成瀬 猛教授(外国語学部)の最終講義が開催されました
2018.1.26

 1月24日(水)、10年間にわたり本学外国語学部で教鞭を執ってこられた成瀬 猛教授の最終講義が開催されました。

 成瀬教授は、外国語学部外国語学科国際交流・国際協力専攻(以後「IEC」)が発足された2008年にご着任されました。これまで、「国際協力演習」、「国際援助論」、「IEC基礎演習」等をはじめとしたIEC専攻の専門科目をご担当されてきました。

 青年海外協力隊を経て、独立行政法人 国際協力機構(以後、「JICA」)の職員としてケニア、パレスチナなど数々の国や地域を渡り歩いてこられたご自身の経験をふまえ、“Think and Act!!”を合言葉に、机上の学びのみならず、「行動」を伴った学びを提供し続けられ、これまでイスラエル、タイ、ラオス、ミクロネシアをはじめ、JICA二本松、JICA駒ヶ根の青年海外協力隊訓練所など、世界各国、日本全国を学生とともに駆け巡ってこられました。

 成瀬教授は「IECと共に歩んだ10年間を振り返って」というテーマで、本学で教鞭をとられてきた10年間を振り返りました。着任当初の学生の様子や、「学生に伝えたいこと・学生に伝わること」のギャップを感じ、悩み苦しまれたことなどを回想されました。そんな中、学生の潜在能力に目を向けて、徹底的に「活躍の場」、「新しい価値観」を提供し続け、時に学生自身に考えさせ、学生を後押しされてこられました。

 このような経緯があり、「Project Based Learning型学習」(以後「PBL型学習」)を柱とした成瀬教授の教育方針が一つひとつ実を結んでいきました。
 「国際フェスタCHIBA」の本学開催が実現し、旅券の手配から、現地の訪問先へのアポイント取りまでをすべて学生が自主的に実施したミクロネシア大学との連携協定を結ぶまで至った「自主企画ゼミナール」(詳細はこちらより)での成果が出されてきました。(当研修は今もなお、第5次隊まで継続されています)
 「麗澤・地域連携実習」では担当グループ学生が「柏市の国際化」に向けて、近隣小学校での英語学習サポートを企画運営していくようになりました。

 講義の中で、普段の厳格な風貌からは想像がつかないほどの少年のような笑顔で、こうした学生たちの活躍を語る姿が見られました。教室には、履修者のみならず、成瀬先生を慕う卒業生、教職員ら多くの受講者で一杯になりました。講義終盤では、卒業生たちをパネリストとした「成瀬先生から教えられたこと」を振り返るミニシンポジウムが繰り広げられ、学生からのサプライズによるビデオメッセージも送られ、感動的な最終講義となりました。

 当初はご自身の教育方針に対し、悩み苦しまれながらも、「学生への情熱」を忘れず、信念を貫かれた成瀬教授の10年間は、まさに「IECと共に歩んだ10年間」となったのではないでしょうか。今後も「IEC名物先生」として、同専攻を、本学を違った角度から支えていただけますことを願っております。