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2018.08.29|最終更新日:2020.07.27|

日本PTA全国研究大会で中山学長が基調講演(学長スモールトークより)

 平成30年8月24日から、第66回日本PTA全国研究大会・新潟大会が開催された。スローガンは「教育は未来を拓く 新潟発 米百俵の精神!」。 私はその第2分科会(家庭教育)で「子どもとともに幸せな家庭を築くために―グローバル化と人生100年の時代を迎えて―」と題する基調講演を仰せつかった。

 前日の23日は台風によるフェーン現象で40度を超える猛暑に見舞われ、その余波を受けて当日もうだるような暑さであったにもかかわらず、会場には県内約300人、県外約500人、計800人を超える来場者があり、外気にも劣らぬ熱気が感じられ、盛況であった。手前味噌ながら、講演後、直接に肯定的な感想を伝えに来てくださる参加者の方が何名もいて、私の話を熱心に傾聴してくださった方々に心から感謝している。

 その後、大小原利信氏(日本ゲートキーパー協会理事長)による「子どもの自信と親子の信頼を育む、味方になりきるコミュニケーション」、齋藤一子氏(新潟県親守詩大会実行委員)による「『言葉をつなぐ 心をつなぐ 親守詩』の取組」という興味ぶかい実践発表が行われたが、教育者として学ぶことが多いプレゼンテーションだった。

 そしてパネラーの一人としても参加したのが、その分科会を締めくくる最後のイベント、「子どもの心が育つ家庭教育~これからの社会を生きる子どもたちの成長を願って~」を研究課題に掲げるシンポジウムであった。コーディネーターの小泉浩彰氏(燕市教育委員会学校教育課統括指導主事)の卓越したコーディネーションのお陰で、私を含め、青木章子氏(大泉町母子保健推進協議会会長)、関﨑智弥(教育カウンセラー)、濱部威一郎氏(文部科学省生涯学習政策局男女共同参画学習課・家庭教育支援室・室長補佐)のパネリスト4人は、スムーズにシンポジウムを進めることができたと思う。変化の激しい社会を生き抜く力、体験を通して学ぶ道徳心、子どもと心の絆を結ぶ親子の関わり方という視点から、それぞれの立場を踏まえて、すこぶる有意義な意見交換ができたのではないだろうか。この場を借り改めて、今回の大会を影で支えてくださった皆さんにも、心から御礼を申し上げたい。

 また分科会などその日の行事をすべて終了した後には、私の講演を聞きに来てくださった新潟県モラロジー協議会の皆さんが私のために懇親会を準備してくださった。その場でも、人生の生きる意味についての私の「物語」を披露させていただいたり、皆さんご自身の「物語」を聞かせていただいたりと、すこぶる楽しいひと時を過ごすごとができた。

 今回の新潟出張は、本日出逢ったすべての皆さんのお陰で、実に中身の濃い一日となった。ほんとうに、ありがとう。

日本PTA全国研究大会新潟大会

貴重講演する中山学長

会場の様子