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留学生活と授業について

日本語・国際コミュニケーション専攻3年 水口 聖哉
2017/08/29
  こんにちは。ニュージーランド日本語教育実習に参加しているJIC専攻3年の水口聖哉です。ニュージーランドに到着してあっという間に約一週間が過ぎ、少しずつですがこちらの生活にも慣れてきました。まだ一週間の滞在で右も左もわからないような状態ですが、私なりにこのレポートを書きたいと思います。一つ目は現地での生活について、二つ目はニュージーランドの日本語教育について。まず現地での生活について書いていきます。
  私は成田空港からオークランド空港、そしてウェリントン空港へと飛行機を乗り継いでニュージーランドに渡りました。初日は私がホテルをブッキングしていたため、自分の足でそのホテルに行かなければなりませんでした。私はたくさんの人に話しかけてやっとのことでホテルに到着することができました。現地の人は私の片言の英語でも熱心に話を聞いてくれて、私に伝わるように何度もゆっくりと説明してくれたことを覚えています。また、ホテルの近くにあるニュージーランド国立博物館(テ・パパ・トンガレワ)に行ってきました。そこでは、ニュージーランドの歴史や先住民族であるマオリ族の文化など知ることができとても勉強になりました。次の日は、ホストファミリーと会う日でした。私は移動中の電車で「怖かったらどうしよう」、「会話してくれなかったらどうしよう」などの不安な気持ちを抱えたままホストファミリーと会いましたが、彼らはとても優しくフレンドリーな家族でした。私のホストファミリーは4人家族(マザー・ファザー・ブラザーズ)とペットに猫を一匹飼っています。私は猫が大好きなのでとてもラッキーだとも思いました。ホストファミリーは私が通う学校に車で連れてってくれたり、一緒に買い物をしたり、映画を見たりとまるで本当の家族のように私を受け入れてくれてとても嬉しかったです。
  次にニュージーランドの日本語教育について書いていきます。現在私は、ウェリントンにあるカピティ・カレッジという学校で日本語クラスのアシスタントをしています。カピティ・カレッジはyear9~year13(13歳~17歳)までの生徒が通っています。また「ロード・オブ・ザ・リング」の監督であるピーター・ジャクソンの出身校としても有名です。私が学校に行くとyear11~year13の生徒たちはテスト期間で授業がありませんでした。そのため、私はyear9とyear10の日本語の授業を見学しました。Year9はひらがな、year10は頻度(いつも・時々)などを表す文法を中心に学んでいました。その中で特に日本の授業と異なると思ったことは、先生たちがものすごく生徒を褒めるということです。生徒の答えが正解だった場合は「well done!!(よくやった)」のような言葉を生徒に毎回言っていました。また、先生にもよると思いますが日本の授業は、先生がずっと話し続けてノートを取るだけの授業が多いと思います。しかし、ここの学校では生徒たちと先生が楽しみながら授業をしている感じがしました。先生たちはずっと勉強のことばかり話すのではなく、生徒たちとプライベートのことや冗談話などを交えながら授業をしていました。また本当に数分間だけでしたが、私はyear9の子供たちにひらがなの書き順や日本語の発音などを教えました。生徒たちは熱心に私の話を聞いて課題に取り組んでくれたので、私自身のモチベーションもすごく上がりました。
  ニュージーランド日本語教育実習は約一ヶ月間という短い期間ですが、日常生活では英語を学べ、学校では日本語を教えることができて私は一石二鳥の体験を味わえています。初めての海外ですが怖がらないでまずは何事にもチャレンジし、残りの留学生活も楽しみながら頑張りたいです!!
写真1:Battle Hill Farm Forest Park
写真2:ニュージーランド国立博物館(テ・パパ・トンガレワ)
写真3:Mount Victoriaからの眺め
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