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ドイツ

ハレ=ヴィッテンベルク・マルチン・ルター大学

デュッセルドルフの日本デー

ドイツ語・ドイツ文化専攻3年 倉持 貴美子
2018/06/04
  私は先日ドイツの中西部にあるデュッセルドルフという都市に訪れました。デュッセルドルフには多くの日系企業の拠点が置かれており、日本人が多く住んでいることでも有名な都市です。「日本人街」と呼ばれる場所もあり、道を歩いていると沢山の日本食レストランや日本の食品が売られているお店、日本にあるような本屋やパン屋さんを見つけました。所々には日本語も書かれており、少し日本に帰ったような気分を味わうことができて面白かったです。
  そして、そこでは毎年日本の文化が紹介されるイベントである日本デーが開催されています。私はその日本デーの千葉県のブースで、折り紙の折り方を教えるというボランティアに参加させて頂きました。最初は折り紙の折り方をドイツ語で教えることが上手くできるかどうか不安もあったのですが、実際にドイツ語でコミュニケーションを取りながら一緒に折り紙を折っていると、本当に楽しくて時間が過ぎるのがあっという間でした。幅広い年齢層の方々が折り紙を折ってみることに興味を持ってくれて、嬉しかったです。中々上手く説明できない時もありましたが、その時にはドイツ語でどう言ったら良いのか、私が逆にドイツ語を教えてもらうこともあり、私自身もとても勉強になりましたし、戸惑って黙り込むよりもより良い雰囲気で進めることが出来ました。このボランティアを終え、私はドイツ留学8か月を経ての自分の成長を感じることができたことがとても嬉しかったです。まだ多くの単語を知っているわけではありませんが、こう言えば伝わるかもというのを早く考えてとりあえず口に出して伝えてみることに全く抵抗が少なくなっていました。その結果、分からない単語を伝えられないことはあっても、全く相手に伝わらないということはなく大抵のことを理解してもらえました。
  日本デーは私が予想したより遥かに多くの人々が訪れていて、どこのブースも人が溢れかえって賑わっていました。ボランティア終了後に少し歩いてみると、大勢のコスプレをした人や、ドイツ人による和太鼓の演奏なども見かけました。夜にはライン川沿いで日本人の花火技師による花火も打ち上げられ、非常に盛り上がっていました。この花火の様子はドイツのテレビで生放送されるほど注目されているようです。この日は、デュッセルドルフだけでなく様々な所から日本デーを楽しむために沢山の人々が集まっていました。この留学中にこのように大規模な日本デーに訪れ、ボランティアという形で参加できたことは、留学生活の良い経験になりました。

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