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カナダ

プリンスエドワード島大学

赤毛のアンの舞台:Prince Edward Island

国際交流・国際協力専攻3年 山田留梨子
2019/08/20
  こんにちは。4月からカナダにあるプリンス・エドワード島大学に留学をしている、国際交流・国際協力専攻の山田留梨子です。今回のレポートでは私の留学先であるカナダのプリンス・エドワード島という場所について書きたいと思います。 
  PEI(プリンス・エドワード島)は赤毛のアンの舞台の地ということで観光地としてとても人気のある場所です。実は私は留学説明会に行くまでこの島のことも、赤毛のアンの舞台ということも知りませんでした。友達や両親にPEIに留学する!といってもピンと来る人は誰一人おらず、赤毛のアンが好きな私の祖母だけが知っていました。
そもそもなぜここを選んだのかというと、カナダは英語の発音が綺麗というように聞いていたからです。そして、提携して初めての麗澤からの留学生であり、都会ではなく静かなところということで勉強に集中できるのではないかと思い、この場所に決めました。留学を決めてから、この場所をより楽しめるように事前に赤毛のアンを読み返しました。本から伝わってくるのは自然豊かで景色の綺麗な土地ということで、早く景色を見たいと思い期待に胸を躍らせていました。
  4月25日、PEIに到着したとき、空港の小ささと、突き刺さるような寒さに驚きました。その日は雪すら降るような天気でした。カナダは寒いということは知っていたけど、これから寒さに耐えられるか不安でした。それからというもの、約1ヶ月間は気温との戦いでした。朝起きて携帯の天気アプリを毎日チェックし、「ああ、今日も最高気温2度か…」というような感じで、みんなでいつ暖かくなるの?とよく話していました。赤毛のアンに出てくるような綺麗な景色はしばらく見ることはできませんでした。そして、最終バスの時間は18時で、ダウンタウンに遊びにいっても見かける人はたったの5人程といっても過言ではないぐらい田舎っぷりで、驚いていました。静かな場所を望んではいたものの、田舎すぎる、と思っていました。
  しかし6月下旬あたりから、PEIはきた頃とは見違えるほど綺麗な景色になり、気温も上がり、過ごしやすい気候になってきました。私が毎日学校に登校する際に使っているTrailを見れば一目瞭然だと思います(画像参照)。閑散としていた道路や町並みが、緑の木々が生い茂り、綺麗な花が咲き乱れる美しい風景に変わってきました。本当にここ最近はどこをとっても太陽さえあれば全て綺麗な景色で、家の周りを散歩するにも気持ちの良い気候と景色で、休みの日でも、晴れていたら外に出たくなるような気候です。そして、全然人を見かけなかったダウンタウンも観光客で賑わい、街が見違えるほど活気付いて、歩いているだけで楽しいです。毎週日曜日にはダウンタウンのメインのストリートでFarmers Marketをしていたり、様々なパレードやイベントなどもたくさん行われていたりしています。また、私たちは学校のプログラムの一つで、赤毛のアンの家があるCavendishを訪れたり、ミュージカルを見たりと、PEIならではのアクティビティーも楽しむことができました。
  8月に入ると気温もグンと上がり、beachに行くには最高の気候です。そしていちごやブルーベリーなどの果物がとても美味しいです。そして帰国が迫った今(8月下旬)、夜の気温がだんだんと下がってきて、ゆっくりとですが日が落ちるのが早くなりました。ホストマザーによると、トウモロコシが甘くなって、PEIのイベントの中でも大きなイベント、Gold Cup Paradeが終わると、夏が終わるという気分になるそうです。そして地元の人はカナダの長い冬に備えて、準備をするようです。
  来たばかりの頃は、期待に反した寒さと天気の悪さと予想を超えた田舎っぷりで、早く日本に帰りたいと思うことも多くありましたが、今思うとこの綺麗で美しい景色の中でのびのびと4ヶ月勉強できたことを嬉しく思います。
写真1:5月23日のTrail
写真2:7月8日のTrail
写真3:赤毛のアン ミュージカル
写真4:Gold Cup Paradeの様子
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