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学生寮の教育力~麗澤大学新学生寮グローバルドミトリー~②

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学生寮の教育力~麗澤大学新学生寮グローバルドミトリー~②
井出 元
麗澤大学 副学長

公開日: 2015年12月21日

ユニット制のめざすもの

アットホームな環境の中で、ルームメイトとしての意識を大切にしたいということは、寮生に共通した意識である。ある寮生が次のように語っている。

「夜遅く疲れてアルバイトから帰って来た時などは、特に迎えてくれる友達がいるということは、本当にうれしい気分になります。また寮で病気になった時、必ず看病してくれますし、私も友達が風邪を引いたならば助けます。家族とまではいきませんが、それによって、人に対する思いやりの心が寮生活をすると自然に育まれていくと思います。」

寮で生活を通してコミュニケーション能力やチームワーク、リーダーシップなどの人間力が「自然に育まれていく」ということが重要である。創立者の所謂「真の処世法」を身に付ける場として、さらにユニットを越えた友人との関わりを展開するために、各フロアには多目的ルームやスタディルームなどの共有スペースを設けてある。

リビングルームにおける交流

各ユニットにはリビングルームを設けてある。リビングルームの使い方はユニットごとに異なり、食事を共にしたり、TVを観たりと和やかな交流の場として活用されている。

学生たちは入寮すると、まずリビングルームにおいてルームメイトとの交流が始まる。寮生の約半分が外国人留学生であるので、ユニットでの生活は自ずから国際的な経験を積む場となる。そこには、第一に言語の違いという共通した壁があり、生活習慣の異なる外国人留学生と一つのユニットを構成することに対して、私たちが予想するほど彼らはプレッシャーを感じていない様子である。寮生の間には葛藤やトラブルもあるが、彼らは四苦八苦しながらも意思の疎通を図り、和やかな雰囲気を創りだしている。日本人学生も積極的に留学生とコミュニケーションを図り、ともに勉強を教えあうといった場面が、随所で見受けられるのである。

ユニットでの生活は、日本語に不安な外国人留学生にとって、ことばの面でのサポート体制となり、日本人寮生にとっては国内に居ながら海外留学におけるホームステイ感覚の生活を体験することになるという。この国際的な感覚を養うことは国際寮として寮生活を展開する大きな目的である。そして、その中で注目したいのは、次の寮生の意見である。

「私たち日本人の寮生は、外国人の寮生と出会って、その人の国のイメージを描きます。それと同じように外国人の寮生は、私たち日本人の寮生を見て日本という国のイメージを持つのです。このような意味で私たちは日本の代表であるという意識をもち、日本人として恥ずかしくない行動と日本についての知識をもつことが大切です。」

日本人学生が国際的な場に身を置くことによって「日本人としての自覚」が高まったということは、国際寮での生活を通して得る大切な気づきを示唆している。

また、異なる文化や価値観との出会いということは外国人との間で意識されるだけでなく、日本人同士の関わりにおいても実感するものである。県民性もあり、高校の学風、さらには家庭環境などすべて異なる文化を負って共同生活をするのである。寮生は日常の生活を通して、このような多様な異文化と出会い、人としての寛容性を培い、コミュニケーション能力を高め、自己管理の力を身に付けていく。ここに、ユニット内にリビングルームを設けた理由がある。

寮生は日常における多くの出会いを通して、時に葛藤し、時に喜びを分かち合い、助け合いながら自然に学生一人ひとりが成長していくのである。これこそが、学生寮の有する「穏やかな教育力」であると考えている。

 

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