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教育・研究
2018.06.27|最終更新日:2020.07.30|

北海道ニセコ圏に関して研究成果を学会発表

 6月17日、外国語学部・山川和彦教授と正宗鈴香教授が、早稲田大学で行われた日本言語政策学会大20回記念大会、「観光と言語」分科会において、北海道・ニセコ圏に関する研究成果を報告しました。ニセコ圏では2000年以後オーストラリアからのスキーヤーの増加が始まり、日本国内とは思えないほど外国人が多いスキー場として報じられました。その後は香港やシンガポールなどからの旅行者も増加し、世界的なリゾート地として発展を遂げています。同時に移住して生活を営むオーストラリア人も増加する中で、英語で授業を行うインターナショナルスクールも開校し、さまざまな課題も顕在化してきました。今回、山川教授は、英語使用の現状と課題について、正宗教授はインターナショナルスクールへ子供を通わせる親の意識に関して、日ごろの調査研究の報告をしました。訪日外国人旅行者が増加する中で、観光と言語の関連領域に関心を持つ研究者が多く参加しました。

なお、山川教授は、今年4月より日本言語政策学会の会長に就任し、学会の運営をつかさどっています。

*両教授の研究は、科学研究費助成事業(国際観光地ニセコにおけるオーストラリア人コミュニティの形成と多文化研究。課題番号15K12803)により行ったものです。