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春休みの過ごし方

英語・英米文化専攻2年 落合 奈央
2018/03/17
  こんにちは。南イリノイ大学に留学中の英語英米文化専攻2年の落合奈央です。私の留学生活も残りわずかとなりました。現在は春休み中で、この間までニューヨークに友達と旅行に行っていました。
  まず初めに、ニューヨークに旅行に行ってきたお話しをします。私は日本人の友達ではなく、同じクラスの中国人の女の子と一緒に行きました。その子は最初から同じクラスで、常に一緒に行動していました。正直、私は中国語が話せるわけではないし、向こうも日本語で会話ができるわけではありません。つまり私達の公用語は英語なのです。もちろんお互い完璧な英語ではないけれど、私はこの子なら信用して一緒に旅行できると思い、2人でニューヨークに行く事を決めました。ニューヨークは私が昔からずっと行きたかった場所でもあり、夢でした。
  初日からタイムズスクエアなど有名な観光地をいくつかまわりました。ニューヨークは都会だから治安の面や都会の人だからカーボンデールとは違い、少し冷たいのではと不安に思う事がいくつかありました。しかし、これは私の勘違いでした。ニューヨークの人はフレンドリーな人が多く、私達がグーグルマップを見ながらこっちの電車かなと話をしていると、私達が英語で話していたからか「どこに行きたいの?」と迷っている私達を見て聞いてくれる人も中にはいました。アメリカの地下鉄は日本の電車よりは複雑ではないのですが、地図を見てもわからない時があり、その時は自分から声を掛けて、ここであっているかを尋ねました。今までこんなに他人に積極的にしかも英語で人に道を尋ねる事ができていただろかとふと思いました。自分の性格からして、もともと積極的な方ではないし、人見知りな所もあるので、他人に話しかけるなんてしかも外国人に話しかけるなんて留学前の自分からしたら考えられませんでした。以前、台湾に旅行に行った時、道に迷っても、ガーナ人の友達が英語で代わりにいつも聞いてくれて助けてもらっていました。ここで少し性格の面でも成長を感じられました。もちろん自分の英語にもここで少し自信を持つ事ができました。バスを使って移動した事もあり、その時は違う番号のバスに間違えて乗ってしまいました。たまたま1つ前に私達が乗りたかったバスが居たということもあり、運転手さんに事情を説明し、その運転手さんが乗り越してわざわざそのバスを止めてくださいました。ここでも親切にしていただき、この旅行でたくさんの人の優しさに触れることができました。
  また、空港ではチェックインの際パスポートを見せて、グランドスタッフの方が私の苗字を正確に読んでくれました。私の苗字を正確に読んでくれたアメリカ人はそのお姉さんが初めてでした。セントルイスの空港では座席が決まっておらず、名前を呼ばれるのを待っていると、読めなかったのかローマ字で一文字ずつ読んで呼ばれました。そして、私が日本人だと分かると日本に行ったことがあると教えてくれました。そして東京に行った時の事もお話してくれました。例え他人同士であっても、気軽に世間話ができる所がアメリカの良さでもあります。最後にそのグランドスタッフさんが「ありがとうございます。」と日本語で言ってくれた事は忘れません。
  今回は5日間で旅行を計画していて、有名な観光地は全部周ったと思います。正直たくさん歩いて朝も早かったこともあり、かなり歩き疲れました。2人とも疲れが溜まり、自分の母国語を話さず5日間英語を話し続けて旅行をするのはいくら英語を学んでいても、お互いストレスを感じていたと思います。たまに言いたい事がすぐに出て来ず、英語でなんて言うか分からなかった時などはお互い苦労をしたと思います。そういう時は、互いにグーグル翻訳を使って会話をした事もありました。ツアーで観光したわけではないので、全部自分達でホテルや飛行機を取って予定を計画しました。フロリダの時はテーマパークに行くだけだったので、予定を立てることは特になく、楽でしたが、今回は相手が日本人ではなく外国人であり、ニューヨークの旅行です。お互いの出身国でもない異国の地です。この旅行の計画から最後まで大変な事がたくさんあった分、幸せや充実感の方が多かったです。私はこの子と一緒に旅行に行く事ができて本当に良かったです。今では友達であり、親友でもあります。これは私にとって一生の思い出です。 
  私は昔からアメリカに留学する事が夢で、ニューヨークにいつか行ってみたいというのも夢でした。アメリカに留学できている事だけでも十分幸せな事なのに、ニューヨークにまで旅行に行く事に許可してくれた両親にとても感謝しています。私は南イリノイ大学の友達も先生にも恵まれています。先生は分からないことがあれば分かるまで教えてくださいますし、何よりもどの先生もフレンドリーで、すごく話しやすい所が私は好きです。そして、特に私のクラスは仲がいいと思います。休日にはみんなで集まって遊び、家に招待してくれる友達もいます。この間はみんなでfood partyをしました。これはみんなそれぞれ自分の母国の料理を作るということです。私はお寿司ケーキと焼き鳥風の物を作りました。みんな美味しいと言ってくれ、全部食べてくれたのがすごく嬉しかったです。みんなが作ってきてくれた料理もどれも美味しく、最後まで楽しむことができました。
  ここでは毎日が勉強で、何もかも新鮮で、毎日新しい人との出会いがあり、経験があります。あと1タームでみんなとお別れだと考えると凄く辛いです。しかし、最後まで悔いの残らない留学生活を終えるためにも、何事にも全力で挑戦していきたいです。
写真1: 自由の女神の前で同じポーズ
写真2:ニューヨーク市を背景に
写真3:ニューヨークの夜景
写真4:food party
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