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外国語学科 中国語専攻

中国語を学び、異文化との科学反応を感じる!①

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外国語学科 中国語専攻
中国語を学び、異文化との科学反応を感じる!①
三潴 正道
外国語学科 特任教授
麗澤大学外国語学部中国語学科を卒業後、東京外国語大学にて修士を取得。専門は中国語学,日中異文化コミュニケーション、現代中国事情。

現在は「ミツマのドボン、ミツマのカルタ、ミツマのレベル」で知られる、中国語の論説体※1を教える教授です。この人気の授業は2年次に履修できますが、実は3年次、4年次になっても単位に関係なく履修する学生が多いので有名です。
※1 中国語特有の「口語」と「文語」が重なり合う部分

 

公開日: 2016年02月15日

中国語論説体とは

80年代はじめに、青年派遣団の通訳として中国へ行きました。団長の演説原稿を任され、ハタ、と書ききれないことに気づきました。演説は権威のある言葉で話されるべきで、それは普段の話し言葉では書けなかったのです。日本での中国語教育に「書き言葉が抜けている・・」と気づいた瞬間でした。

中国も識字率※2を高めるため、1911年以来の『白話運動』という運動により、なんとか話し言葉(口語)と書き言葉(文語)を近づけようとしていました。しかし、依然と書き言葉は存在していて、大事なところで現れるのです。そのことに気づいた私は、口語と文語が重なり合う部分を「論説体」と名付け、その研究を深めました。当時は「ナンセンス」だと周囲には言われていましたが、次第にニーズが増えてきてその専門としていろんなところから声がかかるようになりました。

※2 文字の読み書きが出来、理解できる能力を持った人数の割合

論説体を読めるとできること、読めないとできないこと

いまの時代は、インターネット。インターネットの発達とともに、「書き言葉の要素」=「論説体の理解」が必要とされる機会が益々増えてきたのです。新聞、論文、法律文書、契約書、などはすべて論説体の理解があって初めて全文を正しく、ニュアンスまで理解できます。論説体を学習していないということは、新聞や論文を正しく理解できない。法律文書が読めない。契約書が読めない。

仕事に必要な文書が言葉のニュアンスまで正しく読めない。何となく理解している状態になり、大事なところを翻訳や通訳にお願いしなければならない、ということになってしまいます。

 

実際、政府系機関、世界を股にかける大手グローバル企業の人材でも、しっかり言葉のニュアンスを理解して読める人はあまりいないのが現状です。主導権をとりにいくときに他人の翻訳や通訳をあてにするというのは、どうなのでしょう?

私自身、皆さんがよく知るような有名企業や政府系機関などから、数え切れないくらい講演依頼があるのは、論説体を専門に教えている教授が日本にほとんどいないからだと考えています。会話や口語の練習だけでは、タイムリーに中国や中華圏で何が起きていて、彼らが何を感じているかを知ることはできません。論説体を勉強することは、言葉を超えて彼らの感情や雰囲気までも理解することに繋がり、それが異文化を理解するきっかけにもなります。相手を知ってこそ、外交やビジネスもうまくいくものです。

 
その②へ続く

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