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履修登録アドバイス

英語・英米文化専攻3年 石川 将伍
2018/03/11
  台湾での留学生活も終盤を迎えました。前期(麗澤では後期)は授業や課題、交流会などの行事でバタバタしていて現地レポートを書くことができず、今は後期(麗澤では前期)の履修登録も終わって大分落ち着いてきたので、この約6か月間私が台湾でどのような気持ちで生活をしていたのか、そして淡江での履修登録について書きたいと思います。
  以前の現地レポートでも書いたように、私は1年間(約10か月間)英中クロスで留学しています。そしてもう1人私の友達(ここから先は「T君」と書きます)もクロスで留学に来ていました。しかしT君は半年(約4か月)で帰ってしまい、現在クロスで留学に来ている人は私だけです。やはり、T君がまだ台湾留学中に一緒に台湾を巡ったりご飯を食べに行ったり色々と行動を共にしていたので、その子が帰ってしまった後の約1か月間はすごく寂しかったです。しかしそんな寂しいという気持ちを抱えたままの自分はよくないと思い、一人で台湾の街をブラブラしてみました。すると意外と一人でも行動できるもので、T君が帰ってから学校が始まるまでの間にそのような行動をほぼ毎日繰り返しているうちに寂しさが一気に吹っ飛びました。それと同時に、一人で行動できている自分にかなり驚きました。そして今履修登録が無事に終わりこれからラストスパートをかけて頑張るというところですが、もちろん履修登録期間に入る前までは多少の不安もありました。なぜなら淡江大学の履修登録はかなり大変で、前期の履修登録はT君と協力してやっていたので、こんな大変な履修登録を後期は一人でやらなければいけないという鬼畜さを身に染みて感じたからです。しかし前期の履修登録でコツを掴んだのか意外と一人でできて、むしろ前期よりも楽に取れました。
  つまり何を言いたいかというと、これから淡江大学に留学しようと考えている人たちの中には私のような消極的な人も中にはいると思います。実際私はT君に指摘されて初めて気が付きましたが、私はかなりの心配性で何か心配事ができるとずっとそのことを負の方向へと考えてしまうという非常にネガティブな思考の持ち主です。(あんまり認めたくないのですが・・・)しかしそんな人でも、友達がいなくなってしまって何もかも自分でやらなくてはならなくなった時に自分自身で勇気をもって一歩踏み出せば、意外と自分が思っていた以上に何でもできます。現にこの留学期間で一番大変な履修登録を一人で、しかも前期よりも簡単に取れています。だからもし友達が帰ってしまって一人で何でもやらなければいけないというプレッシャーを感じたら、まずは自分自身で一人で行動してみてください。そうすれば自然と寂しさも吹っ切れて、新しい自分を見つけることもできますし、自分自身を成長させることもできます。台湾人もみんな優しいので、本当に困ったら台湾人に話しかけ、積極的に行動してみてください。
  そして淡江大学での履修登録について簡単に書きたいと思います。淡江大学に留学に来てみればわかると思いますが、淡江大学の履修登録は本当に大変です。何が大変かというと、私たち留学生が台湾に到着した時には既に淡江大学の学生さんは履修登録が終わっている段階です。つまり私たち留学生は後から履修登録をするわけですから、定員オーバーで取れない授業もあります。そうなると自分が取りたいと思っている授業も取れないということになってしまいます。特に演習系は定員数がかなり少ないので、かなり取りづらいです。だからと言って講義系を取ればいいと思っても、自分がやりたいことと合わなかったり、講義がすべて中国語で何言っているかわからなかったりということもあります。そうなると、「あれも取れない、これも取れない、どうしたらいいんだ!」となってしまいます。だから大変なのです!
  そこで私は前期と後期でこれだけ大変な履修登録を経験して、とても良い取り方を身に付けました。それを伝授します!(参考になるかわかりませんが・・・)まず授業リストが出てくるサイト(そのサイトについては履修登録の際に台湾人学生や他の学生が教えてくれます)からどんな授業があるか見ます。これをやらないと始まりません。まず1つ目は効率の良いやり方ではなく確実に取れるやり方でもないですが、どうしても演習系を取りたい場合はとにかく先生に頼み込むというやり方です。これは前期の履修登録でT君とやった方法です。私の現地レポートを見ている人たちは英中クロス留学を考えている人たちだと思うので、当然英語は話せるはずです。そして英中クロスの留学生は英語の授業を取らないといけませんから、当然英語の授業を担当している先生は中国語の他に英語も話せます。なので、自分が話せる最大限の英語力でもいいので、その授業を取りたいという熱意を見せれば先生も考えてくれます。基本「取りたい!」と言って「ダメ!」と言う先生はいないですが、稀に取らせてくれない先生もいます。だからもしそんな先生の授業を取りたいのであれば、熱意を見せてみてください。もしかしたら取らせてくれるかもしれません。
  そしてもう1つは確実に取れる方法なのでかなりオススメです。まずは先ほど書いた授業リストのサイトから「全英語授課」というものを選んでください。これは「すべて英語でやっている授業」という意味なので、「全部講義を中国語でやっていて何言っているのかわからない」という問題は確実になくなります。そして私が個人的にオススメしたい授業が「英文㈠」です。これは演習系の授業ですが、定員数が約80人と割と多めです。実際私も今期で履修しました。英語で会話したりプレゼンしたりと英語をよく使う授業で定員数も多めなので、非常に取りやすくオススメです!そしてもし演習系がどうしても取れないという問題に陥ったら、定員が100人以上の講義系の授業を取ってみてください。私の場合ですが、「全英語授課」の講義系を取ってみたところ、中間・期末試験がないという非常に楽な授業で、しかもあっさりと取らせてくれました。ただ少し難点なのが、英中クロスの留学生は淡江大学の英文学部に入ることになります。そうなると、たとえ「全英語授課」の講義だとしても、違う学部の授業であれば少し面倒くさいことをしないといけない場合が稀にあります。それについては留学に来てからわかります。なので安全なのは英文学部の「全英語授課」で定員数が多めの授業を取ることですね。ただ稀なのでほとんどありませんから、違う学部の「全英語授課」の講義系を取るというやり方でも全然大丈夫です。
  このように長文になってしまいましたが、説明するのに長文になってしまうほど履修登録はとても大変です。ただ参考になるかわかりませんが、困ったらこのようなやり方で履修登録してみるのもアリですし、もちろん他の学生に聞いて履修登録するというのも全然アリです。この大変な履修登録を乗り切れば、あとは最後まで頑張るだけなので是非試してみてください!
  私は残り約3か月で帰国しますが、正直帰りたいという気持ちもあれば、まだ帰りたくないという気持ちもあります。ホームシックになって早く帰りたいと感じてしまうのではないか、何もかも一人でやらなければいけないのか、などという不安を抱えている人も中にはいるとは思いますが、それはみんな同じです。私ももちろん不安でしたし、最初の1か月間はホームシックから抜け切れませんでした。私に関しては先ほども書いたようにかなりの心配性なので、他の人よりもっと不安を抱えていたと思います。それに特に英中の人は中国語に関しても不安を感じている人もいると思います。でも実際私が台湾に来て約6か月経ってから、自分が気づかないうちに急に中国語で受け答えができているという現象が起こっています。全く中国語は聞き取りも受け答えもできなかったのに、ある日突然聞き取って受け答えできるようになっていました。別に何かしたわけでもなく、ただ普段から街に出て台湾人が話している中国語を聞いているだけです。だから、中国語に関しては常に台湾人の話している内容を聞いているだけでその速さに慣れてきます。そしていつの間にか受け答えができるようになっています。なので、中国語に関しては心配しなくても自然と慣れてくるので大丈夫です。私のようにあまり心配してしまうと逆にストレスを感じてしまうので、あまり心配せずに留学に来てください!私ももうあと少しなので、最後まで気を引き締めて頑張りたいと思います。
写真1:年越しの日(2017年12月31日)に花火を打ち上げた台湾で高さNo.1のタワー「台北101」
写真2:台湾でかなり有名な十份でのランタン飛ばし
写真3:綺麗な夕日を見られる淡水(皆さんがこれから留学に来る所)の観光名所
写真4:台北101の中にある食堂のご飯
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