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外国語学科 ドイツ語・ドイツ文化専攻

【後編】ドイツに移住して7年。憧れだけでは乗り越えられない、強い意志を!

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外国語学科 ドイツ語・ドイツ文化専攻
在校生・卒業生メッセージ
【後編】ドイツに移住して7年。憧れだけでは乗り越えられない、強い意志を!
松本 成矢
ドイツ語学科(現在のドイツ語・ドイツ文化専攻) 2007年3月卒業
千葉県出身。2003年に麗澤大学へ進学しドイツ語学科(現在のドイツ語・ドイツ文化専攻)を専攻、2007年3月卒業。卒業後は日本国内の翻訳会社へ就職し、営業・プロジェクトマネージャーを務める。2012年渡独。現在は半導体の検査治具を半導体メーカー向けに提供している日系企業に勤務。

公開日: 2019年07月10日

ドイツ語だけでなく英語の力も伸ばしています

前編はこちらから

ドイツが好きで、ドイツで働きたいと思う気持ちは常にありましたが、ドイツ留学した1年で海外生活の厳しさと言語力の伸びに頭打ちを感じていたこと、海外で働くには「好き」という気持ちだけでは成功できない、ということも重々承知していたため、自分の精神力の強化、そして日本社会での経験を積もうと、まず大学卒業後は日本で翻訳会社に就職し、営業・プロジェクトマネージャーとして5年間勤務しました。外国語言語を学ぶものの道として誰しも一度は考えるであろう「翻訳」という職種ですが、イメージしていた華やかな世界とは全く異なり、来る日も来る日もひたすら孤独に言語と向き合う職業であったことに衝撃を受けました。

 

私は営業をメインに行い、社内のマネージメントを任されました。このとき培った経験はドイツで就職してからも大変役立っています。

翻訳会社に勤めて5年が過ぎてもドイツ語を学びたい、ドイツで活躍したいという意志は変わらなかったため2012年に会社を退職し、ドイツへ渡りました。現在、在独7年です。

在学中に二度のドイツ留学を経験していたので、本格的に渡独するにあたり海外生活への過度な憧れはありませんでした。海外生活の厳しい現実もわかった上での移住だったので「夢の海外生活」という期待ではなく、覚悟を固めての出発となりました。

現在ドイツでは、半導体の検査治具を半導体メーカー向けに提供している日系企業に勤めています。顧客開発拠点への営業、技術的なサポートおよび開発案件に関するサポートを行っています。元々は営業だったのですが、できるだけ自分で顧客サービスをすべて行いたいと思うようになり、マネージメントやエンジニアなどの業務が増え、今では何でも自分一人でこなせるようになりました。

仕事ではドイツ語よりも英語を使う機会のほうが圧倒的に多く、ビジネス英語は仕事をしながら実践で習得しました。入社当初、ドイツ語には自信がありましたが英語は全く話せなかったので、新しい仕事を覚えると同時に英語も覚えなければならなかったことが一苦労でした。ここでも大学時代に鍛えた語学の学習力が役に立ちました。

ドイツに来てからはプライベートの時間の使い方も変わりました。平日仕事が終わった後は、妻と二人で夕食を取りながらお互いその日にあったことを話したり、食後にカードゲームやボードゲームなどしてのんびりとした時間を楽しんでいます。休日は比較的アクティブに過ごすことが多く、妻はドイツ人ですがドイツ人は男女、年齢問わず散歩が大好きで、天気が良いと外に出ずにはいられない体質のようです(笑)。

ドイツは自然保護区や林道などの設備が整っていて、都市部に住んでいても気軽にウォーキングに出かけることが可能で、ちょっとの散歩のつもりが気づけば7~8km歩いていることもしばしばあります。日本では味わったことのない休日の過ごし方ですが、これもドイツに暮らす醍醐味として気に入っています。

 

定期的に妻の家族や親せきと会って食事をしたりしますが、「とても綺麗なドイツ語を話すね」と褒められることがあり、麗澤大学時代に学んだ文法の基礎が今も尚活かされているのだと実感しています。たとえば会話の中で分からない単語があっても、文法がわかれば文脈や前置詞の使い方から意味を推測することができるので、大いに役立っています。

海外へ行くことは夢ではない!大切なのは海外でどんな自分になりたいか

日本に住む後輩や知人から海外移住について質問されたり、アドバイスを求められたりすることがよくあります。きっとこれを読む高校生や受験生の皆さんも同じなのではと思いますので、正直にお伝えします。

まずは海外に住むこと、海外で働くことを目標にするのではなく、海外で何がしたいのか具体的な目標を持つことをおすすめします。海外に出るということは日本では体験できない素晴らしい経験ができますが、それ以上に多くの困難も待ち受けています。すぐに助けてくれる家族や話を聞いてくれる友人も側にいない環境で、どんなことも自分一人で乗り越えるくらいの心意気が必要です。その心意気もずっとは続きません。そんな時、強い意志と目標がないまま海外に来てしまっていては乗り越えることはできないのです。本気で海外での生活や、海外で就職することを望むのであれば、海外でどんな自分になりたいのかという「なりたい自分像」をしっかり持ってください。そうすれば、きっとどんな困難があっても乗り越えられると思います。

 

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