オレゴン大学(AEI)

Reitaku University International Exchange Center Reitaku University International Exchange Center

University of Oregon

オレゴン大学(AEI)

オレゴン大学(AEI)

1787 Agate Street 5212 University of Oregon Eugene , OR 97403-5212

https://aei.uoregon.edu/

プログラム概要

英語
沿  革 1876年創立のオレゴン大学は、あらゆる分野で高い評価を受け、Best Global UniversitiesのTop2%に入っている。特にジャーナリズム、建築学、音楽、物理、生物化学などは非常にレベルが高い。学生総数は22,000人、そのうち留学生は約100か国から約1,100名が在籍している。学生対教授の割合は、18:1と非常にアットホームで行き届いた教育がなされている。大学付属英語コース(American English Institute)は、レベルは7段階で、大学準備として総合的に英語力を伸ばすようにカリキュラムが組まれている。英語コースで基準点に達すれば入学が認められる条件付入学が可能である。TOEFL iBT88 (PBT575)が正規入学基準であるが、 iBT61 (PBT500)以上になると大学の授業と英語コースを並行して進めることが出来る。
教師は全てmasterかdoctorの学位取得者で、質の高いフレンドリーな教育を行っている。
特  色 ●コース [一般英語] Intensive English Program:初級から上級まで 7 レベルがあり、それぞれ会話と聞き取りに焦点を当てた口頭コミュニケーションと、読み・書きに焦点を当てた文章コミュニケーションの 2 つの構成になっている。
●授業時間数:最低週 18 時間の基礎カリキュラムを取り、最高週 6 時間の選択クラスを追加できる。基礎カリキュラムは、週 12 時間の読み・書き・文法のスキルと週 6 時間の会話という構成になっている。
●選択クラスはそれぞれ目標に近づくために役立つ内容を選ぶことができる。ビジネス英語、映画とディスカッション、現代の音楽、発音などがある。
●Tutoring と conversation partner programs が利用できる。
●麗澤生のために 1350 分のサービスラーニングのコースを提供してくれる。単位認定有。
●多くのアクティビティが無料、又は割引料金で提供される。Cooking night, festivals, hiking, camping, sporting events, community service learning projects
●留学時期:3 月下旬~8 月末/~12 月上旬、 9 月下旬~3 月中旬/~6 月上旬
オリエンテーション 1 週間+1 ターム 9 週間のサイクルで、年 4 ターム開講される。
半年留学の場合は 2 ターム、1 年留学の場合は 3 ターム受講する。
宿  泊 ●AEIが直接管理斡旋をしているホームステイのほか、学校寮、学外寮もある。
生  活 ●大学のあるユージーンは、人口18万人のオレゴン州第2の都市で、都市周辺の人口は38万人である。大学から町の中心まではバスで10分ほど、空港は車で15分の距離にある。
またオレゴンは環境保全には最も進んだ州のひとつで、大気、水質、土質、野生動物保護などエコロジー研究が進み、治安もよく、安心して暮らせる場所と言える。ユージーンは身体障害者サポートが行き届いており、大学内だけでなく、ユージーンのすべてのバスシステムが車椅子対応となっている。太平洋、カスケード山脈など豊かな自然に囲まれ、アウトドア愛好者には最適の場所である。Nikeの発祥の地で、Track Town USAとして知られ、各種陸上競技の開催地ともなっている。2022 年には学内の Hayward Field で世界陸上が行われた。オレゴン州はtax free state。
条  件 ●英語2専攻:2年生で留学する場合、TOEIC400点以上、累計GPA1.5以上であること。3年生で留学をする場合、TOEIC450点以上、累計GPA1.5以上であること。(申込時)
留学時期 ●2/3年次秋学期~(6ヶ月/9ヶ月)、3 年次春学期~(5ヶ月/9ヶ月) 2term又は3term
担当教員 モーガン
特記事項 麗澤大学海外留学奨学金・日本学生支援機構奨学金

PICKUP留学体験記

一足先に留学を経験した麗澤大学の先輩たちが、留学先でのさまざまな体験談を語ってくれた「留学体験記」

閉じる

オレゴン大学

オレゴン大学での素晴らしい経験
三浦 裕介
英語コミュニケーション専攻4年
2023年9月~2024年7月

   外国語学部•英語コミュニケーション専攻•4年生の三浦 裕介です。私は2023年の9月から2024年の7月までの計10ヶ月間、アメリカのオレゴン大学に留学をしていました。私の21年間の人生の中で、10ヶ月という期間はとても短いですが、生きてきた中で一番充実していましたし、英語に限らず、人として成長することができた期間でした。    私が通っていたオレゴン大学で、私はAEIという留学生専用のプログラムで英語を勉強していました。9月の下旬から11月の下旬、1か月ほどの冬休みを挟んで、1月の上旬から3月の下旬、2週間ほどの春休みを挟んで、4月の上旬から6月の上旬と、それぞれ2か月ほどの学期を3学期分過ごしました。AEIでは、留学に来る際に受けるテストの結果によって、speaking & listening、grammar、reading & writingの3つのクラスに分けられ、英語の基礎から応用まで、自分のレベルに合った学習をすることができます。クラスにもよりますが、クラスメイトは6人から15人ほどでとても少人数ですし、先生はとてもフレンドリーなので、授業中に発言がしやすく、私はこの環境のおかげで英語力が大幅にアップしました。日本の他に、中国や中東、南米、アフリカなどの地域からの留学生がAEIで英語を学んでいましたが、AEIの留学生は約90%が日本人です。休み時間になると、周りのクラスメイトのほとんどは英語ではなく、日本語を話している方が多い印象でした。AEIのクラスでは、留学期間の9か月の間に自分の英語の基礎を固め、新しい英語の文法や表現を学ぶことができる素晴らしい環境ではありますが、休み時間には日本語ばかり聞こえてくるので、自分がアメリカではなく日本にいるのではないかと感じることも多々ありました。なので、私は日頃から、AEIの授業外でどのように過ごすかによって、私の留学生活は大きく左右されると危機感を感じていました。     個人的に私は、留学生活を成功させるために、私生活を充実させることが大事だと思っています。私は基本的に自分から誰かと仲良くなることが苦手ですし、積極性も高くなく、引っ込み思案な性格の持ち主です。しかし、両親のサポートのおかげで、とても貴重な体験である留学、しかも物価が安くないアメリカに長期滞在することができているのだから、自分の根暗な性格なんて言い訳にしてはいけないし、自分の殻を破る努力をしなきゃいけないと思い、留学中は積極的に行動することを心がけていました。    幸い、オレゴン大学には、留学生も参加できるアクティビティやイベント、施設がたくさん、いや、あまりにも多いので、オレゴン大学の学生と関わる機会を得るのは難しいものではありませんでした。大学の敷地内には無料で使える大きなジムがあるので、そこに通ってジム仲間を見つけるのもよし、日本語のlanguage clubというサークルがあるのでそれに参加して友達を作るのもよし、ビンゴ大会が定期的に開催されるので、それに参加して仲間を見つけるのもよし。文字通り、オレゴン大学には選択肢は無限大にあるように感じました。私の場合は、日本語を学びたいオレゴン大学の学生に私が日本語を教えるというボランティアに参加して、学生たちと関わり、彼らと遊びに出かけたり、彼らの友人に会ったり、どんどん自分のコミュニティを簡単に広げることができました。そうして私は大切な友人と彼女を作ることができました。    留学に出発する前に、「親友と呼べる友人と大切な彼女を作り、アメリカでの生活を充実させたい!」という目標を掲げて留学に来て、私はこれを叶えました。薄っぺらくて、勉強をしに行ってるのにそれはいかがなものかと考える方もいらっしゃると思いますが、私は小学6年生から英語を勉強してきて、かれこれ10年間経ちます。しかしながら、留学に来る前は英語を全く喋ることができませんでした。英語は好きでしたが、机に向かって勉強することが苦手で、どうやら私にはその方法が向いていなかったんだと留学生活を経て思います。    留学生活で私は、3か月間をホストマザーの家をルームメイト3人で過ごし、6か月間をルームメイトが3人いるアパートで過ごしました。ユージーン空港からホストマザーの家に初めて到着した際に、ルームメイト達に会い、彼らに自己紹介をする時、とても緊張して、全く英語が話せなかった記憶があります。ただ、数日して彼らと仲良くなり、彼らの英語のフレーズや、表現を真似することによって、私は英語を使って会話をすることの楽しさに気づくことができましたし、緊張することも無くなりました。ホームステイ先では、91歳のおばあちゃんと私を含めた留学生4人の計5人で暮らしていました。彼女は「意見をあやふやにしないで、自分の意見を言うことにトライしてね」とよく私に言ってくれました。その影響によって、彼女と夕食時に日本との戦争の時のお話や子供の頃のお話など、私が気になることを聞くことができました。ホームステイ先では、ご飯が質素なものだったり、家の中がとても汚くて、過ごしやすかったとは言い難いですが、ホストマザーとルームメイトのおかげで、英語面だけでなく、私の性格を良い方向へと変えてくれました。    またアパートでの生活は、ルームメイトがオレゴン大学の学生達で、とても楽しい共同生活を過ごすことができました。彼らは私が初めて関わる日本人だったようで、私は彼らに日本の文化や歴史のことを話したり、おにぎりやカレー鍋、てんぷらを振舞いました。私がアパートを退去する際には、彼らと日本で会うことを約束しました。一方で、アパートの契約を解除する際に、デポジットを返金してもらう予定だったのですが、アパートの管理人は私がアジア人だからなのかわかりませんが、返金をしてくれるまで時間がかかりました。何度もメールをして、最終的に電話をしたら返金をしてもらえました。ホストマザーが私に自分の意見を言うことをトライしてみてと言ってくれていなかったら、このデポジットの問題はどうなっていたんだろう?と思います。ホームステイでの経験も、アパートでの経験も、留学でのあらゆる場面でタフな状況を迎えることはありましたが、どんな場面も私にとって貴重で素晴らしい体験だったことに違いはありません。    私はこの体験記で、留学に行こうか悩んでいる生徒のみなさんに、積極的に行動できるならば、留学に行って損をすることは絶対無いと伝えたいです。引っ込み思案な私ですら、留学中に殻を破り、このように留学を充実させましたし、ありとあらゆる問題に対処することができました。私は留学から帰ってきた今、英語に対するモチベーションがとても高いですし、どんな困難でも乗り越えられる気がします。留学での貴重な体験を忘れずに、自分に自信を持ち続け、これからの人生を豊かにしたいと思います。

閉じる

閉じる

オレゴン大学

オレゴン大学への留学を振り返って
庄司 基
国際交流・国際協力専攻3年
2023年9月~2024年3月

   私はオレゴン大学に秋タームと冬タームの半年間、留学をしていました。留学を決めた目的は語学力を上げるだけでなく、実際に現地の生活に触れて新たな刺激を得られれば自分自身を変えられるのではないかと思ったためです。大まかに学校の事と日常の事、また終わりに海外留学で気をつけた方が良い事をお話したいと思います。    まず初めに、学校の事ですが私はオレゴン大学でAEIという留学生専用プログラムで勉強していました。授業は月から木までで一日に3コマ、一コマ80分と麗澤の授業と比べると短いですが全て英語なのでかなり頭を使います。毎日のように課題やテストがあるので、しっかりこなしていく必要があります。特に、私が印象的だったのは一番最後のSpeakingの授業で行ったポスターを使ったプレゼンです。大学のワークショップ、サークル、専門授業をそれぞれ観察しに行き、そこから学んだことを一枚のポスターにして発表しました。それぞれの学生の個性あふれるポスターを見れ、教授や他のクラスの友達も聞きに来てくれたためとても盛り上がりました。    私のいた時期は日本人が多かったですが、その他には中国、韓国、サウジアラビアから来ている学生もいました。より多くの学生との交流をはかるために私は大学の馬術部に参加したり、様々なイベントを活用していました。その一つがconversation partnerという現地の学生と一対一で話せるもので、英語で話したり、日本語を学んでいる学生に日本語を教えるてあげる事も出来ます。私はこれでメキシコ人の友達が出来ました。イベントは現地の学生と話せるだけでなく、他の大学から来ている学生とも仲良くなれるのでぜひ、参加してほしいです。    次に日常の事ですが、私はずっとホームステイをしていて、ホストマザーと日本人の留学生2人と暮らしていました。ホストマザーは料理が上手で、私にもレシピを教えてくれました。インドネシアの人だったので、様々なアジア料理を作ってくれて、時々日本料理も出てきました。また、クリスチャンだったため毎週日曜日にはNew Hopeという教会へ連れて行ってくれました。日本の教会のイメージとは違い、かなり明るい雰囲気で、多くの人との交流の場でもあったので私は大好きです。留学生の一人は同じくオレゴン大学に通っていた女の子で、かなり頭が良かったので、たくさんの刺激をもらいました。もう一人は現地の小学校へインターンシップに来ていた女性でお互いに分からない事を相談し合っていました。日本人といるとどうしても日本語で話してしまうため英語が身につかないと考えるかもしれませんが、結局は自分の努力次第かと思います。私は毎日ホストマザーとその日あった事の話をする習慣をつけていました。オレゴンはホームステイと寮のどちらも選べるので自分の生活スタイルにあった方を選んでみてください。    最後に海外で気を付けるべき事ですが、二つあります。まず一つ目は金銭面です。現金を使う場合はあまり大きすぎるお札は受け付けてもらえません。また、クレジットカードはホームステイ代を払うために上限を引き上げておくといいと思います。二つ目は治安の問題です。オレゴンは比較的治安は良いとされていますが、駅周辺はホームレスがいたり、ドラッグの匂いがします。こういった場所では自分の身は自分で守らなければいけないので、常に危機感を持って行動する事が大切です。    私はこの6ヶ月で数えきれないほどたくさん学びを得ました。最初は上手くいかなくてくじけそうにもなりましたが、友達や家族そして何より麗澤大学の先生方の支えのおかげで何とかやって来れました。留学を通して自分の価値観や考え方が変化したと実感しています。アメリカは自分と他者が違うからこそ面白いと思える国です。留学は語学を学ぶだけでなく、それ以上に日本にいるだけでは気づけなかった事に気づける機会になります。もし、今留学をするか迷っているのならば私は思い切って一歩踏み出してみてほしいと思います。きっと将来の自分にとっての一生の財産になるはずです。

閉じる

閉じる

オレゴン大学

オレゴン大学留学体験記
斉藤思歩
英語・リベラルアーツ専攻3年
2023年4月~12月

   英語リベラルアーツ専攻3年の斉藤思歩です。私は、4月から12月の3タームをオレゴン大学の語学学校AEIに留学していました。私にとって8ヶ月間は、毎日があっという間で充実した日々でした。    私は留学したことで一番感じたことは、留学は自己成長ができるチャンスであるということです。私は、今まで長期留学をしたことがなく、常に変化のない環境にいました。英語力を上げたいという気持ちがある一方、自分の実力不足の方が大きく、やる気もあまり出ずにいました。しかし、このまま4年間の大学生活を送り続けても、自分の中で納得のいく形で卒業ができないと思い、留学を決めました。    私はアメリカでの学習、生活をしたことによって、日本でできなかったことや苦手なことを克服できたと感じます。まず、学習では、分からないことがあった時は、「分からない」と伝えるという行動です。この行動に当たり前のように感じると思う人もいるかもしれません。しかし、留学をする前は、勉強で分からないことがあった時、悩んでいたとしても、自分の気持ちを先生に伝えられる自信がなく、曖昧のまま終わらせてしまうことが多くありました。留学最初のオリエンテーションでAEIの先生が、“We like mistakes.”と私たちに伝えてくれた一言で、勉強での失敗や分からないことに対しての心配が一気に無くなりました。授業は、生徒みんなが発言しやすい空間でした。私も積極的に分からないことや、気になったことがあったら発言をすることができるようになりました。このような行動ができるようになったことで、先生との距離も近づき、英語でのコミュニケーションの自信にも繋がりました。    また、生活面では、前向きな気持ちでいること、自分の意思をはっきり持つことの大切さです。日本にいると、家族や友達が自分の身近にいて、何かあった時は、駆けつけてくれます。しかし、留学をしていると、いつもそばにいた人たちとは、連絡は取れても、すぐに会うことはできません。そのような環境だからこそ、普段より前向きな気持ちでいることが乗り越える力になると分かりました。アメリカで生活をしている中で、日本と全く違うことが多くありました。簡単に対応できることもあれば、なかなか自分の中で納得がいかず、躓きそうになることもありました。しかし、アメリカにいる間は全てのことが新しい経験で、学びであるという気持ちを持っていたことで、以前よりも気持ちが強くなり、対応力がついたと思います。また、自分の意思をはっきり持つことが、コミュニケーションをとるあらゆる場で重要だということです。この決断は、自分のためにも繋がると認識することができました。最初は、相手に気持ちを伝える際、日本人特有のオブラートに包む言い方で、なかなかはっきりと答えることができませんでした。現地学生と会話をしている時、YesかNoか答えなければならない場面に合いました。私は自分の心の中では答えが決まっていたのですが、相手に伝えることに緊張し、悩んでいました。すると、私に向かって現地学生は“Yes or no, it's your choice.”と伝えてくれました。私はその一言を伝えてもらった時から自分の選択に間違いはなく、相手に誤解なく意思を伝えることができると思いました。また、良く分からないのであれば、相手にその気持ちを伝える、NoであるならNoと伝えることで、自分がどのような気持ちを持っているのか、何をしたいのかが自分で分かり、行動を起こすきっかけにもなり、相手にも誤解を招くことなく理解してもらえました。    ここまでは、留学を経て自分の振り返りとしてのまとめで、ここからは、今後留学を考えている人へのヒントになる情報を伝えられたらと思います。    私は、8ヶ月間の留学をしている中で、ホームステイと寮どちらの経験もしました。ホームステイを最初のSpring Term、寮を残りのSummer, Fall Termで過ごしました。ホームステイと寮どちらもメリットとデメリットがあったと思います。まず、ホームステイのメリットとして、生活をする環境が最初から整っているということです。留学初めは、日本とは異なる環境になり、緊張もあったと思います。しかし、ホームステイには、食事、寝具がしっかりと整っているため、安心して少しずつアメリカの土地に慣れていくことができました。一方、ホームステイのデメリットとしては、学校との距離です。ホームステイ先の場所にもよりますが、私の場合、学校との距離が遠かったため、毎日時間をかけて通っていました。また、夕方になるにつれて、バスの時間が少なくなっていくため、学校の行事に参加をしたくても、あまり参加ができないことがありました。また、バス停から家までも少し歩かなければならなかったため、外が暗くなると怖さも感じながら下校していることもありました。    次に、寮のメリット、デメリットについてです。寮のメリットとして、自分のスタイルで生活ができるということです。ホームステイ先にもよりますが、門限や各家のルールがある場合があります。しかし、寮はそのような決まりがなく、学校の行事に参加をしても、寮は学校のすぐそばにあるため、安全に自分のルームに帰ることができ、自分の生活スタイルで学校生活を送ることができます。デメリットとして、寮に住むのであれば、生活品や寝具類を自分で買わなければならないということです。基本的に寮は、勉強机やマットレスはあるのですが、洗濯類やハンガーなどの生活品や、ベッドシーツや枕などはありません。そのため、事前に自分で買わなければなりません。また、ホームステイ先での洗濯はホストマザーにお願いをしたり、自分で回したりと気にせずにできますが、寮は一回ごとに洗濯代がかかります。    私の場合、最初の1ターム目をホームステイで過ごし、現地の人とのコミュニケーションや生活スタイルに慣れると同時に、学校の寮は多くの数あるため、どこの寮が自分に向いているか、寮のメリット、デメリットを友達に聞いていました。そして、2ターム目に入る前、引き続きホームステイにするか、寮に移るかを考えた時、私の中で寮の方が自分に向いていると思い、寮に変えました。ホームステイと寮どちらも違った良さが多くあると思います。ホームステイは、自分も家族の一員としてコミュニケーションをとってくれて、シーズンごとに家族でパーティーをし、ホストファミリーとの思い出を作ることができます。また、寮は現地学生が身近にいるため、常に英語が飛び交っていて、明るい環境です。友達を作ることは、難しいと感じましたが、ルームメイトと夜一緒に映画を見たことが思い出に残っています。    私はこの8ヶ月間、一度もホームシックになることなく、毎日が新しい発見と学びのある日々でした。私が大学生活の中で、やりたかったことは留学だったと帰国後、留学を振り返ってみると思うことができました。英語が第一言語の土地で学んだからこそ、常に向上心を持つことができ、日本と異なることが多くあるからこそ、それを経験して新しい自分を見つけることができました。留学をすると決めてから、帰国するまで、多くの人の支えがあったから、私は毎日楽しく留学生活を送ることができました。私は、感謝の気持ちを忘れず、留学経験を活かせる場所を自分で見つけ、挑戦していきたいです。

閉じる

閉じる

オレゴン大学

オレゴン大学留学報告書
高野仁愛
英語コミュニケーション専攻3年
2022年9月~2023年6月

   私はオレゴン大学での9ヶ月間の留学生活について報告したいと思います。大きく分けて3項目について報告します。    まず1つ目に留学期間の授業についてです。私は語学留学で留学を始めました。そのため、語学学校の中で授業を受けていました。日本人留学生も多かったので友達との会話は日本語を使用していましたが、教室に入って授業が始まると日本語は一切使わずに英語だけで授業が進んでいきます。そのため、意見を言うことや質問も英語での会話になります。授業構成としては reading and writingの授業、grammarの授業、speaking and listeningの授業の3つの授業で1日の授業が構成されています。1つの授業は90分間くらいでだいぶ長く感じますが、英語で授業が淡々と進んでいくと聞き取ることで必死なのであっという間に授業が終わってしまいます。最初のうちはとても難しく感じますが、だんだん慣れてくると楽しく感じるようになります。どの授業もとても楽しかったです。どの授業もとても重要で力が向上するので知識を増やすことができた授業でした。    最後のタームでは学部の授業を取ることができたので私は言語学と心理学を取りました。言語学では英語の歴史や英単語の構成について深く学びました。英語について深く学ぶことができるので私の感想としては難しいですが、学んで損はないと思います。そして英語学習者なら英単語のでき方を理解することができたらさらに楽しく英語を学ぶきっかけにもなると思います。この授業は言語関係の授業なので少人数制の授業です。だいたい20人くらいのクラスです。語学のクラスの方も少人数ですが、クラスやレベルによって変動はあります。20人くらいが平均です。そのため質問があったり、グループ学習もたまに行われていました。なので現地の学生との繋がりもできやすいと思います。心理学の授業については英語で心理学を学ぶため、とても難しいです。私も途中で心が折れそうになりましたが、教授に質問してわからないところをなくすことができていたので、なんとか乗り切ることができました。    これらの授業を取るためには語学の授業の方で最も高いレベルに達さなければいけません。レベルは6まであるのですが、1タームごとに授業の基準を超えたら1つずつレベルが上がっていきます。授業に出席して小テストや中間テスト、期末テストで高得点を取ることが重要です。特に文法の授業は高校の時の復習のような授業内容ですが、英語を学ぶ上での基礎になっているため重要です。学部の授業でも語学の授業でも課題をたくさん提出しなければいけません。毎日毎日の積み重ねが必要なので後回しにすることなく、出された課題はすぐに終わらせるべきです。どの授業も最終的には成績が出てきます。評価でその授業の単位を取ることができたのかが決まるため、気を抜かずにどの授業も取り切るべきです。最終的にどの授業も私のスキルの向上につながり、英語力を向上することができたのでがんばって授業に参加してよかったです。    2つ目にホームステイについての良かった点と良いと感じることができなかった点についてです。私は9ヶ月間ずっと同じホストファミリーと生活していました。ホストファミリーの家族構成としてはホストマザー、ホストファザー、5歳の男女の双子、ホストマザーのお母さんと一緒に住んでいました。そのため子供中心の生活でした。例えば夜ご飯を食べる時間が早いこと、寝る時間も早いことなど時間に関しての規制が厳しかったです。これらはホームステイ先によって異なるためホストファミリーとよく確認してルールを守る必要があります。私の場合は子供たちが寝た後に静かにシャワーを浴びていました。また平日のお昼ご飯はホームステイ代には含まれていないので自分で買うか作って持っていくしかないのですが、同じホームステイでも生徒の中にはホストマザーがお昼ご飯を買ってくれていたりすることもあるので、そこに関してはあまり触れませんでした。これもホームステイ先によって様々です。私のホームステイ先はご飯に関しては少し厳しかった気がします。騒音に関して、時間に関しては良いと感じることができませんでした。あとはルームメイトがいなかったので1人で何かを解決しなければいけなかったので、結構大変でした。その点では寮やアパートメントに住んだ方がルームメイトができるので現地の友達の輪はさらに広くなるなと感じました。しかし自分でどうしたら良いのかを考えて自分で改善したり、ホストファミリーが心配してくれていると思うとありがたいと感じました。また他の人の家にお邪魔して住まわしてもらっている身なのでルールには従い、安全に過ごすことがいいと思います。    これらはホームステイの良くなかったと感じる点ですが、一方で良かった点もたくさんあります。ホストファミリーに子供たちがいたので休日には子どもたちの友達と一緒に公園に行って遊んだり、お母さんたちとお話しして輪を広げることができました。その時ももちろん英語での会話になるのでホストファミリーとの会話だけでなく、いろんな人の英語の発音を聞くことができました。そのような輪を広げることができたのはよかったです。また、ホストマザー側の親戚が比較的近所に住んでいるのでよく会いに行っていました。そして行事ごとになると家族全員が集まるのでその場にも参加することができました。特にサンクスギビングの時は初めての大きい行事ごとだったので緊張しましたが、親戚の方々も優しく話しかけてくれたり、受け入れてくれたのでよかったです。クリスマスも家族みんなで祝ったのですが、その時には日本と異なる点を見つけました。それはクリスマスプレゼントの個数です。私は日本ではプレゼントを1個か2個もらうのですが、アメリカではサンタさんからだけではなく、家族間でも交換します。私もプレゼントを5個か6個くらいもらいました。初めてそんなにたくさんもらったので驚きました。このようにホームステイの良くない点がたくさんある一方で良い点もたくさんあるので、ホームステイ先を決めるためのアンケートは嘘をつくことなく、本心をたくさん書くべきだと感じました。アンケートになっていていいことだけしか書いちゃいけないかなと思いがちですが、そうするといざ一緒に住んだときに後悔するのは自分なので、本当のことを答えて自分に合ったホームステイ先を見つけて欲しいです。ホームステイだと自分で自分の洗濯や掃除などをしなければいけないのでそのような力もつけることができました。    3つ目はオレゴン大学での留学期間についての簡単なまとめです。私はアメリカに到着してから最初の1週間はずっとホームシックで泣いていました。自分で涙を止めようとしても止まらなくて自分でもびっくりしました。ホストファミリーに助けられながらなんとか乗り切って学校が始まりました。学校が始まってからはそんなことはなく、友達と楽しく過ごすことができました。そのためホームシックになることもあると思いますが、その時は泣きたい時は泣いた方がいいと思って、どんどん泣いても大丈夫だと思います。誰かに助けを求めたら誰かしら助けてくれると思うので、助けを求めることも重要です。また日本で使っていたもので忘れてしまったものなどがあってもアメリカで買うこともできるので安心して大丈夫です。ホームステイの方々はホストファミリーとの時間を大切に過ごしてください。私も9ヶ月間は長いから大丈夫だろうと思っていたらあっという間に最後の1ヶ月とかになっているので、ホストファミリーとのかけがえのない時間を楽しんで欲しいです。    あとは、みなさんが1番気になる英語力についてですが、私自身は成長することができたと感じます。まだ英語力を点数化することができるTOEICを受けていないので、どのくらい上がったかはわからないのですが、ホストファミリーとの会話をアメリカに行った時よりも続けられるようになったり、留学が始まった頃は聞き取ることができなかった親戚の方々の会話などにも参加することができるようになりました。実感として、英語力は上がったと感じます。これからTOEICなどの試験を受けて点数でどのくらい向上したかを見てみたいと思います。映画も字幕なしで見ることもできるようになりました。英語力の向上に関しては満足しています。    私にとってこのオレゴンでの留学生活は多くの知識を得て大きく自分を成長させることのできたかけがえのない期間になりました。オレゴンでできた家族や友達や英語力を向上させてくれた先生方には感謝しかないです。また、日本で私の留学生活を支えてくれた日本の家族にも感謝しています。留学は誰しもが経験することのできることではないので、その経験をいいよと言って経験させてくれた家族はすばらしいなと感じました。また留学前などにたくさんの情報を共有してくれたか国際交流センターの方々にも感謝しています。それらの情報がなかったら不安でいっぱいの中での留学になっていたと思うので、情報を得ることができてよかったです。アメリカでは本当にたくさんの経験をしました。その経験を無駄にしないように多くのことに生かそうと思っています。これから留学に行こうと思っている方、留学に行こうか迷っている方にいろんな情報を提供したいと思います。また留学1日目からずっと続けてきたインスタグラムもあるので、そのアカウントを見てもらえれば毎日の様子などもわかります。ぜひ見てみてください。hitomi_ryugaku_0927です。また国際交流センターの方々に聞いてもらえれば留学関連の情報を提供している団体もあるので、そういう団体を利用してもらうとより留学生活を充実させることができると思います。この9ヶ月間で得た知識やアメリカの考え方なども日本には足りていない部分もあると思うのでそこも発信していきたいです。また、アメリカに行くと日本のいいところにも気づくことができるので、そういうところにも気づいてほしいなと思います。留学生活を支えてくださった方々に感謝を伝えたいです。本当にありがとうございました。そしてこれからも多くの面で経験を生かしてがんばろうと思います。

閉じる

大学詳細関連PDF

体験者による留学先紹介

オレゴン大学への留学経験者が留学先をご紹介します。