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留学生現地レポート

ドイツ

ヴッパータール大学

Füssenの魅力

ドイツ語・ドイツ文化専攻3年 堀川穂高
2019/06/19
   Füssenという街は、Münchenから2時間ほど電車で進んだところに位置しています。多くの旅行客がFüssenを訪れるのは、近くに有名なノイシュバンシュタイン城があるからです。ほとんどの人がこの城を目当てに行くため隠れがちなこの街は、とても綺麗で落ち着いた街でした。
   それでもなんといってもやはりノイシュバンシュタイン城は圧巻です。Füssenから行くにはバスで麓まで行き、そこから山を登ります。前にヴッパータールには坂が多いと書きましたが、坂の傾斜が比ではなく、とても大変です。しかし馬車があるので、大変だと感じたらこれで楽に登ることもできます。しかし、大人気のため並ぶ必要があります。私が訪れた日も多くの人が並んでいて、私は並ぶのが苦手なので歩きました。歩いて登っていると、反対側にホーエンシュヴァンガウ城とアルプ湖が見えます。そしてバックにはアルプス山脈も望めます。この景色は本当に綺麗で、歩いた方がより見えやすいかと思います。ノイシュバンシュタイン城は中を見学するのにも大行列ができており、受付の人に1時間以上待ってと言われたので、待つのが苦手な私は断念しました。中を見なくとも、外から見るだけで十分綺麗で貫禄があるのが見て取れます。この城を見るなら、マリエン橋という吊り橋から見るのが一番だと思います。この橋からは城はもちろん、川や滝、山々や麓の町まで見えます。また、行くなら春がいいと思います。雪も溶けて歩きやすいですし、暑くもなく寒くもなく、周辺の高い山々にまだ雪が積もっているので綺麗な景色を見ることもできます。ドイツにいる人にもそうでない人にも春休みがオススメです。お土産は比較的値段が高いかなと思いました。ポストカードを買う際は、麓のバス停の隣にあるインフォメーションセンターに行ってみてください。無料でいくつかの綺麗なポストカードが手に入ります。
   Füssen市街も負けてはいません。ここにもお城があって中まで見ることができます。また近くには比較的大きな川が流れていて、本当に澄んでいます。ドイツに来て綺麗な川を見たのは初めてだったので、テンションが上がりました。またこの街はロマンチック街道の終着点として知られています。そのため歴史が古く、バロック様式の建物が多く残っているらしいです。私が見た教会は朱色で、綺麗な壁画が描かれていました。ここは本当に落ち着けます。ちょっとした公園やレストランなど、どこでも人々が皆ゆっくりと時間を過ごしており、時がゆっくりと流れているような感じがしました。
   ノイシュバンシュタイン城と日本の姫路城は、姉妹城として知られています。どちらも鳥に由来した城なのです(ノイシュバンシュタイン城は白鳥、姫路城は白サギ)。また、私は群馬県出身なのですが、群馬県には沼田市という市があります。知らなかったのですが、なんと沼田市とFüssenは姉妹都市らしいのです。そもそも姉妹都市とはなんだという感じですが、それでも日本で唯一ですし、つながりがあると知ってなんだか嬉しいです。つまりここは日本とつながりを持つ街なのです。
写真1:ノイシュバンシュタイン城
写真2:ホーエンシュヴァンガウ城とアルプ湖
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