麗澤ジャーナル HOME / 麗澤について  / 2015大学祭特別企画! 中山学長、ちっちゃいおっさんと対談

麗澤について

2015大学祭特別企画! 中山学長、ちっちゃいおっさんと対談

麗澤に
ついて

About REITAKU

2015大学祭特別企画! 中山学長、ちっちゃいおっさんと対談
ちっちゃいおっさん
日本を元気にする?ハイテンションご当地キャラの「ちっちゃいおっさん」は兵庫県尼崎市の非公式キャラクターです。
「笑う門には福来たる♪」

と、チビッコ達の明るい未来のために「大切な何か=道徳(感謝の気持ち、あいさつ、思いやり)、ユーモア等」を伝えるべく、いつもほろ酔い笑顔で奮闘中です♪

そう、ちっちゃいおっさんは今やあまり大人がチビッコ達に言えなくなってしまった「あいさつせんかい!ごちそうさま言わんかい!電車の中で化粧したらあかん!おじいちゃんを大事にしなさい!・・・」(ちっちゃいこと)をちゃんと言えるおっきいおっさんだったのです。

中山学長のプロフィールはこちら

公開日: 2015年12月07日

ちっちゃいおっさん(以下、お):中山学長。初めまして、今日インタビューさせてもらいます。ちっちゃいおっさんですー!
ワシは体が小さいのではなくて、実は日本の道徳を子供らに教えるため、ちっちゃいことからなんでも伝えていくために生まれたんです。今日は楽しみにしてまいりました。よろしくお願いします。

 

中山理学長(以下、中山):麗澤大学の中山理です。よろしくお願いします。

 

お:まず学長さん、12月にベトナムに行かれると聞きましたけど?

 

中山:はい。ベトナムのホーチミン市国家大学に今度「道徳研究センター」ができることになりまして行くことになりました。これまでにこの大学とは道徳の講演会をしたり、国際学会を共催したり、ベトナムの大学生用に『現代における道徳と経済』という教材と出版したりして交流を深めてきました。

 

お:ベトナムに日本の道徳ですか!またなんでですか?

 

中山:これからベトナムの発展とともに道徳を勉強したいという方がたくさんいらっしゃるからです。日本では大学で開学以来、専門必須科目で道徳を教えているのは麗澤大学しかありません。

 

お:ベトナムの方が道徳を教わりたいのですか?経済学ではなくて?

 

中山:日本が敗戦後に世界の最貧国となって50年は立ち直れないと言われていたのに、実際は10年で立ち上がりました。それを支えていたのが日本の道徳的な精神だと考えています。

 

お:ほー、日本の道徳!

 

中山:そうなのですよ!日本には200年以上続く長寿企業の数が世界でだんとつの一番。2位ドイツ、3位はフランスなのですが。その大部分が中小企業です。『下町ロケット』のような頑張っている中小企業ですね。なぜ続いたのか?そこに技術力だけでなく、日本独特の考え方や道徳があったからです。利益だけを追求するとこうは続かなかったと思いますよ。

 

お:嬉しいですねー。中小企業によって成り立つ日本!間違ったことを一人でもしたらアカンという日本人の熱い心を感じますね。利己主義・拝金主義やったら続かへん。

 

中山:拝金主義はだめですねー。

 

お:ワシも小さいころに父親と風呂入りまして、ぬるい風呂に熱い湯をつぎたして、寒いもんやから熱い湯を自分のほうにかき集めようとしたら「手を動かせば動かすほど、冷めた湯が自分の周りに集まるもんやで!」と父親にそこで二宮尊徳の“湯船の教え”を説教されたもんです。「奪うに益なく譲るに益あり」ギブ&テイクのギブをしろということなんですけど。日本の道徳のかけらを子供のころに教えてもらったもんです。ギブアンドテイクのテイクばかりだとうまくいきませんねー。

 

中山:いい!いいですねー!私もアメリカの講演で先日ギブ&テイクはよくない。与えてさらに与える「ギブ&ギブ」がいいのだ、と話してきたばかりです。

 

お:与え続けてくことが大切ですね。見返りを求めたらいけないんですよね。そのスタンスで生きたら自然とかえってくるもんじゃないんかなぁ。

 

中山:そういうこと!これが理解できることも日本人の道徳力ですからね。

 

お:ワシも今年はロサンゼルス、サンフランシスコへ行かせてもろて。現地で日本から留学している若い日本人に会いましたけど留学生が自立していて、自分の文化も説明できて、自分の伝統文化に意義を感じている素晴らしい若い人が多くてびっくりしました。

 

中山:アメリカですか。僕も、先日、シアトルとセントルイスに行きましたけど、日本と比べると道路や町に落ちているごみの量は多いですね。あー日本はどこへ行ってもキレイだなと思いました。こうした小さなことですが、海外に行くと日本の良さに改めて気づくことがあります。己を知ることのきっかけになります。

 

お:ほんまに、海外行くと日本人としての自分を見つめなおすきっかけになりますね。

 

中山:日本人は得てして相手に合わすことだけが人間関係だと思われやすい。外国は意見が違うことを前提として人間関係が成り立っているところがあります。異論を持つ人の考え方を知る。違っても相手の意見も尊重する。付和雷同といって、うわべだけ相手に合わせてよしとするのではなく、自分のしっかりしたアイデンティティーを持つ。日本人としての自信をつけていく。そして道徳の基本となる「他者とのより良き関係性を考える」きっかけをたくさんもつ。

 

お:道徳をすると信頼関係が深まりますね。信頼が深まると気持ちのいいもんです。

 

中山:そうです!信頼関係が深まると心だけでなく頭脳も成長します。セントルイスのリンドバーグ高校というところを視察してきたのですが、そこは道徳教育を“キャラクター・エデュケーション=人格教育”と位置付けています。生徒同士、先生と生徒、学校と地域が信頼で結ばれていると、生徒の成績も伸びるということを実証した高校なのですよ。麗澤大学も1年生からこの人格教育を大切にしています。卒業時には皆さん、入学時よりはるかに強く柔らかな心をもって飛び立っていきます。

 

お:国境を越えた人間同士のやりとり。グローバルと道徳の関係が少し見えました。やっぱり外国へいったほうがいいですね!

 

中山:いいと思いますよ!

 

お:ところで学長さん。世間ですと、道徳ってついつい小学校のもの?中学校のもの?と思われますけど?なぜ大学で道徳ですか?

 

中山:道徳というのは「他者とのよりよき関係性」と捉えられますね。この関係性というのは年齢ごとに組変わっていくんですよ。幼い子供の頃は家族だけの関係から、小学校にあがって友達が加わり、彼氏や彼女が加わり、社会、それから世界へと広がっていく。そうだとすると、道徳も年齢や環境とともに変わっていくべきで、一生行うべきものなのです。小学生には小学生の道徳があり、大学生には大学生の道徳があるはずです。

 

お:道徳は年齢とともに学ぶ内容が変わっていくんですね。嫁とのよりよき関係性はワシのテーマやなぁ(笑)

 

お&中山:あはははは。笑

 

中山:それは私のテーマでもあります。笑

 

お:今の社会はどうですか?

 

中山:特にいまは経済的なサクセス(成功)=ハピネス(幸福)と思っている人々が多くなりました。モノにとらわれて心を忘れてしまいますよね。自分に本当に足りないものを気づかせてくれて、心を守ってくれるもの。こころづかい。それもまた道徳なんです。

 

お:麗澤大学ではそういうことを教育する力がおありなんですねー!

 

中山:教育とおっしゃったけど、私たち教員も道徳を教えているというよりは、ともに学んでいる存在です。人生の真理の前には教師も学生もありません。ともに自分の品性を高めるため、切磋琢磨してゆきたいですね。

 

お:そうなると、道徳は一生学んでほしい学問ですね。ワシもここきて勉強させてもらいたいわー

 

中山:ちっちゃいおっさんなら大歓迎です。笑 私こそ、ちっちゃいおっさんから学びたいですね。

 

お:あはははは。とにかくようしゃべってますけどねー。

 

中山:でも、その対話が大事なんですよー!対話は、お互いが分かりあえる第一歩です。だって一人で道徳はできませんから!

 

お:道徳いうとなんか決まり事?とか、なんか思想めいていると思っている人いますけど、対話なんですね。話すことが大事。これからもどんどん、しゃべっていきますよー。今日はありがとうございました!おおきに!

 

中山:ちっちゃいおっさんは、小さいお子さんからおじいさんおばあさんまで幅広く大人気ですので、これからも沢山の人と道徳の対話をしてくださいね。また麗澤大学にもいらしてください。

麗澤についてページトップへ戻る

ABOUT REITAKU 麗澤について
毎日が国際交流 REITAKU PROFESSORS 君の個性を伸ばすプロがいます。
資料請求はこちらから