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教育・研究
2011.05.09

2011年度 中国山海関地域をめぐる歴史社会研究

プロジェクト内容

中国の山海関は、中国本土(華北)と東北地方(旧満州)の境にある。万里の長城が渤海湾に達する地点にあり、古代から中国と周辺異民族世界とを分かつ関門であり、山地が海に迫っている同地は同時に交通の要衡でもあった。現在では中華人民共和国の領域が東北地方に及んだ結果、国境の関所としての山海関の性格は失われたが、同地域(山海関と秦皇島)は瀋陽と北京を結ぶ幹線ルートとしての重要性を失ってはいない。平成21年度では山海関の出現、周辺諸民族との関係、山海関の果たした機能、清代における変化、山海関が有する文化的イメージ、近代において果たした役割の検討が行われ、平成22年度には近代日本が満州に影響を持ったことによって新たに生じた山海関の機能、山海関が現在の中国で有するイメージ、満州語における山海関という語の分析による山海関地域の位置づけが論じられた。研究の最後の年となる平成23年度は、本研究のまとめを最大の目標とする。

プロジェクトメンバー

◎櫻井 良樹 外国語学部・教授
 松田 徹  外国語学部・教授
 堤 和彦  外国語学部・准教授
 汪 義翔  東京理科大学・専任講師
       比較文明文化研究センター・客員研究員
       外国語学部・非常勤講師