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教育・研究
2017.11.17|最終更新日:2020.07.24|

「労働法入門」特別講義で資生堂労働組合中央書記長の柚木純氏が講演

11月16日、梶田幸雄教授(外国語学部)の「労働法入門」の授業で、資生堂労働組合中央書記長の柚木純氏に「“はたらくこと”について〜外の世界に一歩踏み出そう!」をテーマに特別授業を行っていただきました。

 柚木氏は、世の中の大きな変化としてIT化、グローバル化、長寿化を上げ、これからの社会の正解はだれも持っていないことを伝え、特に100歳近くまで生きる可能性のある学生諸君が、どのような考えを持ってこれから働くべきかを問いかけました。

 学生からの「漠然とした不安がある」という声に対して、不安を感じたら一歩踏み出し、まず知ること、そして体験して感じてみることの大切さを、自身の実例を交え伝えました。

また、世の中にはグローバルに展開している大企業で働くことが良いことのように感じられることもあるが、地域に貢献する働き方、中小企業で大企業を支える働き方などにも可能性を広げてほしいとのメッセージもありました。

 あわせて、一つのことにはまり語れるようになり、魅力的な人間になること、いろいろなことを経験し、ほかの人との共通項になりそうな引き出しをたくさん持っておくこと、居心地のいい空間から少しでも外に出て、いろいろな考えの人がいることを感じておくことが、学生が感じている社会に出てからの「人間関係の不安」を少しでも軽くすることにつながる、との言葉もありました。

 終了後、学生諸君のアンケートからは「誰も将来がどうなるかわからないし、正解はないことにきづかされました」、「“仕事”“働くこと”といういまさら人に聞けないことも楽しく聞けたのでためになった」、「柚木さんの人生経験を話してくださって、とても面白い講義だった」、「一つのことに没頭することがなかったので見つけていきたい」などの感想の言葉がありました。

資生堂労働組合中央書記長 柚木 純 氏