お知らせ

教育・研究
2017.11.07|最終更新日:2020.07.29|

【開催報告】
本学学生向け第3回教職シンポジウムを開催

 10月28日(土)に、教育現場で教職に就かれている卒業生や、教育行政等に携われている卒業生の皆様と、在学生を対象に第3回「教職シンポジウム」を開催いたしました。教員養成は在学生だけを対象とするのではなく、卒業生への対応も含めたものとしていくことで、大学として教師の成長をともに支えるような取り組みをしていくことを目指しています。

 はじめに森 秀夫教授による講演「英語教師から指導主事へ 点と線」では、前半は19年間の教師時代を沢山の写真や生徒からの手紙で振り返っていただき、当時の学生指導や教科指導の奮闘振りをご紹介いただきました。後半は教頭時代を振り返り、学校危機管理、学校組織のご説明や指導主事のご経験から教員を目指す学生に対して具体的な取り組むべきことをご教授いただきました。

 また、事例発表「教職学生へ伝えたいこと」と題して2016年3月に本学外国語学部外国語学科英語・英米文化専攻を卒業した早川辰哉先生と1981年3月に本学外国語学部イギリス語学科を卒業した稀代嘉規先生にお話をいただきました。早川先生は千葉県立木更津東高等学校、稀代先生は鎌ヶ谷市立第三中学校に勤務されており、お二人はご自身の体験談を中心に、非常に参考となる事例を紹介いただきました。早川先生は、自己紹介では大学時代の勉強方法や教員を目指したきっかけなどご紹介いただき、その後、勤務されている学校の紹介と現在校務として担当されている生徒会活動を生徒が作成したムービーで紹介いただきました。また、部活動指導での喜びや苦悩について一緒に指導している教員とのエピソードを交えてお話いただきました。最後には実践されている教科指導方法について細かく説明され、学生からはその指導方法について多くの質問がなされました。稀代先生は、冒頭では自己紹介を兼ねて、ご自身のギターを演奏しながらジョン・デンバーの「カントリー・ロード」を熱唱いただき、いつも学校現場で実践されている授業導入を披露いただきました。また、ご自身のご経験と毛涯章平氏ら先人の教育者が残した言葉を中心に教師としての心構えをご教授いただき、これから教員採用試験を受験する学生に対しては、教員採用試験に挑戦する心構えや千葉県教職たまごプロジェクト、初任者研修テキストの紹介をご自身のエピソードを交えてご紹介いただきました。

 教職をめざす学生たちだけではなく参加した卒業生の先生方にも、大変有意義な時間となりました。今後の取り組み方に良い変化が生まれてくるのではないかと思える場となり、麗大卒業の教員が各地で活躍されていることを再認識いたしました。

【タイムスケジュール】

13:00~ 受付
13:30 開会挨拶【渡邊 信 外国語学部長】
13:40~14:30 講演【森 秀夫 教職センター 副センター長】テーマ:「英語教師から指導主事へ 点と線」
14:30~15:00 質疑応答
15:00~15:40 休憩・情報交換会【コーヒーブレイク】
15:40~16:20 事例発表① 早川 辰哉先生(千葉県立木更津東高等学校教諭)
16:20~17:00 事例発表② 稀代 嘉規先生(鎌ヶ谷市立第三中学校教頭)
17:00~17:30 質疑応答
17:30 閉会挨拶【森 秀夫 教職センター副センター長】

開会挨拶

森 教授による講演①

                     

森 教授による講演②

早川 先生による事例発表①

                    

早川 先生による事例発表②

稀代 先生による事例発表①

                    

稀代 先生による事例発表②

コーヒーブレイク

質問を受ける両講師