私は、6月9日に「ちまきを作る会」に参加しました。大学の交流会などではなく、道にたまたま貼ってあった貼り紙を見つけて、近くの中学校で行われると書いてあったので台湾人の友達を誘って参加しました。私はもともと「ちまき」が大好きだったのですが、作ったことはなくどうやって作るのかも知らなかったので良い経験になりました。
　　実際に参加してみると、若い人はほとんどいなくて台湾人のおばあちゃんばかりでした。なので、説明なども中国語ではなく台湾語で行われたため全く聞き取れませんでした。いざ作っていくと優しいおばさんが作り方を教えてくれたのでとても楽しかったです。ですが、ちまきを作るのは意外と難しく２個しか作れませんでした。他のおばあちゃんたちは手馴れていたのでたくさん作っていました。帰りには、作ったちまきを10個ももらいました。自分で食べたり、友達にあげたりしています。
　　この「ちまきを作る会」に参加して、ちまきの作り方を知っただけではありませんでした。それは、台湾のおばあちゃん同士は喧嘩っぽいことです。ちまきを作り終わった後に、お昼ご飯を出してくれてみんなで食べたのですが、残ったおかずを誰が持って帰るか争奪戦をしていたのです。「私まだ食べてないわ！」「これは私のよ！」と怒った声がたくさん聞こえました。友達に聞いたのですが、台湾人は年を取るごとに喧嘩っ早くなるそうです。いつもは、若い学生の中で生活していて、おばあちゃんと言ったらご飯屋さんの優しいおばあちゃんしか知らなかった私にとっては、衝撃的な光景でしたが、珍しかったのでちょっと面白いとも思ってしまいました。
　　台湾人おばあちゃんが喧嘩っ早いことは自分で体験しないとわからないことなので、留学してよかったなと思いました。留学生活は残り1ヶ月を切っていますが、1日1日を大切にしていきたいと思います。
写真：ちまき作り体験中