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学生生活
2017.12.04|最終更新日:2020.07.24|

市立図書館・市内大学図書館ビブリオバトル決勝大会に本学学生が出場しました!

11月25日(土)「市立図書館・市内大学図書館ビブリオバトル」の決勝大会が二松学舎大学付属図書館(柏)にて開催されました。開智国際大学図書館、二松学舎大学付属図書館、東京大学柏図書館からそれぞれ1名ずつ出場し、熱いバトルに参加者も大いに盛り上がり、熱気溢れる大会となりました。

麗澤大学からは外国語学部、国際交流・国際協力3年の桑原 和香奈(くわばら わかな)さんが出場し、紹介した本は『放課後の音符(キーノート)』山田詠美著/新潮文庫社1989年です。

図書館でリハーサルを重ね、これまで練習を積み重ねてきましたが、残念ながらチャンプ本を逃してしまいました。しかし桑原さんの本に対する熱い思いは参加者にも十分伝わりました。

大会終了後に桑原さんから寄せられたコメントです。

【ビブリオバトルを終えて】                                            外国語学部 国際交流・国際協力専攻 3年 桑原 和香奈

今回私がビブリオバトルに参加した経緯は、図書館の仲の良い司書の方に『出てみない?』と、お誘いをして頂いたのが大きな理由です。元々本は大好きで、好きな本はいつも鞄に入れて持ち歩く位本は読みますが、人前に出て本の紹介をするとなると話は別です。人々の視線を浴びながら、何も頼りにせず自分の言葉と話術だけで本の魅力を紹介する・・・。道具も、パワーポイントも使えない。『私には出来ない』と、せっかくのお誘いもお断りしましたが、司書の方の強い後押しと応援の言葉で、参加を決意しました。最初はビブリオバトルに対して後ろ向きな気持ちでしたが、司書の方が私に与えて下さった特別な機会だと思い、今の私がするべき事、それは、『自分の好きな本の魅力をありのまま、観覧客の皆様にその思いを届ける事』だと思いました。

当日は名だたる大学の代表者の方たちと肩を並べ、ビブリオバトルに臨みました。一人に与えられた制限時間は5分、質疑応答に3分間が設けられていました。自分が紹介する本はいかに魅力的でその魅力をどう観覧客の方に分かりやすく、簡潔に伝え、そして惹きつけるか。私以外の出場者は他に3人いましたが、それぞれ個性が本当に強く、彼らは彼らなりの独特なプレゼンテーションを披露し、観覧客に猛烈な印象を植え付けていたと思います。私はというと、伝えたい内容が緊張で飛んでしまい、本番を自己採点すると60点程でした。私の実力の全ては出せなかったと思います。しかし、この結果が今の私の実力の全てだったのです。結果は奨励賞。優勝を逃してしまい、一番に思った事は、ここまで応援して下さった司書の方々、私のプレゼンの練習に付き合ってくれた方々に優勝という形で恩返しが果たせなかったことです。本当に悔しかった。けれど得られた事、それは『経験』です。

 

人前で自分の話術だけを武器に、観覧客を惹きつけ本の魅力を紹介する。この経験をしたかしないかではとても大きいと思いました。『プレゼン力』、それは私のみならず、今後の若者や学生に大いに必要とされるスキルだと思います。今回の経験で自分の好きな本を自分の言葉で他者に伝えるビブリオバトルの魅力を存分に感じる事が出来ました。応援して下さった方々に心からのお礼が言いたいです。とても貴重な経験をさせていただきました。本当にありがとうございました。