミュニケーション専攻3年)が本題である「量から質へ ~1-6-1留学プログラム~」の提案をしました。このプログラムは、最初に1ヶ月間の留学を終え何らかの課題を抱えた上で日本に帰国した後、大学(6ヶ月)でその課題解決に向けて授業を履修・受講し、再度1ヶ月間留学することで、より充実した留学生活を送ることができるというものです。

 そして、中山学長をコーディネーターとし、野村恵さん(外国語学部 日本語・国際コミュニケーション専攻4年)を含めた学生5名による「スーパーショート留学プログラム」についてのディスカッションが行われました。中山学長からは大きく3点、①最初の留学で課題が残ったかどうか、②最初の留学へ行く前に参考になった授業があったか、③大学関係者への要望、について質問されました。その中で野村さんは本学の「道徳科学」の授業で一つの事柄に対して多方面から意見交換することで固定概念が払拭できた、様々な物の見方ができるようになったことで留学生活もより充実したものとなった、と回答していました。

 最後にコーディネーターである中山学長より、組織行動学者であるデイビッド・コルブによって提唱された「経験学習モデル」を用い、この「1-6-1留学プログラム」は「経験→省察→概念化→実践」のサイクルが整っており、理に適ったプログラムであると総評し、セッションの幕を閉じました。

 今回、人数の関係で登壇しなかった伊藤良美さん(外国語学部 国際交流・国際協力専攻1年)も、会場内誘導や受付等を率先して行い、裏方として会を運営していました。シンポジウムの運営や発表は、ASPIRE Reitakuのメンバーにとってこの上なく貴重な体験になりました。

 ※写真や学生の個々の感想は、後日こちらに改めて掲載する予定です。