田舎でも都会でもない丁度良さ
- 英語・英米文化専攻3年 竹内 茉莉亜
- 2017/05/08
こんにちは、セントマーチンズ大学に留学しています竹内茉莉亜です。こちらには2月から春学期として継続して授業を受けているので、正直未だ3年生になった実感がなく現地レポートを毎月書くたびに月日が経つのは早いなとしみじみ感じています。
5月になり、早くも退寮の手続きをしたり、残りの授業日数も数えられるほどになりました。同時に卒業や帰国のため、国境を越えようやく打ち解け仲良くなったほとんどの友達とお別れすることになります。もしかしたらこの先一生会えない子もいるかもしれないと思うと寂しいですが、限られた残りの時間を大切に過ごし、更に濃い思い出を作っていきたいと思います。この一ヶ月は少々テストやプレゼンテーションなどで忙しかったのですが、休日にはインターナショナルクラブでキャンプに行ったり、ESLの先生を含めてみんなで授業後にお昼ご飯を食べに行ったり、カナダのバンクーバーやMt. Rainierと呼ばれるワシントン州で一番高い山(約4392m)に車で連れて行ってもらい、十分と言えるほどの良いリフレッシュが出来ました。他にも日本語の授業を履修している外国人に浴衣の着付けをしたり、ドラゴンボートやイースターパーティーなど様々なイベントがあり全て説明したいところですが書ききれないので絞って説明させていただきます。
セントマーチンズ大学があるワシントン州とカナダは隣り合っているので車で行くことが可能です。実際にこちらで出会ったアメリカ人に車で連れて行ってもらったのですが、国境部分は日本でいう高速道路の料金支払い所のような感覚でパスポートや必要な書類を渡して特に問題がなければ車から降りる必要もなくそのままカナダに入国できます。飛行機以外で国境を越えるということは私にとって人生初めてだったのでとても貴重な経験ができました。夕食はみんなで作ったり、Capilano bridgeや桜フェスティバル、Steam clock、UBCなど2日間だけでしたが有名な観光地も回れ、いつか行ってみたいと思っていたカナダ旅行が思いの外早くも叶い嬉しかったです。何より日本人は私だけだったので英語を使う環境というのも大きかったです。つい最近ではSeattle Marinersの試合を見に行ってきました。野球の試合を観戦しに行くのは初めてで、最初はルールもほとんど知識がなかったのですが教えてもらい、更にちょうどこの日は優勝し会場全体が盛り上がりプロ野球の雰囲気も味わえたのでとても楽しめました。
セントマーチンズ大学が位置しているレイシー市は森や湖があり自然に溢れていますが、かといって田舎すぎず都会すぎずでレストランやスーパーまで歩いて5分や10分程、シアトルまでも車やバスで1時間かからず5ドル程度で行けてしまいます。ですから勉強したい時は周りに誘惑がないので集中できますし、気分転換などで遊びに行きたい時には気軽に行ける丁度良さが私は好きです。
写真1:アメリカからカナダへ入国する国境
写真2:VancouverのCapilano bridge
写真3:日本語クラスでの浴衣の着付け
写真4:シアトルマリナーズ野球観戦
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