卒業生の活躍
2016.02.12|最終更新日:2021.12.10|

国際協力に出会ったことが、「好きな英語」を「使える英語」に変えた

国際協力に出会ったことが、「好きな英語」を「使える英語」に変えた
梅原 勇希
外国語学部 外国語学科 国際交流・国際協力専攻
(現在の国際学部 国際交流・国際協力専攻)2015年3月卒業
茨城県日立市出身。茨城県立日立北高等学校から麗澤大学に進学。在学中は国際交流・国際協力専攻で学び、海外活動を多数経験。卒業後、青年海外協力隊に入隊。現在はミクロネシアに滞在し、発展途上国の環境問題に取り組んでいる。
目次

    苦労をするからこそ、眺める景色は美しい

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    麗澤大学に入学するまでは、地元の茨城県日立市で過ごし、高校生の頃は山岳部で登山やロッククライミングに熱中する日々を送っていました。毎回20㎏を超える装備を背負っての登山は辛い思い出ですが、苦労した後に見た美しい景色は今でも忘れられません。そう聞くとバリバリのアウトドア派だと思われがちですが、休日は部屋で音楽を聞いたり、動画を見たりと、実は超インドア派なんです(笑)。

    当時から英語は得意でしたが、数学が苦手...。典型的な文系でしたね。ただ、数学の公式が解けるよりも、英語が伝わった時のほうが楽しかった。そんな経験から大学受験は英語が学べる環境を重視して、麗澤大学を含む数校を受験。最終的に麗澤大学に入学を決めました!

    少しでもいいから世界の役に立ちたい...

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    麗澤大学の「国際交流・国際協力専攻」に入学し、好きな英語で国際交流ができたのは自分にとって大きかった。それまでは国際協力やボランティアに興味は無かったのですが、成瀬先生(外国語学部教授)からご提案いただき、スタディツアーとしてイスラエルに行くことになりました。

    そこには私の知らなかった世界が広がっていて、政治、宗教、文化、人種など数多く問題を抱えながら人々が生活を送っていたのは衝撃的でした。そんな現実を目の当たりにして「少しでもいいから世界の役に立ちたい」と考えるようになりました。その後、ミクロネシアへと経験の場を移し、今度は発展途上の国が抱える環境問題を痛切に感じることになりました。当時、学生だった私が世界の広さや多様性を、身をもって経験できたのは国際交流・国際協力専攻に所属していたからこそだと思っています。

    一般企業から青年海外協力隊へと進路を変更

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    就職活動では国際協力の経験を生かして...と考えていたのですが、企業面接を繰り返すうちに、利益を重視する企業に価値観の違いを感じてしまい、私の理想を実現できる「青年海外協力隊」へと進む道へと変更。受験時には、学生の頃に関わったミクロネシアを希望しました。

    希望が採択され、今はミクロネシアが抱える環境問題に取り組んでいます。現地の人たちに環境への理解を深めてもらうことが重要な課題であり、大人だけでなく国の将来を担う子どもたちを育てることが必要だと考えています。青年海外協力隊での任期を終えた後も、JICAなどでミクロネシアへの協力を続けて行きたい。小さな力かも知れませんが、それが私の役割であり、目標でもあるのです。

    麗澤大学での経験が私の将来を決めた

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    国際交流・国際協力専攻での経験が、私の将来を決めるターニングポイントになったことは間違いありません。先生や先輩、仲間たちと深くコミュニケーションが取れる環境、目的をもって英語力を身につけるカリキュラムなど、麗澤大学で学んだことは大きな財産になっています。その経験を基に世界へと足を踏み出したのですが、高校生の頃、重たい荷物を背負って山に登り、目にした美しい景色と同様、国際協力を続けることで見える景色は私にとって大きな価値があるのです。

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