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ドイツ

イェーナ・フリードリヒ・シラー大学

冬学期を終えて

ドイツ語・ドイツ文化専攻3年 遠藤美優
2019/03/31
 こんにちは!私は現在ドイツにあるイエーナ大学に留学しています。イエーナは小さな町ですが治安が良く、特に私たち学生にとって生活がしやすい町だと思います。
   特に私が便利だと感じたのはThoskaという学生証です。この学生証を見せるだけでテューリンゲン州内の鉄道やバス、路面電車といった公共交通機関を無料で利用することができます。私が住む学生寮は大学から少し遠いため通学には路面電車を利用しているのですが、交通費がかからないことはとてもうれしいです。その他にもこの学生証にお金をチャージすることによってコピー機や学生食堂、洗濯機を利用することができます。しかし、私がドイツに到着してから学生証を発行するまでに数週間かかり、その間に学生食堂は現金で利用できるのですが洗濯機を利用することができませんでした。留学を考えている方は衣類を少しだけ多めに用意していくと楽だと思います。
   私は初めての海外、初めての実家を離れての生活で最初はとても不安でしたが日本を出発してドイツの空港に到着してからたくさんの人々に助けていただき、とても助かりました。私は到着した直後フランクフルトの空港で上りエスカレータからスーツケースが重すぎて一緒に転げ落ちてしまいました。幸い後ろには誰もいなかったので誰も巻き込まずに済んだのですが、すぐに近くにいたおじさんが助けてくれました。他にもドイツの電車は出入り口が階段になっているものが多く、ホームとの溝が日本の電車よりも広く開いており重い荷物を持って出ることはとても大変だったのですが、お兄さんたちが運び出しを手伝ってくれました。これからは絶対に荷物を軽くしていこうと反省しました。駅では愉快なおじさんが切符の購入を手伝ってくれました。そしてイエーナ大学はとてもサポートがしっかりしており、様々な手続きを先生や現地の学生さんたちにお手伝いしていただきました。私は人見知りで他人に声をかける勇気が出ずに解決に時間をかけてしまうことが多いのですが、ドイツではすぐに相手から声をかけてくれ、当たり前のように助けていただけることが多く嬉しかったし、今までそれができなかった自分に反省して勉強になりました。
  ドイツに留学して約6ヶ月たち、ほんの少しですが以前よりもドイツの生活に慣れてきたおかげか最近外を歩いていたり、買い物をしているときに商品の場所を聞かれたり、目の悪いおばあさんの代わりに文字や値段を読んだりといったお手伝いを求められることが多くなり、近所のスーパーに通うおじいさんやおばあさんや奥さん達に顔見知りができてとても嬉しかったです。それと同時にいろいろな知識を教えていただきとても助かりました。ドイツの食事はとてもおいしいのですが、胃腸があまり強くない私には少々重くて胃薬のお世話になることが多かったのですが、知り合ったおばあさんが「頻繁に飲むのなら薬よりもハーブティーのほうが体に優しくていいわよ」と教えてくれたので半信半疑で飲んでみたところとても緩やかに効いてくれました。ハーブティー売り場にはたくさんの種類があり、他にも風邪に効くものから頭痛、花粉症に効くものまでありました。おばあさん曰く、ドイツではハーブティーによる治療が一般的で、医者でも処方されることが多いそうです。
  このように助け合うことで色々な人と関わることができるし、知識も増えてドイツ語の勉強にもなります。日本に帰るまであと数ヶ月ですが語学はもちろん人としてもきちんと成長できるように頑張りたいと思います。

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