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経済学科 経済専攻

誠実な心で真正面からぶつかっていく

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経済学科 経済専攻
誠実な心で真正面からぶつかっていく
藤田 承紀
国際経済学部 国際経済学科(現在の経済学部 経済学科)卒業
現在は菜園料理家。
ダンサーとして、舞台、CM、インストラクター、振り付け師として活動する中、趣味であった料理が評判を呼ぶ。2009年イタリアに渡り、トスカーナの離れ島ポルトエルコレの二つ星レストラン『IL PELLICANO』で新しいイタリア料理を、ローマの老舗『AL CEPPO』でトラディショナルなイタリア料理を学ぶ。イタリア中のワイナリーや町を周り、各地方の料理、ワインだけでなく、建築物や文化にも注目。『食卓に笑顔を』をテーマに、一手間加えて、安心でおいしいプロの料理のコツをお伝えします。いつもより少しだけ、手間と時間をかけて、特別な日や大切な人との食卓に華を添えましょう。現在、千葉の畑で自然農法、有機農法による野菜作りを実践し、直売所、レストランに出荷中。2014年8月、レシピ本出版。

公開日: 2015年12月30日

高校時代の僕は……、遊んでばかりでしたね(笑)。だから、大学選びも最初は見当が付かなかった。すると、父が「大学は先生で選んだ方が良い」と、麗澤大学の堀出教授に会わせてくれました。気さくで、懐の深い堀出教授の人間性に惹かれた僕は、一気に勉強モードへスイッチ。必死に勉強し、無事、麗澤に合格できました。

受験で勉強の楽しさを知った僕は、大学では一転、授業が好きな学生に。堀出教授の教えで印象的だったのは、「大学は勉強するところではなく、勉強する方法を勉強するところだ」という言葉。例えば調べ物をするとき、自分ならどうやってアプローチをするか。その方法を身につけることが重要だと。英語もただの暗記ではなく、体感的に学べて“使える英語”が身につきましたね。

勉強以外にも、麗澤で人生が変わる出会いがありました。ダンスです。ダンスサークルに入って、僕は人生で初めて夢中になれるものを見つけた。3年次はサークル長にもなり、仕事として子供達のレッスンを受け持つまでに成長。このままプロとして生きていくか、決断に揺れていました。そんなある日、堀出教授に「ダンスを仕事にできたら一番いいんですけどね」と軽く言ったことがあったんです。すると、堀出教授は「好きなことを仕事にした方が、最終的には人生に満足する」と仰ってくれた。僕の中に覚悟が生まれました。

僕の就職活動はダンサーとしての自分を売り込むこと。以降、様々な企業を訪問し、遂には大手レコード会社のダンスレッスンを受け持つことに。国内最大級の会場でのショーの振付けや、ステージ出演、PVやCM出演をするまでに成長しました。卒業後の3年間は順風満帆。そんな矢先に、僕は膝の半月板を割る大怪我をしてしまいます。

もう踊れない。放心状態です。ダンスができない喪失感を抱え、僕はあてもなくイタリアに旅をしました。しかし、そこで僕は第二の転機を迎えます。イタリアの食文化です。イタリア人はとにかく食事に対する意識が高い。当時、半月板の治療をしてくれていた医師から「正しい食事も治療のひとつ」と言われていた僕は、イタリア料理を勉強してみようと心に決めました。

僕は、興味を持ったらすぐに飛び込む性格です。帰国後、僕は料理研究家のアシスタントになり、イタリア料理の研究に没頭。そして、運命はさらに加速します。幸運にも有名料理雑誌のコンテスト企画で優勝したんです。「自分は料理に向いている」、そう感じた僕は、遂にイタリアへ料理留学。現地の一流店で修業を積みます。修業は厳しかったですよ! 料理経験も浅く、イタリア語も話せないから、何度もバカにもされる。そして、働き詰め。しかし、僕はイタリア語の辞書を常に持ち、分からない言葉は、すぐに意味を尋ねていった。すると、真正面からぶつかっていく姿勢が認められて、次第に周囲のシェフとも仲良くなれました。国際交流で大切なのは真摯に向き合う姿勢。「自分は何者か」という事を明確に発信していけば、どんな国の人とも仲良くなれると実感しました。

帰国後は添加物などを使わない料理を研究するために、食材を一から学ぼうと思い立ち、自然農法の農業を開始します。僕はいつだって、“習うより慣れろ”のタイプなんです(笑)。畑は、約300坪。そこに130品種の野菜を無農薬、有機農法で育て、1年後にはそれらを販売できるようになりました。ここで僕は今の職業である“菜園料理家”として独立を果たしたんです。

菜園料理家”になってからは雑誌やテレビの仕事を頂き、料理教室の開催もするように。さらには、野菜チップスの料理本の出版まで実現しました。都内の大型書店さんに、僕の本が平積みで置かれているのを見た時は、嬉しかったですね。僕の料理家としての使命は、「体にいい食材を、家庭で簡単に美味しく料理する方法」を広める事。本の出版は念願のひとつでした。また現在は、アメリカ大使館の敷地内で無農薬オーガニックの畑も管理しています。大使館内に農作業スタイルで入る僕、なんかシュールですよね(笑)。

今は料理家になって3年目。これからも一層、料理と農業の研究を追求し、人や環境に良い食事文化を広めていくつもりです。僕は学生時代から、これまで、様々な出会いをしてきました。そこで気付いたことは、誠実な心がいかに仕事にとって大切かということ。「また、あの人に会いたい」、そう思われる人にならないと仕事の質は向上していきません。今、振り返ると、麗澤大学の教育の柱でもある「モラロジー」(知徳一体)が、いかに大切であったか実感ができています。

皆さんの中には、まだ将来の夢が決まってない方もいるでしょう。僕も高校時代はそうでした。しかし、麗澤は何か好きなことを見つけた時、それに打ち込める力や情熱を身につけてくれる大学です。一度、飛び込んでみてください!

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