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2017.06.15|最終更新日:2020.07.24|

東アジア圏のフィンランド語教師グループが麗澤大学を訪問

5月25日,26日の両日,東アジア圏のフィンランド語翻訳者と教師が集う「東アジアフィンランド語講師セミナー」Itä-Aasian alueen Suomen kielen ja kulttuurin opettajien yhteistapaaminen が東京・港区のフィンランド・センターと本学を会場として開催されました。本セミナーは今回が初開催で、中国,韓国,台湾からフィンランド語関係者が来日したほか、フィンランド共和国からは国家教育委員会 Opetushallitusの担当者も来日して国際的な会議となりました。

25日には本学言語研究センターの客員研究員ヤルモ・ヤントゥネン博士(フィンランド,ユヴァスキュラ大学教授)が「ことばの組み立て,辞書,コーパス:研究と教育・学習の出会い」と題してフィンランド語で講演を行いました。26日午後には海外からの参加者を中心に10名が本学を訪れ、本学外国語学部の千葉庄寿教授が日本のウラル語研究の現状と課題についてフィンランド語で報告を行ったほか、本学の自然豊かなキャンパスの新緑の雰囲気を楽しみながら、フィンランド語教育について意見交換をおこないました。

麗澤大学外国語学部では、今年度から外国語科目としてのフィンランド語の授業(「フィンランド語Ⅰ」「フィンランド語Ⅱ」)が正式に始まっています。以前から、北欧地域を扱う授業(「EU地域研究C」)が開講されているほか、フィンランド語を学びたい学生が集まり「自主企画ゼミナール」も毎年開講されてきました。本学での意見交換では、フィンランド語の授業の実施状況が報告され、本学学生がフィンランドとフィンランド語に高い関心をもっていることに参加者は大きな期待を寄せていました。ディスカッションとキャンパスツアーには、本学別科を経て現在経済学部に在学しているフィンランド人留学生のパロマ・ラウレニウスさんと2月に行われたフィンランド語語学研修に参加した外国語学部の杉浦如奈さんも加わってくれ,楽しいひとときになりました。

講演するヤントゥネン博士          (於フィンランド・センター)

創立者銅像の前で               

バラ園を散策

国際交流センター長犬飼教授と参加メンバーで 記念撮影