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外国語学科 国際交流・国際協力専攻

覚悟があるなら挑戦してみろ!

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外国語学科 国際交流・国際協力専攻
覚悟があるなら挑戦してみろ!
成瀬 猛
外国語学科 教授
法政大学工学部土木工学科で工学士課程を取得後、民間建設会社で勤める。
その後、青年海外協力隊やJICAでの経験を経て、57歳にして麗澤大学で教鞭をとる。趣味は、魚釣りやテニス、サッカーと多趣味。最近、小型船舶操縦1級免許も取得している。
2013年11月には、麗澤出版会から単著である「マイウェイ国際協力」の出版もしている。

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公開日: 2015年11月11日

その挑戦は、運命だったのかもしれない。

大学時代、サッカー部でキャプテンをしていたこともあり、リーダーシップを発揮するのが非常に好きな学生でした。
当時の私は、若気の至りというか、思い上がっていて何でもできると思っていましたね(笑)
大学の専攻は工学部土木でしたので、映画「黒部の太陽」(主演:石原裕次郎)に憧れて将来に残る大きなストラクチャーをつくりたいという夢があって、土木屋を志していました。
そんなある日、電車の中で目に留まったのが青年海外協力隊募集の吊り広告でした。
日本には裕福な生活があり、自分の周りには友人もいる。辛くなれば、すぐに逃げ出せる。
そんな環境にいる自分は、思い上がっているだけで本当は何もできないのではないかと思ったのです。どうせなら、厳しい環境下で本当の自分の実力を測ってみたい!死んでも仕方ないかな(笑)そう思い、青年海外協力隊に応募したのです。

面接試験の日、面接官から「キミは、合格したら何処でも行くのか?」と質問されました。
他の受験者が「はい、何処でも行きます」と答えた中で、私だけは「NO」と答えましたよ!
そして後日、私のもとに合格通知が届きました。きっと、「こいつには信念がある・・・」と評価してくれたのだと思います。
行き先は、派遣希望国のエチオピアではなくシリアだったのですけどね!でも、本当のことを言えば、何処でもよかったんですよ(笑)

青年海外協力隊は全てが未知の経験でした。

シリアといえば、今は知らない人はいませんが、当時の日本では殆ど知られていない国でした。シリアに行くと決まった時、慌てて地図を広げ中東にある国だと初めて知りました。
今年50周年を迎える青年海外協力隊ですが、その当時は青年海外協力隊事業そのものが余り知られておらず、「それは何だ?」と親からも相当心配されたのを覚えています。
そんな周りからの反対を押し切りシリアに向かった私に待っていた任務は、ユーフラテス川の水を汲み上げて、関東平野以上ある広い土地で農業を可能にするという壮大な灌漑事業プロジェクトでした。
着任当初は自分が何者かを知ってもらうことから始めざるを得ず、現地の人たちの対応は、必ずしも良いものじゃなかったです。

やはり一番の壁は言葉でした。自分自身のことや、自分が持っている技術に関してしっかり伝えられないもどかしさがありましたね。
そのため、時間さえあれば必死でアラビア語の勉強をして1年も経つとアラビア語でレポートが書けるまでになりました。コミュニケーションがとれる様になると、自然に現地の人たちとの関係も良くなっていき、仕事の上でも頼られるようになりました。まぁ、2年間の任期の最大の収穫を挙げれば、シリアで“知り合った”、当時、看護婦隊員だった今の奥さんですかね(笑)

全ての経験を社会へ還元するという役目

いま振り返ると、私の人生の1/3は海外で過ごした時間でした。
青年海外協力隊の活動後、民間建設会社に入りバグダット駐在中にイラン・イラク戦争を経験したこと、JICAの専門家としてエジプトで稲作機械化プロジェクトに従事したこと、JICAの正職員として、バングラディッシュ、ケニア、パレスチナで長期駐在経験をしたこと、多くの発展途上国に調査団を率いて出張したこと、言葉では語り尽くせない程多くの体験をしました。

いま、麗澤大学の教員となった私の役目は、この数々の経験を教育の場で次世代の若者へ
還元し、日本の国際化を担う人材を一人でも育成することだと思っています。
麗澤の学生達には、縁あって教える側になっている私から知識や国際感覚に留まらず、グローバル人材として具備すべきものを全部吸収してしまうくらいの姿勢でぶつかってきてほしいですね!そして、自分の未来について本気で考え、信じた道に進んでもらいたい。
その中で私にできることがあるなら何でも応えてあげたいです。
本気で私から学びたい人、世界に挑戦する覚悟がある人を待っています。


※JICA:日本の政府開発援助を一元的に行う実施機関。


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