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Local Reports

留学生現地レポート

ドイツ

ハレ=ヴィッテンベルク・マルチン・ルター大学

Klein Glück

ドイツ語・ドイツ文化専攻2年 田中里奈
2019/11/25
  ドイツに到着して約2ヶ月、授業が始まって約1ヶ月が経ちました。日々手続きに追われ続けた最初の1ヶ月はなぜだか一日一日がゆっくり進んでいくような感覚でした。しかし授業が始まってからは1週間があっという間に過ぎていて不思議な感覚になりました。これはドイツでの生活に慣れてきた証だと思います。私が住んでいる寮(Landrain)は多くの日本人が住んでいて、お互いの部屋を行き来しやすい環境です。みんなでご飯を作ったり、ボードゲームをしたり、とても充実した日々を過ごしています。
  初めての現地レポートですが、たくさんの人々や文化との出会いで何から綴ればいいのか悩みました。そこで今回私は小さな幸せについて綴ります。まず、食事のときです。私はそこで幸せを2つ見つけました。1つ目は誰かとご飯を食べることです。みなさんも誰かと食事をするときに幸せを感じているのではないでしょうか。あたりまえのことでもこのような時間の積み重ねによって相手を深く知ることができると思います。2つ目は相手の喜ぶ顔を見られることです。私の手料理を「おいしい、幸せだなぁ」と言って喜んでくれる人がいることで温かい気持ちになりました。日本では、私が家に帰ると母が作った温かいご飯が出来上がっていて、共に食卓を囲むことがあたりまえでした。しかし身近な人から離れてみると、その人の立場を身を持って理解することが出来ました。
  次に私は人からの親切に幸せを感じました。私は最近大学の施設で「学生証」を落としてしまいました。しかしハレ大学の学生から「あなたの学生証を拾いました。」というメッセージが届き、私は感動しました。これらのことは誰しもが日本にいても感じられる小さな幸せだと思います。しかし異国の地での日常やハプニングから得る幸せは計り知れません。だからこそ日本にいる家族や周囲の人々に感謝すると同時に、恩返しができるよう相手を思いやる心を忘れてはなりません。このように何気ない日常に感謝することは大切だと改めて感じました。
写真1:寮からの眺め
写真2:ある日の食事
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