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ドイツ

ヴッパータール大学

ドイツでの音楽活動

ドイツ語・ドイツ文化専攻2年 鈴木智絵里
2020/01/03
   こんにちは。ヴッパータール大学に留学中の鈴木です。今回は、ドイツでの音楽活動について書いていきたいと思います。
   私は、ドイツに来たら絶対に何かしらの音楽をしたいなと思っていたので、留学前から音楽の活動ができる団体を探していました。ラッキーなことに、ヴッパータールには大学内にChorとOrchesterがあり、どちらも無料で参加ができます。Chorは毎週月曜日の16時から1時間半練習があります。メンバーは学生だけだと勝手に思っていましたが、実際に行ってみると学生より大人の方が多くて、赤ちゃんを連れたお母さんや、白髪のおじいちゃんなど年齢層豊かで、サークルというよりは地域のコミュニティ活動という言葉の方が合っているかなと思います。雰囲気も、みんなで音楽を楽しもうといった感じで、レベルも全然高くないです。ただ、ここにいる人はみんなドイツ人なので、Conductorもメンバーもめちゃめちゃ速いドイツ語で話します。(留学生っぽい人が全く見当たらなかったのでAlle sind Deutscher?と聞いたらJaと返ってきました。)発声練習も譜読みも、Conductorが一度歌って聞かせてくれる上に熱心にキーボードで音とりをしてくれるので、練習についていけないということは無いのですが、音楽的な指導に関しては全く聞き取れないのでニュアンスでやっています(笑)。Orchesterの方は、日本から送った楽器が届いたのが2週間前のことなので、年明けから参加しようと思っています。ChorもOrchesterもConductorは同じで、私は日本にいるうちにメールで参加したいと伝えていました。正式な参加の仕方はよく分からないのですが、サイトに載っていたメールアドレスに連絡をしたところ、快く受け入れていただきました。
   大学での音楽活動は以上なのですが、私は縁あって、Martinzugというイベントに参加させていただくことができました。Martinzugはドイツ各地の幼稚園などで行われているキリスト教のイベントで、子供たちが手作りのLaterneを持ってSankt Martinの歌を歌いながら町を行進します。私はその伴奏をする楽隊に混ぜてもらって一緒に行進しました。Tandemで仲良くなった人が、たまたま私と同じ楽器を演奏していてMartinzugの演奏者とコネクションがあったのがきっかけなので、本当に奇跡です。しかもMartinzugがあったのは11月で、まだ自分の楽器が届いていなかったのですが、たくさんの方の協力もあって、なんと楽器屋さんで15ユーロ(1800円)という格安価格で借りることができました。規模は小さなMartinzugでしたが、現地の方のたくさんの温かさに触れることができ、自分にとってとても大きな財産になりました。
   ヴッパータールでの生活は折り返し地点を迎え、残り3か月となりましたが、感謝の気持ちと向上心を忘れずに、残りの時間を大切に過ごしたいと思います。
写真:Martinzug
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